皆さんフルブレーキングって踏むことができますか!?|VWテックディ(1/3)

  • 筆者: 伊藤 梓
  • カメラマン:オートックワン編集部

VWの基本姿勢「オールイン・セーフティ」をテストコースで学んだ一日

テストコースやサーキットでの仕事は、無条件に緊張する。なぜなら、そこには「公道ではできないような運転が存分にできます。思い切り試してくださいね」という意図があらかじめ含まれているからだ。それはつまり「クルマをギリギリまで走らせることのできるドライビングテクニックが必須です」と言われているのと同義。ドキドキしてしまうのも仕方ないだろう。

そんな風にちょっと構えて出向いた、フォルクスワーゲンの最新の安全性を体感するイベント「Volkswagen Tech Day 2019」。その会場である「GNKドライブライン プルービンググラウンド」に到着すると、可愛らしいワーゲンバスが出迎えてくれた。

さらにはフォルクスワーゲンの本拠地、ドイツの名物であるプレッツェルやコーヒーを振舞ってくれて、なんだかほっこり。これは、全国のイベントなどにワーゲンバスを無償貸し出してくれて、さらに運営スタッフや提供するサービスまで丸ごと付いてくる「バスカスフェス」という新しいサービスだという。美味しいプレッツェルをもぐもぐ頬張りながら、今回のテックデイの先生たちやスタッフの人たちに挨拶をすると、皆さんフレンドリーに接してくださって、またあたたかい気持ちになる。いつの間にか高まっていた緊張はすっかり消えていた。

思い切ってブレーキを踏むという貴重な経験

フォルクスワーゲンの安全性を体感するイベントと言っても、安全装備を試すだけではない。まずはクルマの基本的な性能を知るために、車速80km/hからフルブレーキをしてクルマがしっかり止まれるかどうかの確認から。「80km/hが難しい人はまずは60km/hからでも大丈夫ですよ」と言われ、まだ”テストコース恐怖症”がぬぐい切れない私は60km/hからスタートすることに。

ブレーキをかけるポイントにはパイロンがあり、そこからは路面が水で濡れていて、ブレーキを踏んで止まるまでかなり距離が伸びそうな予感がする。60km/hまで加速するのにアクセルペダルを床まで踏み込むのだが、急な加速感もあって相当スピードが出ているように感じる。パイロンまで来たら、思いっきり蹴るようにブレーキ!ゴゴゴゴッとABSが効いているのを感じながら、ピタリと止まる。思ったよりもきちんと止まれてまずはひと安心。さらに急ブレーキをかけてもクルマがまったくブレず、路面に吸い付くようにまっすぐ停止できたことに驚いた。講師の方も言っていたが、クルマが前につんのめる感覚がなく、4輪がグッと沈み込みようにブレーキがかかるのでとても安心感がある。1本目ですっかりクルマを信頼した私は、2本目は張り切って80km/hスタート。これも先ほどとまったく同じで、不安なくピタッと静止することができた。

その次はちょっとレベルが上がり、急ブレーキをかけながらハンドルを切って障害物を避ける、いわゆる緊急回避だ。再度私は60km/hチャレンジに切り替えてスタート。やっぱりブレーキをかけるだけの時より恐怖心がある。何かが飛び出してきた状況をイメージしながら、さっきより真剣にブレーキを踏みつつハンドルを切り込む。その瞬間、思わず「おおっ!」と声が出た。ハンドルを少し切っただけでスイッと回避したい方向に進路を変えてくれたのだ。先ほどと同じで、急な操作をしても車体は不安定にならないので、自分でも自信をもってブレーキを踏んだりハンドルを切ることができる。2本目ではまた張り切って80km/hでチャレンジしたことは言うまでもない。

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伊藤 梓
筆者伊藤 梓

グラフィックデザイナー時代にミニカーの商品を担当するようになってから、どっぷりと車に魅了されるように。「こんなに人を惹きつける車というものをもっとたくさんの方に知ってほしい」と、2014年に自動車雑誌の編集者へと転身。2018年に、活動の幅を広げるために独立した。これまでの経験を活かし、自動車関係のライターのほか、イラストレーターとしても活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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