【試乗】マツダ 新型アクセラ 鹿児島ロング試乗レポート/飯田裕子(5/5)
- 筆者: 飯田 裕子
- カメラマン:和田清志
実は、新型アクセラディーゼルへ試乗する前に「乗り心地、ちょっと硬いですよ」と、とある方に耳打ちされていたのですが、実際には嫌な硬さではありませんでした。それに、エンジン音の静粛性の高さも好感を抱いたポイントです。
2.2リッター直噴ターボ(175ps/420N・m)エンジンは、アクセルを強く踏み込んでもドーンとトルクを発揮するというよりも、ジェントルにスピードが上昇していきます。
そしてトルクは(もちろん限度はありますが)途切れることなく続き、アクセルを緩めたところからさらに踏み込むような動作を繰り返しても、必要十分なトルクを瞬時に与えてくれるので扱いやすいのです。
重厚感ある新型アクセラのボディと扱いやすいディーゼルエンジン、そして専用チューンされた足回りとともに再び指宿スカイラインを走ると、やはり「楽しい!」
足の硬さはスポーティなタイヤとともによりタフなハンドリングを生み、荒れた舗装路でも手元やシートに伝わる感触に雑味はなくフラットにいなしてくれるのは、チューニングの出来が良いから。
質感の高いインテリアはクールで、大人が満足できるクオリティを保っているのは間違いありません。
ほどよくコンパクトでデザイン性も高い新型アクセラは、価格設定も含めて様々な視点からこだわりのクルマ選びができるモデルではないのでしょうか。
今回の鹿児島試乗の最後に、今が旬の鹿児島名産「デコポン」を探しに(笑)新型アクセラを走らせた際、「立ち寄る?」「スルーする?」というちょっとした判断の迷いにも、アクセラはフットワーク良く対応してくれました。
“AXELA”という車名は、「Accelerate(加速する)」「Accelerator(アクセル)」「Excellent(卓越した)」を語源とした造語です。2003年にかつての「ファミリア」から名称を「アクセラ」へ変更しています。それはまるで、3代目となる新型アクセラのために大きな決断をしたようにすら思えます。もちろん、当時のマツダの事情を考えたらおそらくそれはないでしょうが、「スカイアクティブ テクノロジー」を採用した新型アクセラになって、その名に通じるクルマが出来上がったと言うべきかもしれません。
これは決して、以前のモデルにケチをつけているわけではなく、新型アクセラがそれだけ完成度が高かったということです。ホントに、久しぶりにステアリングを握りながら“名は体を表す”ということわざの意味をしみじみと実感し、ZOOM-ZOOMなドライビングにニンマリするクルマへ出会うことが出来たのです。
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