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新型車解説 2012/12/25 13:10

トヨタ 新型クラウン(2012年12月フルモデルチェンジ)新型車解説 -斬新なフロントマスクは賛否両論!?-(4/4)

トヨタ 新型クラウン(2012年12月フルモデルチェンジ)新型車解説 -斬新なフロントマスクは賛否両論!?-

新型クラウンでお買い得なモデルは、ロイヤルより割安な「クラウンアスリート」!

装備と価格について先代クラウンと比べると、新型クラウンでは装備をカットすることによる値下げが行われている。2.5ロイヤルサルーン同士で比べると、車両価格は先代の415万円から新型では409万円となって6万円値下げされた。

装備については、ヘッドランプの照射角度を操舵角に合わせて変化させるインテリジェントAFS、後席サイドエアバッグ、チルト&テレスコピックの電動機能を省き、横滑り防止装置が統合制御のVDIMからVSCになった。UVカットガラスの機能向上などはあるが、差し引き18万円くらいの装備を省いたから、実質的に12万円前後の値上げになった。

ハイブリッドは6気筒から4気筒に変更されたこともあって71万円の値下げだが、カムリに比べれば装備差を補正して80万円くらいは高い。

トヨタ 新型クラウン アスリートS(ブラック/赤(ファブリック))トヨタ 新型クラウン アスリートS(ブラック/赤(ファブリック))

グレードの選び方だが、まずはクラウンロイヤルかクラウンアスリートかを考えたい。

ノーマルエンジン搭載車同士を値段だけで比べると、4~8万円程クラウンアスリートが高くなってしまい、クラウンロイヤルがお買い得に見えるのだが、実は装備内容を加味すると損得勘定が逆転する。

クラウンアスリートには、2.5リッターのノーマルエンジン搭載車でも横滑り防止装置のVSCが統合制御のVDIMに発展。電子制御式のショックアブソーバーのAVS、リアバンパースポイラーなども装着される。

アルミホイールのサイズはクラウンロイヤルの16インチに対して、クラウンアスリートでは17インチに拡大される。

2.5クラウンアスリートは2.5クラウンロイヤルサルーンに対して4万円の価格上乗せだが、プラスされる装備は20万円相当。16万円分はクラウンアスリートのほうがお買い得だ。ハイブリッドも含め、全般的にクラウンアスリートは割安な価格に抑えられている。

新型クラウンロイヤルのなかでは、「クラウンロイヤルサルーン」がおすすめ

トヨタ 新型クラウン ロイヤルサルーン(ブルー/白(ファブリック))
トヨタ 新型クラウン ロイヤルサルーン(ブルー/白(ファブリック))トヨタ 新型クラウン ロイヤルサルーン(ブルー/白(ファブリック))

この点を踏まえた上で、クラウンロイヤルのベストグレードを挙げるならば、中級に位置する「クラウンロイヤルサルーン」だ。

最廉価のロイヤルは56万円安いが、カーナビを含めたクラウンスーパーライブサウンドシステムが付かず、この装備の価格換算額だけで40万円相当に達する。さらに運転席と助手席の電動調節機能、エアコンのナノイー機能やスイングレジスターなどでも差が付き、22万円前後はロイヤルサルーンが装備を充実させる。

総額では62万円以上の装備差だから、ロイヤルが52万円安くても買い得とはいえない。そもそも、クラウンを買ったのならば電動パワーシートは欲しいだろう。

ハイブリッドはロイヤルサルーン同士の比較で60万円の上乗せだが、前席やステアリングのヒーターなどが備わり、横滑り防止装置のVSCは統合制御のVDIMになる。

これら装備の違いを補正すると、ハイブリッドの価格アップは実質的に47万円くらいだ。

そして、エコカー減税の差額が購入後の減税を含めて約28万円だから、ハイブリッドを選んだことによる負担増加は実質19万円くらいに縮まる。実用燃費をJC08モード数値の85%、ガソリン1リッターを145円として計算すると、1万km当たりのガソリン代はノーマルエンジンが14.9万円、ハイブリッドが7.4万円。

19万円の実質価格差は2.5万kmで埋まるので、ハイブリッドはかなりオトクだ。ロイヤルかアスリートかは好みで決めるとしても、ハイブリッドの中級グレード(ロイヤルサルーン/アスリートS)を推奨したい。

一方、スポーティ派には、3.5リッターモデルも魅力だろう。

アスリートS同士で2.5リッターと3.5リッターの価格差は84万円だが、ブレーキユニットの上級化、パドルシフトの採用などの装備差で22万円は埋まる。となればエンジン単体の価格差は約62万円だ。

先代型の価格換算額は56万円だったから割高になったといえるが、レクサスGSの場合は、同じエンジンの組み合わせでエンジン価格差は約70万円。ISに至っては80万円と高い。動力性能を高めたいなら、割高ではあるが3.5リッターも選ぶ価値のあるエンジンだ。

トヨタ 新型クラウン ロイヤルサルーン(ブルー/白(ファブリック))

以上のように、新型クラウンはフロントマスクから4気筒ハイブリッドの搭載まで、さまざまな面で革新を図った。

フロントマスクを変更した背景には、長年にわたる伝統を受け継ぎながら、高齢化するユーザーの若返りを図りたい意図もあるだろう。4気筒ハイブリッドの搭載は、2リッタークラスのダウンサイジングターボエンジンで燃費性能を飛躍的に向上させた輸入車への対抗策だ。

さすがのクラウンも、変革を断行しないと生き残れない時代になった。

見方を変えれば、トヨタはクラウンを、そしてLサイズセダンを諦めてはいない。背景にはトヨタ店の強力な販売力がある。ディーラーの尽力があってこそ、クラウンは伝統の高級セダンとして走り続けられる。

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