日産・ニスモ、モータースポーツキャンペーンをスタート

5月23日にモータースポーツ活動に関する発表

日産は、今夏にかけて行われるレースやイベントで、「#eatsleepRACErepeat」キャンペーンを展開していくことを発表した。日産・ニスモは、毎週日曜日に世界のどこかでレースに臨んでいるが、今後6週間は、いつも以上に緊張感が高まる時期となる。

ニスモのグローバルヘッドオブブランド、マーケティング＆セールス、ダレン・コックス氏は、「ファンのみなさんには、『#eatsleepRACErepeat』を通じて、私たちと共にこの緊張感を味わっていただきたいのです。あなたのレースへの情熱はどんなもので刺激されるのか、私たちに教えてください。ツイッターやフェイスブックなどを通じ、『#eatsleepRACErepeat』のハッシュタグをつけて写真、ビデオ、意見を投稿してください。モータースポーツシーズンで最も盛り上がるこの季節に、あなたのレースへの情熱を拡散していきます」と述べている。

このキャンペーンは、英国、フランスのル・マン、米国、オーストラリア、ドイツのニュルブルクリンク、そして日本のオートポリスで展開する。

ニスモ宮谷正一社長は、「多くの人々が、“ニスモ”とはニッサン・モータースポーツを略しただけの名称だと思っていますが、実際は、私たちのレースへの思いのすべてを込めた言葉なのです。情熱、緊張感、競争、歓声、勝利、敗北、マシン、歴史-私たちはこれらのすべてを愛し、活動を続けてきたのです」 「このキャンペーンは、この夏にかけて私たちが挑むすべてのレーシングプログラムで行われます」「グローバルカンパニーである日産/ニスモが立ち上げる『#eatsleepRACErepeat』を通じて、世界中のファンが私たちと共にサーキットにいることができるのです」と述べた。

「#eatsleepRACErepeat」キャンペーンは、日本から参戦している千代勝正やゲーマーからレーサーへの転身を遂げたばかりのニスモアスリートの新人が、ブランパン耐久シリーズのシルバーストン戦に挑む今週末から始まる。彼らは2014年4月、モンツァで堂々のデビューを飾ったばかり。GTアカデミーでの優勝を決めてレーシングドライバーになるチャンスをつかんだ思い出のコースで、腕を試すこととなる。

5月最後の週末には、ル・マンの公式テストが行われ、そこには「NISSAN ZEOD RC （Zero Emissions On Demand Racing Car）」がコースに登場する。一方で、ZEOD RCをル・マン本選でドライブする本山哲、GTアカデミーの初代勝者であるルーカス・オルドネスらはオートポリスで行われるスーパーGTに参戦する。クリス・ホイ、アレックス・バンコムら英国GT勢は、シルバーストンでレースに臨む。ホイは初めて3時間の耐久レースに挑むことになる。

6月のル・マン24時間では、全体の4分の1以上のマシンが日産エンジンを搭載。ニスモが開発した「NISSAN VK45DE」V8エンジンはこの3年の間にLMP2クラス優勝を2回果たしている。ル・マンでは、「NISSAN ZEOD RC」も実戦デビューを飾る。日産が送り出すこの革新的なレースカーは、ル・マンのコース一周を電力だけで走り切る初めてのマシンとなる。

その次の大きなレースはドイツのニュルブルクリンク24時間。ヨーロッパや日本などから集結するドライバーやエンジニアが、全力で難コースでの24時間耐久レース挑む。GTアカデミー出身のヤン・マーデンボローはGP3に参戦し、さらに英国GTとブランパン耐久シリーズにも日産系ドライバーが参戦する。オーストラリアのダーウィンでは日産が「アルティマ」で参戦するV8スーパーカーズ、そして、イギリスでは伝統あるグッドウッド・フェスティバルオブスピードも控えている。

このキャンペーンを記念して、日産は人気のダンス曲をリミックスした。5月23日、日産がロンドンで行う、今後のモータースポーツ活動に関する発表会において、この曲を公開する。

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