早くもレクサス新型LS試乗!予防安全技術『2つの世界初』が凄すぎる!(2/2)
- 筆者: 桃田 健史
- カメラマン:レクサスインターナショナル
世界初技術 その2「パーキングサポートブレーキ」
次は、市街地コースでパーキングサポートブレーキの体験だ。
まずは、いわゆるアクセルとブレーキの踏み間違いへの対応として、大きな塀をイメージした仮設障害物に向かってレクサスLS500hが止まっている。塀までの3~4メートルの位置で止まり、そこからブレーキから足を離したクリープ状態で壁に近づくと、壁まで15センチメートルの位置で自動ブレーキがかかった。これは、バンパーある4つの超音波センサーが感知したもの。
さらに今度は同じシチュエーションでアクセル全開にすると、ほんの一瞬加速しそうになるが、その直後にエンジンの出力が大きく抑制され自動ブレーキ。壁まで30センチメートルの位置で止まった。
次に、駐車スペースに後退で侵入して、そこに身長80センチの子どものダミーがある状況で体験。バックモニター用の単眼カメラが感知して自動ブレーキがかかった。これは単眼カメラ本体でパターン認識する仕組みで、対象物は高さ1メートル弱までで、生物の場合は二足直立が前提のため、現状では犬や猫などの動物の感知は難しいという。
そして同じく、後退する場合に左右から接近するクルマが進行する方向を、矢印でバックモニターで表示するリアクロストラフィックオートブレーキも体験した。
自動運転につながる技術を実感
ランチを挟み、午後のプログラムが行われた。1周約4キロのオーバル型の高速周回路をつかった体験だ。
走行速度は、時速90キロメートルで、レーントレーシングアシスト(LTA) 機能をオンにする。ステレオカメラで車線を認識して、自車線の中央を走行。コーナーに入ると、カーナビの地図情報を参考に最高速度を自動で制御し、今回の場合は時速80キロメートルまで減速した。その状態で、自車線を維持するためのハンドルにかかる力は、レクサス・セイフティ・システム+と比べてかなり強く、自動運転っぽさを実感した。
次に、自動車線変更を体験した。今回使用したLS500hは、日本国内の道路交通法に従い、破線のみで作動するようにプログラミングされていた。レーントレーシングアシストがオンの状態で、ウインカースイッチを、ウインカーがカチカチと効く少し手前の状態で1秒ほどホールド。
すると、ステレオカメラと、ボディ四隅の24GHz帯域のミリ波レーダーを使い周囲の状況を判断して、自動で車線変更を行った。
さらに、自動車線変更の2つのシチュエーションにトライした。
ひとつは、自動車線変更が開始された状態で後方から早いクルマが急接近。ここで驚いたのは、LS500hの動きはまるで“運転がとても上手な人間”のような“優しい対応”をしたことだ。車線変更を続ける、または諦めるという判断が、とても自然体で、運転席にいても全く怖さを感じなかった。
もうひとつが、自動車線変更した車線の先行車が速度が低い場合。自車線に“ほどほど”の速度まで減速してから車線変更を始めた。この動きも、とても“優しい”。
そして、体験プログラムの最後に、高速周回路でレーントレ―シングアシストがオンの状態で、両手をハンドルから完全に手を離した。すると、ハンドルの静電容量タッチセンサーが異常を感知し、警告、警報と続き、ハザードランプを点灯しながら減速し自車線内に完全停止。同時に、ヘルプネットのオペレーターが「どうされましたか?」と通話してきた。これは緊急事態への対応であり、将来的には自動車線変更によって路肩へ停止することが考慮されている。
この他、今回は体験できなかったが、3つ目の世界初として、上下2段式アダプティブハイビームシステムにより、夜間走行の安全性が増している。
以上、盛りだくさんの体験を通して強く感じたのは“優しい制御”だった。今回、冒頭のプレゼンで、レクサスの予防安全技術を「人に寄り添う、ベストパートナー」と称していたが、その意味がしっかりと理解できた。
[Text:桃田健史]
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