【試乗】マツダ 新型アクセラ 鹿児島ロング試乗レポート/飯田裕子(5/5)

【試乗】マツダ 新型アクセラ 鹿児島ロング試乗レポート/飯田裕子
マツダ 新型アクセラディーゼル [グレード:XD] 指宿スカイラインでの試乗1 マツダ 新型アクセラディーゼル [グレード:XD] 指宿スカイラインでの試乗2 マツダ 新型アクセラディーゼル [グレード:XD] 指宿スカイラインでの試乗3 マツダ 新型アクセラディーゼル [グレード:XD] 指宿スカイラインでの試乗4 マツダ 新型アクセラディーゼル [グレード:XD] 指宿スカイラインでの試乗5 マツダ 新型アクセラディーゼル [グレード:XD] 指宿スカイラインでの試乗6 マツダ 新型アクセラディーゼル [グレード:XD] 指宿スカイラインでの試乗7 マツダ 新型アクセラディーゼルと飯田裕子さん/指宿スカイラインにて マツダ 新型アクセラディーゼル [グレード:XD]/指宿スカイラインにて マツダ 新型アクセラディーゼル [グレード:XD]/指宿スカイライン 須々原展望台 マツダ 新型アクセラディーゼル [グレード:XD]/指宿スカイライン 須々原展望台 画像ギャラリーはこちら

新型アクセラディーゼルに試乗 ~専用チューンにより、スポーティなハンドリングが「楽しい!」~

マツダ 新型アクセラディーゼル [グレード:XD]/指宿スカイライン 須々原展望台

最後は、ディーゼルモデルの「新型アクセラ XD」です。

ディーゼルモデルはハッチバックのみに採用されており、6ATと6MTがラインナップされていますが、今回は6ATでの試乗となりました。

新型アクセラディーゼルは、スポーティなハンドリングをかなり意識した専用チューンとなっています。

例えばダンパーも専用にチューニングされており、ガソリンモデルやハイブリッドモデルが低燃費タイヤを装着していたのに対して、新型アクセラディーゼルではダンロップのスポーティなタイヤが装着されています。

マツダ 新型アクセラディーゼル [グレード:XD] 指宿スカイラインでの試乗3マツダ 新型アクセラディーゼル [グレード:XD] 指宿スカイラインでの試乗4

実は、新型アクセラディーゼルへ試乗する前に「乗り心地、ちょっと硬いですよ」と、とある方に耳打ちされていたのですが、実際には嫌な硬さではありませんでした。それに、エンジン音の静粛性の高さも好感を抱いたポイントです。

2.2リッター直噴ターボ(175ps/420N・m)エンジンは、アクセルを強く踏み込んでもドーンとトルクを発揮するというよりも、ジェントルにスピードが上昇していきます。

そしてトルクは(もちろん限度はありますが)途切れることなく続き、アクセルを緩めたところからさらに踏み込むような動作を繰り返しても、必要十分なトルクを瞬時に与えてくれるので扱いやすいのです。

重厚感ある新型アクセラのボディと扱いやすいディーゼルエンジン、そして専用チューンされた足回りとともに再び指宿スカイラインを走ると、やはり「楽しい!」

足の硬さはスポーティなタイヤとともによりタフなハンドリングを生み、荒れた舗装路でも手元やシートに伝わる感触に雑味はなくフラットにいなしてくれるのは、チューニングの出来が良いから。

マツダ 新型アクセラディーゼル [グレード:XD]/ステアリング&メーター

そうそう、XDのステアリングに採用される革は、他のモデルと違ってより上質な革を使っているのだとか。私はどちらかというと手は乾燥系なのですが、しっとりと馴染むおかげでドライブフィールの質も高めてくれそうです。

足元のペダル配置にまでこだわってクルマづくりをしているマツダだからこそのドライビング・プレジャーは、理想的なドライビングポジションが重要となりますが、私のような体型でもサポート性の良さを感じられる新型アクセラのシートは高さ調節の幅も十分。小柄な女性でも、正確な運転操作が可能となっています。

マツダ 新型アクセラディーゼル [グレード:XD]/インパネマツダ 新型アクセラディーゼル [グレード:XD]/フロントシート

質感の高いインテリアはクールで、大人が満足できるクオリティを保っているのは間違いありません。

ほどよくコンパクトでデザイン性も高い新型アクセラは、価格設定も含めて様々な視点からこだわりのクルマ選びができるモデルではないのでしょうか。

今回の鹿児島試乗の最後に、今が旬の鹿児島名産「デコポン」を探しに(笑)新型アクセラを走らせた際、「立ち寄る?」「スルーする?」というちょっとした判断の迷いにも、アクセラはフットワーク良く対応してくれました。

“AXELA”という車名は、「Accelerate(加速する)」「Accelerator(アクセル)」「Excellent(卓越した)」を語源とした造語です。2003年にかつての「ファミリア」から名称を「アクセラ」へ変更しています。それはまるで、3代目となる新型アクセラのために大きな決断をしたようにすら思えます。もちろん、当時のマツダの事情を考えたらおそらくそれはないでしょうが、「スカイアクティブ テクノロジー」を採用した新型アクセラになって、その名に通じるクルマが出来上がったと言うべきかもしれません。

これは決して、以前のモデルにケチをつけているわけではなく、新型アクセラがそれだけ完成度が高かったということです。ホントに、久しぶりにステアリングを握りながら“名は体を表す”ということわざの意味をしみじみと実感し、ZOOM-ZOOMなドライビングにニンマリするクルマへ出会うことが出来たのです。

ユーザーの試乗レポートもチェックしてみよう!

マツダ 新型アクセラディーゼル [グレード:XD]/指宿スカイラインにて

カーソムリエ検定に合格した、知識や経験が豊富な一般ユーザー「カーソムリエ」たちによって書かれた試乗レポートも併せてチェック!

カーソムリエレポート:「マツダ アクセラ」の試乗レポート・評価

カーソムリエレポート:「マツダ アクセラスポーツ」の試乗レポート・評価

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飯田 裕子
筆者飯田 裕子

OL時代に始めたレース活動をきっかけに、クルマへの興味/関心を深め、フリーの自動車ジャーナリストに転身。自動車雑誌への執筆や自動車系TV番組出演などから、活動の場を広げ、現在では女性誌および一般誌、新聞、Web、ラジオ番組でのパーソナリティ、TV、トークショーと活躍の場は幅広い。ドライビングインストラクターとしてのキャリアも長く、自動車メーカーをはじめ、一般企業、保険会社、警視庁などが主催するスクールでの指導にも定評あり。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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