日産、2015年型「370Z NISMO」を世界初公開

『ZDAYZ』イベントでワールドデビュー

日産 2015年型「370Z NISMO」/フロントエクステリア

日産は、16日、米国ノースカロライナにて開催された、日産、ダットサン、NISMOのオーナーと愛好者の定例集会、「ZDAYZ」で新型「370Z NISMO」を発表した。2015年モデルとなる新型「370Z NISMO」は、エクステリア、インテリアの進化に加え、市場販売モデルに相応しい選択肢として6速マニュアルと7速オートマチックの2種類のトランスミションを用意した。また、パフォーマンス面でも改良を施したグレード「テック」も設定。

同車のボディカラーは、ソリッドレッド、マグネティックブラック、ブリリアントシルバー、パールホワイトの4色で、2014年7月より、全米で販売開始する予定。

日産のCPLO(チーフ・プランニング・オフィサー)のアンディー・パーマー氏は、「NISMOは、日産パフォーマンスの究極のモデルです。NISMOの熱烈なオーナーが集うこの場において、初めて、新しく印象的な2015年モデル「370Z NISMO」をお披露目することは、実に理にかなったことです。新型「370Z NISMO」は、先に発表された「日産GT-R NISMO」や「日産ジュークNISMO」と共に、走りを愛する皆様に、幅広く楽しんでいただけるモデルです。」と述べた。

エクステリアが一新 ~レッドのアクセントがNISMOを感じさせる~

日産 2015年型「370Z NISMO」/サイドエクステリア

2015年モデルの「370Z NISMO」でもっとも劇的な変化を遂げたのは一新されたエクステリアデザイン。GT-Rにインスパイアされた機能的でエアロダイナミクスの要素を融合させたボディは、アグレッシブで、より空力性能に優れたフォルムを実現し、同時に前後のダウンフォースを最適化するために、新たに再設計した。

キーとなる変更点としては、LEDハイパー・デイタイム・ランニングライトを組み込んだ深い造形のフロントバンパー、ブラック・ヘッドライトベゼル、そしてNISMOのエンブレムと、フロントのチンスポイラーから流れるNISMOのシンボルでもあるNISMOレッドのストライプアクセント。NISMOレッドのアクセントは、ブラックのサイドミラーを貫いて、新たな造形のサイドシルの下へと流れ、こちらも新たにデザインされたリアバンパー下まで続いている。特徴あるNISMOリアスポイラーは形状を変更、小型化した。

標準装備のレイズ製19インチのNISMO超軽量アルミ鍛造ホイールも、2015年モデルではツイン5本スポーク、チャコールグレーのマシンフィニッシュ(従来はシルバー)に変更。

インテリアには370Z NISMOのためにレカロと共同開発された新型シート

NISMOスタイルらしさを打ち出したインテリアで統一された室内には、アルカンターラのアクセントを配した新デザインの黒と赤のツートーンのRECARO製のレザーシートを採用。370Z NISMOのためにレカロと共同開発された新型シートは、急加速、ブレーキング、そしてコーナリング時に体にかかる圧力を均一化し、全方向でのホールド性能を強化した。

また、シートトリムやNISMOロゴのステッチ、アルカンターラのアクセントを配したレザーのステアリングホイールとNISMOレッドのタコメータなど、NISMOレッドがインテリアのポイントになっている。

また2015年の「370Z NISMO」テックグレードは、新たに7インチVGAタッチディスプレイのハードディスク・ベースの日産ナビゲーションシステム、リアビューモニター、Bose 製オーディオシステム、SiriusXMサテライト・ラジオ(SiriusXM利用費は別料金)、Bluetooth経由での音楽再生、自動調光のバックミラー、HomeLinkユニバーサル・トランスミッターを搭載している。

2種類のトランスミッションが選択可能に

日産 2015年型「370Z NISMO」

昨年モデルと同じく、2015年の「370Z NISM」Oは、可変式バルブ&リフト制御(VVEL)の、パワフルな350馬力3.7リッターDOHC V6エンジンを搭載する。H-コンフィグの排気システム設計や最適化されたマフラー・チューニング、エンジンの専用設定により基準車の370Zクーペよりも18馬力も強力なパワーを発揮する。

またZ NISMOモデルとしては初めて、2種類のトランスミッションが選択できるようになった。クロスレシオ6速のマニュアル・トランスミッションには、世界で初めて、ヒールートゥ感覚のレブマッチでのシフトダウンを可能にするシンクロレブコントロールを標準装備している。そして新たに加わった7速オートマチック・トランスミッションは、ダウンシフト・レブ・マッチング(DRM)、アダプティブ・シフトコントロール、パドルシフトによるマニュアルモードを備えている。

「370Z NISMO」は4輪独立サスペンションを改良、ニスモブランドのストラットタワーブレース、前後のパフォーマンスダンパーでロードノイズを最小限に抑え、最高レベルのハンドリングとパフォーマンスをもたらす。またニスモチューンのサスペンションには、専用スプリングとスタビライザーバーが装備。さらに大径の日産スポーツブレーキと、ビスカス式のLSDを、優れた加速性能を生み出すギア比が低く設定されたファイナルとともに、「370Z NISMO」に標準装備される。

CPLOのパーマー氏は、「一新された内外装、進化したハンドリング、新型ホイール、より多くのテクノロジーとトランスミッションの選択肢-『370Z NISMO』はさらに魅力を増しています。」と付け加えた。「ここZDAYZに集うファンの方々は、最高のモノだけを望まれます。それは、この新型『370Z NISMO』が叶えるはずです。」

ZDAYZについて

「ZDAYZ」は、Zカーのエンスージアストがアメリカ合衆国各地で開催する年1回の定例集会。毎年このイベントには何百台もの日産Z、GT-R、そして他の日産パフォーマンスカーのエンスージアストが北米全域から集う。今年のZDAYZは5月15日から19日までの間、ノースカロライナ州のフォンタナダムにあるフォンタナビレッジリゾートで開催された。大会はカーショー、エキゾーストサウンドオフ競技、5/10Kレース、グループディナー、そして複数グループによる山道でのドライブ等が行われた。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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