軽ハイトワゴンで先進安全装備が充実したクルマはどれ!? 各社の最新モデルをランク付け!【I LOVE 軽カー】(2/2)
- 筆者: 工藤 貴宏
気になるランキングは!?
さて、それではランキングを見ていこう。
※ランキングは2020年7月23日現在
星を7個集めてトップに輝いたのは4車種もある。まずは日産 デイズ&三菱 eKワゴン/eKクロスのグループ。いずれも基本設計や機能が共通の3台だ。さらに、ダイハツ タフトも同じ配点となった。
どちらもポイントとなるのは、すべての項目で★がふたつ以上獲得できていること。加えて★3つの項目があることだ。
★が3つあるのは、誤発進抑制機能。前後方向ともに、衝突しそうになるとブレーキを掛ける制御まで備わる高機能タイプであることを高評価したからだ。
次点の5位となるのが、ホンダ N-WGN。衝突被害軽減ブレーキは軽自動車で唯一、自転車の横断にも対応するなど高機能で★3つとした。しかし、誤発進抑制機能にブレーキ制御が組み込まれていないことが総合順位を落としてしまった。
6位はスズキ ハスラーだ。ひととおりの先進安全装備は組み込んでいるのだが、車線逸脱警告/抑制機能のハンドル支援が一部仕様にしか備わっていないことが他車にリードを許した理由。全車採用にあたっての技術的な問題はないので、改良のタイミングで全車に採用が拡大される可能性もある。
改良のタイミング1つで状況は一変する
ランク付けはしたものの、やはりどれも切磋琢磨している。だから改良のタイミングなどで内容がアップデートされ、状況がガラリと変わる可能性があることは理解して欲しい。同時に各メーカーにはどんどん進化することを期待したい。
N-WGNのACCはライバルを大きくリード
ところで、先進安全装備ではないが、先進の運転サポート技術面で評価したいのがN-WGN。高速道路走行時に、ドライバーがアクセルとブレーキを操作することなく前を走るクルマにあわせて速度を自動調整してくれる「ACC(アダプティブクルーズコントロール)」を全車に標準装備しているのだ。しかも、停止保持機能付き。昨今の軽自動車は採用が広がっているが、全車標準装備はN-WGNだけ。これはライバルをリードしていると言える。
それにしても、軽自動車の多くにACC、しかも停止保持機能付きが用意されるとは、時代が大きく変わっていることを実感させられる。
[筆者:工藤 貴宏]
毎週木曜日はI LOVE 軽カー
このコーナーでは、日本独自の規格の中で成長してきた軽自動車についてアレコレ紹介していきます!
次の更新は7月30日(木)。 次回もお楽しみにー!
I LOVE 軽カー 関連コンテンツ
この記事にコメントする