総走行距離3000キロ! 2019年10月オーストラリアで開催のソーラーカーレースに大学・高校生らが参戦

  • 筆者: MOTA編集部
  • カメラマン:MOTA編集部

世界最高峰の「2019ブリヂストン ワールド ソーラーチャレンジ」

2019年10月に開催される世界最高峰のソーラーカーレース「2019 Bridgestone World Solar Challenge」(2019 ブリヂストン ワールド ソーラーチャレンジ:BWSC)に日本から出場する各チームのメンバーが8月27日都内へ集合し、参戦に向けた壮行会が開催された。

>>電気だけで3000キロ走破!? 学生たちの果敢な戦いが始まる![フォトギャラリー]

オーストラリア北部のダーウィンを起点に南部のアデレードまで走破する5日間の激闘

BWSCは、10月13日にオーストラリア北部のダーウィンを起点に、南部のアデレードまでの約3000キロもの距離を走破する約5日間の戦いだ。もちろん動力源は太陽光のみである。クラス区分は「チャレンジャークラス」「クルーザークラス」「アドベンチャークラス」の3つ。

BWSC開催は2年に1度で、今回で15回目となる。24カ国48チームのエントリーが集まり、日本からは工学院大学、東海大学、名古屋工業大学、広島県呉市の呉港高等学校の各学生らが参加する。

2013年よりタイトルスポンサーを続けるブリヂストンでは大会を協賛するほか、同社が得意とする低燃費タイヤ技術を生かしたソーラーカー用タイヤ「ECOPIA with ologic」を多くのチームへ供給している。もちろん日本の4チームも全てこのタイヤを使用する。

駐日オーストラリア大使やブリヂストン社長らも学生たちにエール

会場となったオーストラリア大使館(東京都港区)のリチャード・コート 駐日オーストラリア大使は「(参加者たちが)太陽光発電や電気自動車の開発に挑戦し、オートストラリアにおける持続可能な輸送機関の実現や、観光の発展に向けた貢献を果たしていることは本当に素晴らしい」と語り、さらに「南オーストラリア州などオーストラリア経済の成長にも大きな役割を果たしている」とBWSCや学生らの取り組みについて賞賛した。

また、レースを主催するブリヂストンの津谷 正明 代表執行役CEO兼代表取締役社長も「日本の全チームがブリヂストンの先進的・革新的なタイヤ、ECOPIA with ologicで走行することをとても嬉しく思う」「ゴールのアデレードで会うことを楽しみにしています」と若者たちへエールを送った。

[筆者:MOTA編集部/撮影:ブリヂストン・MOTA編集部]

大会概要

■正式名称:「2019 Bridgestone World Solar Challenge」(2019 ブリヂストン ワールド ソーラーチャレンジ:BWSC)

■開催期間:2019年10月13日~20日

■開催場所:オーストラリア連邦(スタート:ダーウィン/ゴール:アデレード)

■主催者:南オーストラリア州政府観光局

■クラス区分:

(1)「Challenger Class (チャレンジャークラス)」

タイヤ4輪/ドライバー1名』の条件の下、速度を重視したデザインの車両で目的地までの順位を競うレース。今年2019年は17ヵ国30チームのエントリー。

(2)「Cruiser Class(クルーザークラス)」

『タイヤ4輪/ドライバー1名+乗員1名以上』が乗車できる車両で、エネルギー効率や実用性を競うレース。今年は13ヵ国23チームのエントリー。

最終目標として、実用的で市場性のあるソーラーカーを提供。

(3)「Adventure Class(アドベンチャークラス)」

過去の大会の規則に準じた車両など、上記「Challenger Class」「Cruiser Class」の条件を満たさない車両でも参加できるレース。

「ブリヂストン ワールド ソーラーチャレンジ」(ブリヂストンWebサイト)

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MOTA編集部
筆者MOTA編集部

MOTA編集部。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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