トヨタ 新型クラウン(2012年12月フルモデルチェンジ)新型車解説 -斬新なフロントマスクは賛否両論!?-(2/4)

トヨタ 新型クラウン(2012年12月フルモデルチェンジ)新型車解説 -斬新なフロントマスクは賛否両論!?-
トヨタ 新型クラウン アスリートSハイブリッド(レッド/赤(ファブリック)) トヨタ 新型クラウン アスリートSハイブリッド(レッド/赤(ファブリック)) トヨタ 新型クラウン アスリートSハイブリッド(レッド/赤(ファブリック)) トヨタ 新型クラウン アスリートSハイブリッド(レッド/赤(ファブリック)) トヨタ 新型クラウン アスリートSハイブリッド(レッド/赤(ファブリック)) トヨタ 新型クラウン アスリートSハイブリッド(レッド/赤(ファブリック)) トヨタ 新型クラウン アスリートSハイブリッド(レッド/赤(ファブリック)) トヨタ 新型クラウン アスリートSハイブリッド(レッド/赤(ファブリック)) トヨタ 新型クラウン アスリートSハイブリッド(レッド/赤(ファブリック)) トヨタ 新型クラウン アスリートSハイブリッド(レッド/赤(ファブリック)) トヨタ 新型クラウン アスリートSハイブリッド(レッド/赤(ファブリック)) 画像ギャラリーはこちら

ボディサイズに大きな変化はないものの、フロントピラーが120mmも後退

先代クラウンアスリートトヨタ 新型クラウン アスリートSハイブリッド(レッド/赤(ファブリック))

新型クラウンのボディサイズは、クラウンロイヤル、クラウンアスリートともに全長は4,895mm、全幅が1,800mmになる。先代型に比べると15mm長く、5mm幅広くなった。全高はクラウンロイヤルが1,460mm、クラウンアスリートが1,450mmだ。全高はクラウンロイヤルで10mm、クラウンアスリートで20mm下がっている。

サイズに大きな変更はなく、全幅も1,800mmは超えていないが、横方向から見た時の見栄えはかなり違う。新型クラウンではフロントピラー(ルーフを支える柱)の付け根を120mm後退させたからだ。

しかもフロント側のオーバーハング(前輪よりもボディが前側に張り出した部分)は25mm伸ばされ、リア側は10mm短く抑えた。先代クラウンと比べるとボンネットが長く見える。

また、フロントピラーは細くデザインされており、120mmの後退と相まって斜め前方の視界は拡大している。

タイヤが収まるフェンダーは、前後ともにクラウンロイヤルとクラウンアスリートではデザインを変えている。アスリートはフェンダーの張り出しを強調し、躍動的に見える造形としている。クラウンロイヤルは優雅な雰囲気を重視した。

新型クラウンではインパネを刷新、居住性の快適さは変わらず

トヨタ 新型クラウン アスリートS(ブラック/赤(ファブリック))トヨタ 新型クラウン アスリートS(ブラック/赤(ファブリック))

新型クラウンでは、インパネ周辺も刷新。カーナビ画面の左右にエアコンの吹き出し口を配置し、中央部分がワイドに見える。従来型と同様、インパネは曲面で構成され、助手席の足元空間も広く確保した。シートのサイズは、従来型と同じくタップリとしている。

ホイールベース(前輪と後輪の間隔)の数値は先代型と同じ2,850mmで、前後席のヒップポイント間隔も同じ。着座位置は、全高が10~20mm下がったのを受けて10mm低く抑えられた。着座位置が下がれば居住性の面では不利になる。

そこで新型クラウンは、リアシートのバックレストの背面形状を変更。部分的に削り取ることで、膝先空間を20mm広げた。4名乗車時の居住性は、先代型と同等と考えて良いだろう。

トランクスペースは、ノーマルエンジン車、ハイブリッドともに拡大。ノーマルエンジン車の容量は23リッター増えて552リッター。ハイブリッドは駆動用バッテリーが収まるために先代型では狭さが指摘されたが、新型は86リッター増やして450リッターになった。

トヨタ 新型クラウン アスリートS(ブラック/赤(ファブリック))トヨタ 新型クラウン アスリートS(ブラック/赤(ファブリック))

サスペンションの形式は、先代クラウンと同じくフロント側がダブルウイッシュボーン式、リア側がマルチリンク式。フルモデルチェンジとあってセッティングが見直されている。ボディについては高張力鋼板を多く使い、レーザー溶接も併用して軽量化とボディ剛性の向上が図られている。

安全面では、前述のようにミリ波レーダーを使ったプリクラッシュセーフティシステムが進化。従来型では衝突不可避の状況でも減速にとどまったが、新型では先行車との速度差が時速15~30kmの範囲であれば衝突回避も可能だ。

障害物を検知するクリアランス&バックソナーには、進行方向に障害物がある時など警報を発したり出力を絞る機能も備えた。ペダルの踏み間違いなどに基づく衝突事故を防ぐためだ。アクセルを踏んだ状態で、通常とは異なる操作を行った時、出力を抑えるドライブスタートコンロトールも備わる。

◆新型クラウンに採用されているプリクラッシュセーフティシステムなどの詳細については、以下からどうぞ!

[トヨタ 安全技術説明会2012 イベントレポート/森口将之]

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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