カーリースを利用するには、審査を申し込んで通過する必要があります。各種基準を満たせば基本的には審査を通過できますが、中には審査に中々通らず、カーリースを使えないといった人も存在します。カーリースの審査に落ちてしまった場合、適切に対処して再申し込みしないと、審査落ちを繰り返してしまう可能性があります。今回は、カーリスの審査に落ちてしまったときの対処法、次の審査に向けた事前準備などについて、情報をまとめていきます。
カーリースの審査はどんな流れで行われる?
カーリースの審査は下記の流れで行われます。
1, 希望車種・プランの決定
2, リース料の確認
3, 審査申し込み(ネット若しくは書類)
4, リース会社より審査結果の通知
まず初めに、リースする車種や年数やオプションなどのプラン内容を決めて、毎月のリース料を出します。リース料がわかったところで、実際に審査の申し込みを行います。審査はご自身のスマホを使ってのWebや店頭で申し込みとなります。審査結果がわかるまではおよそ1~4日ほどかかります。電話、もしくはメールで審査結果の報告を受けます。無事、審査に通過できたら、契約するかよく検討し心が決まったら契約に進みます。
カーリースの納車までの流れ
審査が完了した後、納車が行われるまで流れは下記の通りです。
1, 契約に必要な書類が自宅に届くorカーリース店舗で契約書類を受け取る
2, 契約書類を記入して、カーリース会社に送付、提出する
3, カーリース会社で自動車登録、輸送手配が行われる
4, 指定の車両保管場所へ輸送され、納車が完了する
*カーリース会社によっては、店舗へ直接車両を受け取りに行く場合もありますが、基本的には自動車保管場所への配送となります。
まず、審査が完了したら契約に必要な書類が自宅に送付される、もしくは店舗で書類を受け取ります。契約書類に必要事項を記入して、カーリース会社に送付、提出をします。カーリース会社が必要書類を受け取って、不備がなければ自動車登録、配送手配に進みます。あらかじめ、カーリース会社との間で納車日を決めておき、指定の日程になったら車両保管場所へ輸送され、納車が完了となります。
一般的に、カーリースの契約から納車までの必要期間は3週間から1ヵ月ほどとなっています。ただ、選択した車種が人気車種であったり、オプションが多いプランである場合は、さらに時間がかかることもあります。しかし、中古車のカーリースである場合は、新車のカーリースよりも必要期間が短くなることが多く、1週間~2週間ほどで契約から納車まで完了できることもあります。新車、中古のカーリースともに、即日で審査から納車まで完了させることは難しいので、カーリースを利用する際は日程に余裕をもって申し込みを行うようにしてください。
カーリースの審査に必要なものは?
カーリースの審査では、身分証明書や印鑑など各種必要なものがあります。「個人」「外国籍の個人」「法人」「保証人がいる場合」でそれぞれ必要なものが少々異なってきますので、不備がないよう準備が必要です。必要なものに不備があると、その分審査が遅れてしまい、カーリースの利用開始まで時間がかかってしまうこともあります。それでは、各ケースで何が必要になってくるのか確認していきましょう。
カーリースの契約に必要なもの(個人の場合)
個人がカーリースを契約する際に必要なものは下記の通りです。
・契約書
・運転免許証
・住民票
・印鑑証明書
・銀行印
・口座番号がわかるもの(キャッシュカード、通帳など)
・車庫証明
住民票は通常、発行されてから3ヵ月以内のものを提出します。カーリース会社によっては、1・2ヵ月以内に発行された住民票の提出が求められることもあるので、事前に確認しておきましょう。印鑑証明は、住民票以外の書類で、現住所を証明するものになります。すべてのカーリース会社で提出が求められる訳ではありませんが、念のために準備しておくと審査やその後の手続きをスムーズに進められます。
車庫証明は、「リースで借りた車を保管する場所がある」ことを証明する書類です。保管場所を管轄する警察署に、車庫証明を申請する必要があります。車庫証明は、車庫のある場所の管轄の警察署で発行を行います。保管場所は「自宅から直線距離で2Km以内」に位置しておくことが条件です。
カーリースの契約に必要なもの(外国籍の個人の場合)
外国製の個人の場合、必要なものは下記のものになります。
・契約書
・運転免許証
・住民票
・在留カード(外国人登録証明書)
・銀行印
・口座番号がわかるもの(キャッシュカード、通帳など)
・車庫証明
日本国籍の個人と異なるのは、「在留カード(外国人登録証明書)」の提出が求められる点です。在留カードは、合法的に日本滞在している方であれば必ず保有しているものですので、提出を拒むことはできません。紛失等で手元にない場合は、役所で再発行してもらいます。リース期間が長期に渡る場合は、リース期間以上の在留期間が必要になってきます。また運転免許証は、日本国内で発行された免許証である必要があります。海外で発行された免許証は使用できないので注意してください。
カーリースの審査に必要なもの(法人の場合)
法人でカーリス審査に進む場合、必要なものは下記のものになります。
・契約書
・法人実印(届出を出しているもの)
・法人実印の印鑑証明書
・代表者の認印
・法人名義の銀行口座番号がわかるもの(キャッシュカード、通帳など)
・車庫証明
法人でカーリース審査を行う場合、法人実印と法人実印の印鑑証明書、代表者の認印が必要になってきます。法人だと住民票が存在しないので、印鑑証書で所在地などの証明を行います。法人実印や印鑑証明書は、法人運営において非常に大切なものになるので、可能であれば代表者自身がカーリース会社まで持っていくことをおすすめします。銀行口座も個人名義ではなく、法人名義の口座を利用します。個人口座は支払いに利用できないので注意してください。法人名義の口座をまだ開いていない場合は、カーリースを利用するまでに開設手続きを済ませておきましょう。
カーリースの契約に必要なもの(保証人がいる場合)
保証人がいる場合、必要なものは個人の場合に用意するものに加えて、「保証人の本人確認書類、認印」が必要になってきます。保証人の本人確認書類は
・運転免許証(両面)
・パスポート(写真面、氏名・住所面)
・マイナンバーカード(写真・氏名・住所面)
のうちから1つを選択して、コピーしたものを提出します。原本を提示する必要はありません。保証人が外国籍の場合は、在留カードも合わせて必要になってきます。
リース会社に出向く際は、保証人が同行する必要は原則ありません。ただ、同行してリース会社の担当者と実際にあった方が、信用性という面で評価が高くなります。親族など身近な人を連帯保証人とする際は、保証人の確認書類と一緒に、保証人自身にも同行してもらうことをおすすめします。
カーリースの審査ポイントは?
カーリースの審査では、漠然とした審査が行われる訳ではなく、正確に効率よく審査をするために「ポイント」を絞った審査が行われることが多いです。特に、審査では下記のポイントが重点的にチェックされます。
・契約者の収入
・仕事内容、勤務実態
・支払い計画
・個人の信用情報
・債務履歴
契約者の収入
契約者の収入は、カーリースの審査で最も重要となる審査ポイントです。カーリースを受けられる基準収入は「年収200万円以上」というケースが多いです。年収が200万円を切ってくると、保有資産があったり、連帯保証人を立てない限りは審査に通ることは難しいといえます。カーリースの審査では年収が多いことに越したことはありません。ただ、虚偽の申告をしてしまうと、発覚した際に信用がゼロになるので、必ず実際の年収額を申告するようにしましょう。
仕事内容・勤務実態
年収200万円以上をクリアしていても、仕事内容や勤務実態によっては、リース審査でマイナスとなることがあります。たとえば、アルバイトや契約社員などの非正規雇用で働ている場合は、正社員の場合と比べて安定性がないと判断されてしまいます。また、不景気な業界で働いている場合も、今後リストラ等が起こることが嫌われて、審査でマイナスに響くこともあります。自営業など、個人事業で稼いでいる場合も、安定性という面では評価が低くなってしまいます。
非正規雇用や自営業の場合、「勤続年数」の長さが審査突破の鍵になります。数年、数十年と同じ職場で働いていれば、「収入が安定している」という評価が得られますので、審査の際に「勤続年数」をアピールするようにしてください。
支払い計画
毎月の支払い計画の内容によって、審査に通りやすいこともあれば、逆に通りづらくなってしまうことがあります。たとえば、毎月の支払い額が月収と比べて比率が高い場合、支払いが滞ってしまう可能性があると判断されます。毎月の支払い額が無理のない範囲で設定されていれば、リース会社も安心して審査を通すことができます。オプションをつけすぎたり、高い車種を選んで金額が張りすぎないよう、バランスをとって契約内容を決めていきましょう。
個人の信用情報
個人の信用情報は、カーリースのみならず、ローンやクレジットカードの審査でも必ずチェックされます。過去にローンの返済やクレジットカードの支払いを延滞、滞納したことがあると、信用情報に傷がついている可能性が高いです。強制解約、自己破産まで至った場合は、ブラックリストに掲載されてしまい、新規のリース契約は困難になります。ブラックリストから外れるには5年~10年はかかるので、ブラックリストに載るような金融事故を起こさないように注意しなくてはいけません。
債務履歴
カーリースの審査では、個人の債務履歴についてもチェックが入ります。現在、複数のカードローン利用などで多重債務となっている場合は、リース契約をするのは難しいです。また、住宅ローンが多額で残っている場合も、年収と支出のバランスによってはリース審査に響いてきます。
過去に多額の借り入れをしていても、完済した状態である場合は、リース審査にそこまで悪影響はありません。ただし、返済が滞っていた場合はマイナス評価となります。審査に申し込む前に、各種料金の支払いや返済忘れがないか、今一度確認しておくようにしましょう。
カーリースの審査に通りやすい人の特徴
カーリースの審査に通りやすい人の特徴は「安定した収入があって、負債がない人」になります。これをより具体化すると、下記の5点に集約できます。
・正社員や公務員など安定収入が期待できる人
・勤続年数が長い人
・持ち家に住んでいたり、土地、不動産を所有している人
・これまで税金、携帯料金など支払いの滞納、未納がない人
・借金や多重ローン、複数からのキャッシングなどがない人
正社員や公務員など安定収入が期待できる人
正社員や公務員である場合、毎月安定した収入が期待できます。カーリース会社として最も避けなくてはいけないのは「リース料金の未回収」です。収入が安定している正社員、公務員であれば、続きの支払を延滞するリスクが低いので、カーリースの審査も必然的に通りやすくなります。特に公務員の場合は、よほどのことがない限り職を失うことはないので、過去に金融事故を起こしていなければ高い確率でカーリースの審査を突破できます。
勤続年数が長い人
正社員、公務員の中でも「勤続年数が長い人」はリース会社側から見て高評価です。勤続年数が長いということは、転職をする可能性が低いということで、職が変わることによる年収低下のリスクが低くなります。勤続年数の長さは、安定性と直結していると判断されます。リース会社は「安定性」を最も重視しているといっても過言ではありません。
非正規雇用の場合でも、勤続年数が長ければ正規雇用と同等の評価を得られることもあります。勤続年数の長さの基準はリース会社によって異なりますが、最低「3年以上」の勤続年数は欲しいところです。10年以上の勤続年数があると、リース会社からの評価は非常に高くなります。
持ち家に住んでいたり、土地、不動産を所有している人
持ち家に住んでいる場合、たとえローンの支払いがあったとしても家自体は「資産」となります。土地、不動産も同様です。資産があればあるほど、いざというときに「お金」に変えることができますので、リースの支払いが滞るリスクも低くなります。リース契約ではさすがに資産を担保にするというのは稀ですが、資産の保有量は間接的に審査に影響を与えるといって良いでしょう。
これまで税金、携帯料金など支払いの滞納、未納がない人
これまでに税金、携帯料金などの支払いで滞納、未納がない人は、「毎月ちゃんと料金を支払ってくれる」という評価につながります。意外と知られていませんが、携帯料金の支払いが滞ると「信用情報」に傷がついてきます。延滞が続き、強制解約となるとブラックリスト入りです。払うべき料金をこれまで遅れずに払えていれば、そこまで神経質になる必要はありませんが、リース会社から見ると、契約後の支払いを見通す重要な評価ポイントになってきます。
借金や多重ローン、複数からのキャッシングなどがない人
金融機関からの多額の借金、多重ローン、複数のキャッシングがない人は、カーリースの審査が通りやすいです。借り入れがないということは、リースの利用料金の支払いに注力できるということですので、それだけ未払い・延滞のリスクが低くなります。住宅ローン、携帯電話の分割払いなども審査対象となってくるので、カーリースの契約前にローンを組むことは避けた方が無難です。
カーリースの審査で落ちる人の特徴
カーリースの審査で落ちる人の特徴は、審査に通りやすい人と対極の特徴をもっています。下記、審査で落ちる人の特徴の具体例です。
・審査報告書で虚偽の記載をしている人
・携帯を複数台ローンで購入している人
・支払金額に対して年収が低い、もしくは収入が不安定な人
・過去に支払いが遅れてブラックになっている人
・住宅ローンやクレジットカードなどの審査に落ちている人
・自己破産の経験がある人
・連帯保証人がいない人
審査報告書で虚偽の記載をしている人
審査報告書で虚偽の記載をしている場合、虚偽が判明するとリース会社からの信頼度は「ゼロ」になります。特に、年収や勤務先、勤務形態などリース料金の支払いと直結してくる情報に虚偽があると、印象が悪くなります。リースは個人、法人の「信用」で成り立つものですので、虚偽の申告をした時点でリースの前提が崩れると考えましょう。
虚偽の内容が悪質だと、今後のリース申し込みを断られることもあります。虚偽の内容は、給与明細や勤務先への在籍確認などでいずれ発覚しますので、審査報告書には必ず実際の情報を記載するようにしてください。
携帯を複数台ローンで購入している人
携帯を複数台、ローンで契約している場合も、カーリースの審査でマイナスポイントとなります。ローンを組んでいるということは、それだけ「負債」があるということですので、新たにカーリース契約をしてしまうと、支払いが滞ってしまう可能性があります。ローンの支払金額にもよりますが、月額の支払いが月収を圧迫している場合は、カーリースの審査で落とされる可能性が高くなります。カーリースの申し込み前は、携帯電話のローン購入は避けた方が無難です。
支払金額に対して年収が低い、もしくは収入が不安定な人
カーリースの支払い料金に対して年収が低かったり、収入が不安定な人は、カーリース会社から「滞納予備軍」として扱われてしまいます。年収が低いと、生活費などカーリース以外の出費に優先されてお金が回されてしまう可能性が高いので、カーリースの利用料金支払いが延滞されるリスクが高まります。収入が不安定な場合も同様で、月によって収入に差がある場合などは、未払いになってしまう月が多く出てきてしまう恐れがあります。収入がどうしても不安定な場合、無理をしないで支払って行ける車種やプランで検討するとよいでしょう。
過去に支払いが遅れてブラックになっている人
過去に、他のリースやカードローンの支払いなどで遅れてしまった場合は、ブラックリストに載っている可能性があります。一度ブラックリストに載ってしまうと、名前が外されるまで最低5年ほどはかかります。ブラックリストに載っている限り、新規でリース契約を結ぶのは非常に困難です。連帯保証人を付ける、家族名義で申し込みをするなど、自分以外で経済的に安定している人を契約に加えないと、カーリースを利用することはできないと考えた方が無難です。ブラックの場合それでも通らないケースがほとんどです。
しかし逆にいえば、ブラックリストに載っている人でも、家族名義であったり、連帯保証人をつければ審査に通る可能性がありますので、ブラックリストに載っているからといって、カーリースの利用を諦める必要はありません。まずは。カーリース会社に相談して、審査の申し込みができるかどうか確認してみてください。
住宅ローンやクレジットカードなどの審査に落ちている人
住宅ローンやクレジットカードの審査に何度も落ちている場合、リース会社から「契約を結ぶのに、何かしら問題がある」という評価が下されます。カーリース会社側も、申込情報に基づいて審査をしますが、すでに他のローンなどで落ちている分、疑いをもって審査を進めてきます。年収や債務履歴などに問題があると発覚したら、カーリース審査を通すのは非常に困難になるので、過去に審査に落ちた場合は、「なぜ落ちたのか」原因をはっきりさせてからカーリースの審査を申し込むようにしましょう。
自己破産の経験がある人
自己破産の経験があると、「契約したローン、リースを踏み倒した」という評価を受けます。カーリース会社からすると、一度結んだ契約を申込者の経済的な都合で解約されてしまうのは避けたいところです。未払金が発生してしまうのは、尚更避けなくてはいけないので、自己破産をした人は高確率でリース審査で落とされてしまいます。一度自己破産をしてしまうと、新たなローンが組めるまで5~10年ほどかかるそうです。
連帯保証人がいない人
リース申込者が未成年である場合や年収が審査通過の基準に満たない場合、連帯保証人を立てることでリース審査を通過できるケースがあります。逆に、審査基準を満たしていない人が連帯保証人を立てられないと、審査で落とされる可能性が高くなります。連帯保証人の代行業者を使って、保証人を立てる人が最近増えてきていますが、リース会社によっては「親族」が連帯保証人でないと申し込みを受け付けないところもあります。あらかじめ、親族に連帯保証人になってもらえるか、確認をとっておくようにしましょう。
アルバイトや主婦でも審査に通る可能性がある
カーリースの審査では、原則「年収が200万円以上」「毎月安定した収入がある」ことが優遇される条件です。したがって、正社員や公務員が審査で有利になりますが、アルバイトや主婦でも審査に通る可能性はあります。
アルバイトの場合は、年収200万円以上をクリアした上で、数年以上同じ職場で働いていることが大切です。アルバイトでも勤続年数が長ければ、「収入が安定している」という評価を受けることができます。また、アルバイトでも勤務先の企業規模が大きければ、より安定性があると判断され、審査に有利となります。
主婦の場合は、パートの収入であっても、配偶者に安定した収入があればカーリースの審査に通ることが可能です。この場合、配偶者を連帯保証人にすることが求められるので、あらかじめ配偶者に「連帯保証人になってもらう」許可をとっておきましょう。連帯保証人を立てられないと、主婦の方がカーリースを利用することは難しいので、その点注意してください。
カーリースの審査前に確認しておきたいポイント
カーリースの審査を確実に通過するためには、事前の準備、確認が不可欠です。何も準備せずに審査に向かってしまうと、思わぬところで審査落ちの基準に引っかかってしまうことがあります。とはいえ、仕事等で忙しいと、細かい部分まですべて確認するのは難しいかもしれません。そこで、下記で挙げるポイントは最低限、確認することを心がけてください。
・収支のバランス
・支払の滞納
・ブラックリスト入りしていないか
各ポイントの詳細について、見ていきましょう。
収支のバランスを確認しよう
自身の収入と生活費、リース料金などの出費とのバランスがとれていないと、カーリースの審査でマイナス評価となってしまいます。年収が高くても、出費が多い場合は「リース料金を支払えない」と見なされてしまうこともあるので、今一度家計のバランスを確認してみてください。
カーリース以外のリース契約やローン契約が多い場合は、新規でのリース契約が通らない可能性もあります。カーリースの利用を検討されている場合は、その時点で他のリース、ローン契約を結ばない方が賢明です。
高額な車種やプランを選んでしまうと、収入に見合わない状態になることもあるので、収入が基準を満たせるか不安な場合は、なるべく安い車種、プランを選択することをおすすめします。
支払の滞納がないか確認しよう
現在利用しているクレジットカードやカードローンなどで、支払の滞納がないか確認をしておきましょう。もし、滞納しているものがあれば、カーリースの審査申し込みの前に支払を済ませるようにしてください(カード会社によっては、延滞料金の支払いが履歴に反映されるまで数週間かかることもあります)。クレジットカード、カードローン以外にも、携帯電話の利用料金や光熱費の未払いも審査に影響してきます。延滞が複数回に渡っていたりすると、信用情報に傷がついてしまうこともあるので、注意してください。支払うべきものをすべて払っていれば問題ありませんが、意外と払い忘れているものがあったりするものです。審査に申し込んでから気づいても後の祭りですので、心当たりがない人も念のため確認をするようにしてください。
ブラックリスト入りしていないか確認しよう
クレジットカード、カードローンなどの延滞が長期に渡っている場合は、ブラックリストに掲載されている可能性があります。特に、クレジットカードや携帯電話で強制解約になった過去がある場合は、高確率でブラックリスト入りしています。念のため自身の信用情報を開示して、確認をとるようにしてください。
ブラックリストに載ってしまうと、新規でカーリースの契約を結ぶことはほぼ不可能になります。カーリース会社からすると、ブラックリスト入りしている人は「信用力ゼロ」ですので、リース契約をしても不利益になる可能性が高いためです。ブラックリストから自分の名前が外れるまでは最低でも5年かかりますので、カーリースを利用するにはブラックリストから外されるまで待つか、家族などの名義でカーリースを申し込む必要があります。
カーリースの審査に落ちたときの対処法
「事前の準備、確認をして満を持してカーリースの審査に申し込んだが、落ちてしまった」という場合は、何も対策せずに再度申し込んでも審査に落ちる可能性が高いです。下記のポイントを抑えて、再度審査に申し込んでみてください。
・月額の支払いを低くする
・保証人をつける
・頭金を払う
*自己破産を行った過去がある、ブラックリストに掲載されている場合は、下記のポイントを抑えても審査落ちしてしまう可能性が高くなります。
月額の支払いを低くする
カーリースの月額の支払いを低くすることで、審査に通りやすくなることがあります。車種のグレードを下げたり、プランの中から余計なオプションを減らすなどして、月額の料金を低くすることが可能です。収入が十分でないのに、高い料金プラン、車種を選んでしまうと、審査に落ちてしまうリスクが高くなるので、身の丈に合ったリース契約を結ぶようにしましょう。
長期のリース契約を結ぶことで、月額の支払いが低くなることもあります。審査申し込み前、リース会社に「どのように契約すれば、月額の支払い金額を一番低くできるか」直接聞いてしまうのも一つの手ですね。
保証人をつける
連帯保証人をつけることで、年収や勤続年数などの条件を満たしていなくても、審査に通過できることがあります。連帯保証人をつける際は、なるべく配偶者や両親などの親族を立てるようにしましょう。親族が連帯保証人になった方が、カーリース会社としても身元が分かりやすいので、より安心感を得ることができます。もちろん、知人などの連帯保証人になってもらうのも問題はありませんが、後に金銭的なトラブルが発生しないよう、人を選ぶようにしてください。
どうしても、親族で配偶者になってくれる人が見つからない場合は、保証人代行のサービスを利用するのも一つの手です。ただし、保証人代行の中には法外な手数料を請求してくるところもあるので、事前に評判等を必ず確認するようにしてください。
頭金を払う
カーリースの契約の際に、「頭金を払う」旨を約束することで、審査に通りやすくなります。通常、カーリースの契約では頭金を支払う必要はありません。ただ、希望すれば頭金の支払いを受け付けてくれるリース会社もあります。頭金を支払うことで、続きの料金を減らすことができるので、年収の基準が満たせていない場合などに有効となります。
しかし、リースという形態上、年間の利用料金をすべて一括で払うことは難しいケースが多いです。一括で払うことを許可してしまうと、契約途中に解約する際などに返金手続きが発生してしまい、事務作業が面倒になってきます。あくまでも、「次月の支払額を抑えるための頭金支払い」ということを念頭に置いてください。
よくある質問
カーリースの審査に落ちるのはどんな人?
まず一つ目に収入と支出となるリース料のバランスが見合わない人です。そして2つ目は過去、そして現在でローンやクレジットカードなどの支払いに滞りや延滞など繰り返し実績があり、自己破産など法的な措置をされている場合、審査に落ちます。
カーリースの審査に落ちたらどうすればいい?
1つ目は保証人を立てれば審査が通るかリース会社へ相談する。そして自分でできることとしては検討している車のランクを下げて総支払額をさげる。といった対処があります。
カーリースの審査って何を見られるの?
カーリースの審査では基本的に、年齢、家族構成、年収、職業(勤務先)勤続年数、雇用形態、保有資産(住宅など)、信用情報、債務履歴(過去の借入額や支払い状況)債務状況(現在のローンなどの支払い状況)が見られます。大事なことはその人の収入と支出のバランスがリース料を支払って取れるかどうかという点で審査されます。