日本カー・オブ・ザ・イヤー2020-2021が決定! 選考委員はどのクルマを評価した!? スバル レヴォーグ編

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第41回目となる日本カー・オブ・ザ・イヤー2020-2021が、2020年12月7日(月)に発表された。2019年11月1日から2020年10月31日までに日本国内で発表された全45台の乗用車の中からイヤーカーとして選ばれたのはスバルのレヴォーグだった。自動車評論家、ジャーナリスト、有識者からなる60名の選考委員の最終選考によって決まったレヴォーグ。選考委員はどのような理由で投票に臨んだのか、直接聞いてみた!

これが最終結果! 日本カー・オブ・ザ・イヤーの詳細な配点表はこちらをチェック[画像38枚]

目次[開く][閉じる]
  1. そもそも日本カー・オブ・ザ・イヤーはどうやって決まるの!?
  2. 今年の1台! レヴォーグに投じた選考委員のコメントを紹介
  3. プライベートで購入したクルマとは異なる投票をした理由とは

そもそも日本カー・オブ・ザ・イヤーはどうやって決まるの!?

日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)は、日本を代表するクルマの賞典。その歴史は古く創設は1980(昭和55)年で、今回が第41回目となる。

賞典選考の流れについてもおさらいしてみると、まず第一次(ノミネート)選考では、ノミネート車の中から、最終選考に値すると判断した10台を60名の選考委員が投票。上位10台がCOTY最終選考の候補車10ベストカーとなる。そして第二次(最終)選考で、各選考委員が25点の持ち点を10ベストカーのうち5台に配点。その中でも最高評価の1台には10点を与え投票する。こうして決まるのが日本カー・オブ・ザ・イヤー(本賞)となる。

▼日本カー・オブ・ザ・イヤーってどうやって決まる!? 詳しくはこちらもチェック▼

今年の1台! レヴォーグに投じた選考委員のコメントを紹介

例年とは異なり、オンラインでの開催となった12月7日の最終選考会。いつものように、会場に集まる選考委員の方々への直撃インタビューがかなわなかった。そのため今回は、投票直前の11月25日に行われた10ベストカーの最終試乗会会場などに訪れていた選考委員へお話を伺い、投票理由などをまとめてみた。

モータージャーナリストの飯田裕子さんや、近年はユーチューバーとしても大活躍する河口まなぶさんはそれぞれスバル レヴォーグに10点を投じた。10台の中からレヴォーグを選んだ理由について伺ってみた。

飯田裕子さんのコメント

「10点を配点したスバル レヴォーグは、多彩な魅力の要素が10ベストカーの中で最も強く、またバランスよく感じられたモデルでした。

例えば、視界の良さが魅力でもあるスバル車として、扱いやすいという“性能”を新しい“カタチ(デザインとパッケージング)”で表現していたり、走行性能にさらに磨きをかけつつ、快適性も向上させています。新たなインフォテインメントシステムも、凝り過ぎず使いやすいのも良かったです。

運転支援技術はアイサイトXに注目が集まりますが、標準装備の新世代アイサイトそのものも進化しています。

今年登場したモデルはどれが一番でもおかしくない。そんななかで日常から長距離移動まで、オールシーズン、このクルマと過ごす時間の質とワクワク感に期待をしたいモデルとして最高点を投じました。」

河口まなぶさんのコメント

「レヴォーグに10点を入れた理由は、高度運転支援システムのアイサイトXを低価格でユーザーに提供する志の高さと、安心・安全を有言実行しているところを評価しました。アイサイトXはナビゲーションシステムなどとセットで35万円(税抜)です。この35万円というのは運転支援としては高めにも感じますが、仮にナビだけを選んでも20~30万円の間。そう考えるとアイサイトXは、実質的にはひと桁万円で装備できるシステムで、結果世界的にみても最高峰の部類に入る運転支援を優れたコストパフォーマンスでユーザーに提供した、といえるわけです。

今年は個性が光るクルマが多かったのですが、その中でもレヴォーグは安心・安全を重んじるスバルという個性を、より多くの人に提供できるクルマに仕上げられていたことが高く評価された理由と思えます。

このほか、今回10ベストカーに電動化車両が多くノミネートされたことは印象的でした。ピュアEVの輸入車が2台もあったのは驚きだし、時代の変化を感じました。」

プライベートで購入したクルマとは異なる投票をした理由とは

自動車ライターの工藤貴宏さんも同様にレヴォーグを選出している。また、ご自身ではプライベートカーになんとトヨタのGRヤリスを購入したばかりの山本シンヤさんも、日本カー・オブ・ザ・イヤーではレヴォーグに最高票を投じた。レヴォーグの決め手となった点はどこにあるのだろうか。おふたりのコメントをご紹介しよう。

山本シンヤさんのコメント

「私が10点を入れたのはレヴォーグです。悩んだのはヤリスシリーズでした。どちらも次世代に向けたクルマで、クルマとしての仕上がりの良さなど甲乙つけがたくかなり悩みましたが、新型レヴォーグはあれだけ良かった先代モデルが色褪せてみえるほどの進化を感じました。

ただ、直感的に欲しくなる魅力はトヨタのGRヤリスに軍配…だから買いました!」

工藤貴宏さんのコメント

「私はレヴォーグに10点を入れました。ここまでの先進安全と運転補助デバイスを300万円台~の価格帯で盛り込んで来たこと。特にハンズオフ機能が自然なセッティングで良かったです。またドライバビリティがよかったこと。特にハンドリングは高評価です。

そして、日本ファーストの車作りにも感銘を受けました。多くても5万人/年の日本の人に向けてクルマを造って来たことを高く評価しました。」

第二回は惜しくも次点となったホンダ フィットに10点を投じた方にインタビュー!

激戦だった日本カー・オブ・ザ・イヤー2020-2021、次回は次点となったホンダ フィットに10点を投じた選考委員のコメントに加え、ブランド初受賞となるインポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したプジョー 208/e-208を評価した選考委員の声などをご紹介する。

[インタビューまとめ:トクダトオル(MOTA編集部)]

第41回 日本カー・オブ・ザ・イヤー2020-2021 各賞 受賞車

■日本カー・オブ・ザ・イヤー:スバル レヴォーグ

■インポート・カー・オブ・ザ・イヤー:プジョー 208/e-208

■デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー:マツダ MX-30

■テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー:アウディ e-tron Sportback

■パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー:アルピナ BMW ALPINA B3

■K CAR オブ・ザ・イヤー:ニッサン ルークス/ミツビシ eKクロス スペース/eKスペース

スバル/レヴォーグ
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新車価格:
310.2万円576.4万円
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79.8万円690.4万円

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トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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