電気自動車おすすめ15選! 人気ランキングから国産車・輸入車を厳選して紹介

  • 筆者: MOTA編集部
  • カメラマン:小林 岳夫/堤 晋一/森山 良雄/茂呂 幸正/日産自動車/フィアット/ボルボ/MOTA編集部
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ガソリンを使わずに電気だけで走れる電気自動車(BEV)。車種が増えてきたことで、どれを選べばよいのか迷いますよね。

そこでこの記事では、MOTAカタログの電気自動車の人気ランキングの上位の中から、おすすめ車種15選(国産車8車種、輸入車7車種)やメリット・デメリットなどをご紹介します。

あわせて、充電設備や補助金、充電時間など、購入前に確認したいポイントについても解説します。電気自動車の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次[開く][閉じる]
  1. 電気自動車とは
  2. 電気自動車のおすすめ15選
  3. 電気自動車のメリット
  4. 電気自動車のデメリット
  5. 電気自動車の購入前の確認ポイント
  6. よくある質問
  7. まとめ

電気自動車とは

電気自動車(BEV)は、ガソリンエンジンを使わず、電気モーターで走る自動車です。排気ガスが出ないため、環境への負荷が少なく、静かでスムーズな点も魅力です。

近年、バッテリーの性能が向上し、一回の充電で走行できる距離も増えたことや、種類も豊富になってきたため、購入を検討する方も増えています。

電気自動車のスペック用語説明

電気自動車の各車種を紹介する前に、電気自動車ならではのスペック表記の「一充電走行距離」「交流電力量消費率」について簡単に解説します。

一充電走行距離[単位:km]

一充電走行距離とは、電気自動車が一度の充電でどれくらいの距離を走れるかを示す指標です。

普段の利用シーンに合わせて選びます。通勤や買い物など、主に近距離の移動であれば、一充電走行距離の短いモデルでも十分です。

長距離のドライブを頻繁にする場合は、一充電走行距離の長いモデルがおすすめです。

交流電力量消費率[単位:Wh/km]

交流電力量消費率とは、電気自動車が1キロメートル走るために必要な電力量を示す数値です。

いわば、電気自動車の「燃費」のようなものです。しかし、数値が小さいほど性能が良いため、燃費とは逆である点には注意が必要です。

異なる車種を比較する際、この数値が小さいものを選べば、同じ距離を走るのに少ない電気で済むため、電気代を安く抑えることができます。

電気自動車のおすすめ15選

MOTAの「自動車カタログ」の「電気自動車・EV」アクセスランキングより、人気の車種をピックアップ。

まずは国産車8車種、続いて輸入車7車種のあわせて15車種の電気自動車をご紹介します。

1. 日産 サクラ

日産 サクラは、2022-2023年の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した軽EVです。

日産 サクラの主な特徴

(1)圧倒的な加速力とスムーズな運転

小さな車でありながら、強力なモーターを搭載し、スポーツカーのようなキレのある加速が可能です。

(2)先進安全装備の充実

高速道路での運転を支援する「プロパイロット」など、最新の運転支援技術が搭載されています。これにより、長距離ドライブも安心して楽しむことができます。

(3)上質な乗り心地

静粛性とスムーズな加速性能に加え、アクセルペダルの操作のみで加減速が可能な「e-Pedal Step」による運転操作の快適さにより、上質な乗り心地を実現しています。

ボディタイプ

軽トールワゴン

乗車定員

4名

駆動方式

前輪駆動

一充電走行距離(WLTCモード)

180km

交流電力量消費率(WLTCモード)

124Wh/km

2. 三菱 eKクロスEV

三菱 eKクロスEVは、日産 サクラとプラットフォームを共有する姉妹車ながら、独自の個性を持った魅力的なモデルです。

三菱 eKクロスEVの主な特徴

(1)SUVテイストの力強いデザイン

eKシリーズ共通のフロントフェイスとSUVらしいシルエットが特徴で、アクティブな印象を与えます。日産 サクラとは異なるデザインで、個性を際立たせています。

(2)室内空間の広さ

小さなボディでありながら室内空間は広々としており、快適なドライブが楽しめます。荷室も買い物には十分な容量を確保しており、実用性も高いです。

(3)高い走行性能

電気自動車ならではの静粛性とスムーズな加速性能を備えています。三菱独自の技術も取り入れられており、安定感のある走りを実現しています。

ボディタイプ

軽ハイトワゴン

乗車定員

4名

駆動方式

前輪駆動

一充電走行距離(WLTCモード)

180km

交流電力量消費率(WLTCモード)

124Wh/km

3. 日産 リーフ

日産 リーフは2010年に発売された国内初の量産型電気自動車で、長年愛され続けているロングセラーモデルです。

2017年にフルモデルチェンジが行われ、一充電走行距離や安全性能が向上しました。

日産 リーフの主な特徴

(1)パワフルな加速性能と先進的な運転支援技術

強力なモーターを搭載し、力強い加速を実現しています。また、「e-Pedal」により、アクセルペダルのみで加減速をコントロールできるため、運転操作が非常にスムーズです。

(2)長距離走行に対応する一充電走行距離

60kWhのバッテリーを搭載したモデルでは、WLTCモードで最大450kmの一充電走行距離を実現しています。これにより、長距離ドライブも安心して楽しむことができます。

(3)豊富なラインナップ

通常グレードに加え、「NISMO」や「AUTECH」といったスポーティなモデルもラインナップされており、幅広いユーザーのニーズに応えます。

ボディタイプ

ハッチバック

乗車定員

5名

駆動方式

前輪駆動

一充電走行距離(WLTCモード)

322〜450km

交流電力量消費率(WLTCモード)

155〜161Wh/km

4. 日産 アリア

日産 アリアは、日産初のクロスオーバー型EVとして登場。ラグジュアリーなデザイン、先進的な電動化技術を備えたことで高い人気を集めています。

日産 アリアの主な特徴

(1)ラグジュアリーな雰囲気と高い実用性の両立

アリアは、スタイリッシュなデザインと上質な内装により、ラグジュアリーな雰囲気を醸し出しています。一方で、9.5インチのゴルフバッグを3セット積めるなど、ミドルサイズSUVとしての高い実用性も兼ね備えています。

(2)先進的な電動化技術

電動で前後に移動できる機構を搭載した「電動センターコンソールボックス」を採用し、電気自動車ならではの未来を感じさせる内装です。また、4WD車には駆動力を自在にコントロールする電動駆動4輪制御システム「e-4ORCE」を搭載し、高い走行性能と安定性を両立しています。

(3)豊富なグレード展開と一充電走行距離

66kWhと91kWhの2種類のバッテリー容量、そして2WDと4WDを組み合わせ、ユーザーニーズに合わせた幅広いグレードが用意されています。特に、91kWhバッテリー搭載モデルは、長距離走行も安心して楽しめる一充電走行距離を実現しています。

ボディタイプ

SUV

乗車定員

5名

駆動方式

前輪駆動

一充電走行距離(WLTCモード)

460~640km

交流電力量消費率(WLTCモード)

166~187Wh/km

5. レクサス UX300e

レクサス UX300eは2020年10月に発売されたレクサス初の電気自動車です。

レクサスらしい上質な乗り心地と電気自動車ならではの静粛性を兼ね備えた、魅力的なコンパクトSUVです。

レクサス UX300eの主な特徴

(1)洗練されたデザインと上質な乗り心地

数々の高級車を送り出すレクサスらしい洗練されたデザインと、電気自動車ならではの静粛性が融合し、専用にチューニングされたサスペンションが加わることで、上質な乗り心地を実現しています。

(2)長距離走行に対応する一充電走行距離と先進的な機能

バッテリー容量の拡大により、一充電走行距離が大幅に伸び、長距離ドライブも安心して楽しむことができます。また、V2H(電気自動車のバッテリーを自宅の電源として活用できるシステム)対応により、自宅への電力供給も可能となり、より幅広い用途で活用できます。

(3)先進安全装備の充実

予防安全パッケージ「Lexus Safety System+」を搭載し、さまざまなシーンでドライバーをサポートし、安全で快適なドライブを楽しむことができます。

ボディタイプ

SUV

乗車定員

5名

駆動方式

前輪駆動

一充電走行距離(WLTCモード)

512km

交流電力量消費率(WLTCモード)

141Wh/km

6. マツダ MX-30 EV

マツダ MX-30 EVは、2021年に発表されたコンパクトなSUVタイプの電気自動車です。

マツダ初の電気自動車であり、スタイリッシュなデザインと上質な乗り心地が特徴です。

マツダ MX-30 EVの主な特徴

(1)個性的なデザインと電動化技術の融合

後席ドアの観音開きなど、ベース車であるMX-30ならではのデザインを引き継ぎつつ、電動化技術「e-SKYACTIV EV」を採用することで、環境性能と走りの楽しさを両立しています。

(2)マツダらしい走りの楽しさ

EV専用の「ステアリングホイールパドル」による回生減速度調整や、「EVサウンド」による走行状態の可視化など、ドライバーが積極的に運転を楽しめるような工夫が凝らされています。

(3)高い走行安定性

車両の運動性能を高める「エレクトリック G-ベクタリング コントロール プラス」により、高い走行安定性を実現しています。

ボディタイプ

SUV

乗車定員

5名

駆動方式

前輪駆動

一充電走行距離(WLTCモード)

256km

交流電力量消費率(WLTCモード)

145Wh/km

7. トヨタ bZ4X

トヨタ bZ4Xは2022年に発売されたSUVタイプの電気自動車で、スバル ソルテラとプラットフォームを共有する姉妹車でありながら、それぞれが独自のキャラクターを持った魅力的なモデルです。

トヨタ bZ4Xの主な特徴

(1)乗り心地とハンドリングがマイルド

スバル ソルテラがガッチリとした乗り心地なのに対し、bZ4Xは比較的マイルドで、ハンドリングも軽快です。装備の違いによって一充電走行距離や電費などに差はありますが、基本的な性能は両車とも優劣はありません。

(2)環境性能と先進技術の融合

電気自動車ならではの環境性能と、トヨタの最新の安全技術やコネクティビティ技術が融合されています。長距離走行も可能な一充電走行距離と、快適なドライブをサポートする機能が充実しています。

(3)多様な購入方法に対応

デビュー当初はリース販売やサブスクリプション契約のみでしたが、2023年11月より一般販売も開始。購入方法の選択肢が広がり購入がしやすくなりました。

ボディタイプ

SUV

乗車定員

4名

駆動方式

前輪駆動

一充電走行距離(WLTCモード)

540~567km

交流電力量消費率(WLTCモード)

126~134Wh/km

8. スバル ソルテラ

スバル ソルテラは、2022年に発売されたSUVタイプの電気自動車です。スバルとトヨタが共同開発した車種で、悪路走破性に優れています。

スバル ソルテラの主な特徴

(1)高い電費性能と一充電走行距離、急速充電対応

高い電費性能を実現し、最大567kmという十分な一充電走行距離を確保しています。150kW出力の急速充電器に対応しており、充電時間も短縮できます。オプションの「ソーラールーフ」により、太陽光発電でバッテリーに充電することも可能です。

(2)高い走行性能と悪路走破性

専用プラットフォームを採用し、前後独立モーター駆動式4WDとX-MODEにより、高い走行性能と悪路走破性を両立しています。FF車と4WD車が用意されており、用途に合わせて選ぶことができます。パドルシフトを装備したモデルもあり、スポーティな運転を楽しむことができます。

(3)電気自動車ならではの快適性と先進性

静粛性の高い室内空間と、スムーズな加速性能が特徴です。先進的な安全運転支援システムを搭載し、快適なドライブをサポートします。

ボディタイプ

SUV

乗車定員

5名

駆動方式

前輪駆動・全輪駆動

一充電走行距離(WLTCモード)

487~567km

交流電力量消費率(WLTCモード)

126~148Wh/km

9. テスラ モデル3

テスラ モデル3はテスラを代表するセダンタイプの電気自動車です。長距離走行可能な一充電走行距離と、高い加速性能が特徴です。

テスラ モデル3の主な特徴

(1)高性能と効率性の両立

コンパクトなボディながら、パワフルなモーターと大容量バッテリーを搭載し、スポーツカー並みの加速性能を実現しています。また、1回の充電で長距離走行が可能であり、日常使いから長距離ドライブまで幅広く対応できます。

(2)先進的なテクノロジー

「オートパイロット」をはじめとする先進運転支援システムが標準装備されており、運転をサポートします。またアップデートにより、常に最新の機能や性能が提供され、車両の価値が向上し続けます。

(3)スタイリッシュなデザイン

ミニマルで洗練されたデザインは、テスラならではの特徴です。広々とした室内空間と大容量のラゲッジスペースも魅力の一つです。

ボディタイプ

セダン

乗車定員

5名

駆動方式

後輪駆動

一充電走行距離(WLTCモード)

573〜706km

交流電力量消費率(WLTCモード)

123~129Wh/km

10. メルセデス・ベンツ EQB

メルセデス・ベンツ EQBは、2021年に発売されたコンパクトなSUVタイプの電気自動車です。7人乗りモデルも用意され、ファミリーユースにも最適です。

メルセデス・ベンツ EQBの主な特徴

(1)ファミリーユースに最適な電動SUV

7人乗りで広々とした荷室、そしてメルセデス・ベンツならではの快適な乗り心地は、ファミリー層に最適です。また、先進的な安全運転支援システムにより、安心してドライブを楽しむことができます。

(2)先進技術とサステナビリティの融合

EQBは、メルセデス・ベンツの最新の電気自動車技術とサステナビリティへの取り組みを融合させたモデルです。高いエネルギー効率、再生可能エネルギーによる製造、そしてリサイクル素材の使用など、環境に配慮した設計が特徴です。

(3)メルセデス・ベンツならではのラグジュアリーと快適性

メルセデス・ベンツならではの高級感と快適性を備えています。高品質な内装、豊富なオプション装備、そして静かでスムーズな走行性能は、ドライバーだけでなく、同乗者にも快適なドライブを提供します。

ボディタイプ

SUV

乗車定員

7名

駆動方式

前輪駆動

一充電走行距離(WLTCモード)

468~520km

交流電力量消費率(WLTCモード)

147~163Wh/km

11. フォルクスワーゲン ID.4

フォルクスワーゲン ID.4は、フォルクスワーゲン初の量産型電気自動車です。

SUVらしい広い室内空間と、実用的な機能が特徴です。

フォルクスワーゲン ID.4の主な特徴

(1)質実剛健で実用的なSUV

ID.4は、質実剛健なフォルクスワーゲンのイメージを継承しつつ、電気自動車ならではの静粛性とスムーズな加速性能を両立しています。広々とした室内空間と大容量の荷室は、日常使いからレジャーまで幅広く対応できる実用性の高さを示しています。

(2)高い走行性能と快適性

高出力モーターと大容量バッテリーを搭載し、力強い加速性能を実現しています。一方で、乗り心地はマイルドで、特に街乗りでは快適なドライブを楽しむことができます。

(3)シンプルながらも洗練されたデザイン

内外装のデザインはシンプルながらも、高い品質を感じさせる作り込みがされています。電気自動車専用のプラットフォーム「MEB」を採用することで、居住性と積載性を両立しています。

ボディタイプ

SUV

乗車定員

5名

駆動方式

後輪駆動

一充電走行距離(WLTCモード)

435~618km

交流電力量消費率(WLTCモード)

132~139Wh/km

12. BMW iX

BMW iXは、BMW初の量産型電気自動車です。上質な乗り心地が特徴で、ラグジュアリーなSUVを求める方に最適な一台です。

BMW iXの主な特徴

(1)先進性とラグジュアリーの融合

iXは、BMWが誇る先進技術とラグジュアリーな室内空間を融合させたモデルです。パワフルなモーターによる力強い加速性能と、高い静粛性による快適な乗り心地は、まさにフラッグシップモデルならでは。先進的なデザインと最新のテクノロジーが、未来を感じさせるドライブ体験を提供します。

(2)高い走行性能と一充電走行距離

複数のグレードが用意されており、一充電走行距離は最大650kmを誇ります。また、ハイパフォーマンスモデルのM60は、3.8秒で0-100km/h加速を達成するなど、スポーティな走りも楽しめます。

(3)快適な乗り心地と静粛性

iXは、パワフルなだけでなく、しなやかでフラットな乗り心地が特徴です。まるでクルーザーのような滑らかな走りは、長距離ドライブでも疲れを感じさせません。高い静粛性も、上質な乗り心地に貢献しています。

ボディタイプ

SUV

乗車定員

5名

駆動方式

4WD

一充電走行距離(WLTCモード)

455~650km

交流電力量消費率(WLTCモード)

183~199Wh/km

13. プジョー e-2008

プジョー e-2008は、2020年に発売された電気自動車のSUVで、スタイリッシュなデザインと実用的な機能が特徴。都市での日常使いに最適なコンパクトSUVを探している方におすすめです。

プジョー e-2008の主な特徴

(1)スタイリッシュなデザインと高い実用性

プジョー独自の「i-Cockpit」デザインによる高揚感の漂う内装と、コンパクトなボディながら十分な室内空間と荷室容量を確保。都市での日常使いから週末のレジャーまで、幅広いシーンで活躍します。

(2)力強い加速とスムーズな運転

力強い加速と、静かでスムーズな運転体験を提供。複数のドライブモードを選択でき、状況に応じて最適な走りを楽しむことができます。

(3)先進技術と快適装備の融合

最新の運転支援システムやコネクティビティ機能を搭載し、安全で快適なドライブをサポートします。また、さまざまなオプション装備を選ぶことで、さらにパーソナライズされた空間を創出できます。

ボディタイプ

SUV

乗車定員

5名

駆動方式

前輪駆動

一充電走行距離(WLTCモード)

380km

交流電力量消費率(WLTCモード)

149Wh/km

プジョー/SUV e-2008
プジョー SUV e-2008カタログを見る
新車価格:
576.4万円576.4万円
中古価格:
216.3万円542.5万円

14. ボルボ XC40 Recharge

ボルボ XC40 Rechargeは、2020年に発売されたボルボ初の量産型電気自動車です。コンパクトSUVタイプで、実用性と快適性を重視する方におすすめの1台です。

ボルボ XC40 Rechargeの主な特徴

(1)先進のパワートレインと高い走行性能

ツインモーターによる4WDと、力強い加速性能が魅力です。長距離走行も可能な航続距離と、短い充電時間で日常使いにも便利です。

(2)洗練されたデザインと先進テクノロジーの融合

ボルボらしいシンプルで洗練されたデザインと、Googleインフォテインメントシステムをはじめとした先進的なテクノロジーが融合されています。高品質な素材と使い勝手の良い内装は、快適なドライブ体験を提供します。

(3)安全性と環境への配慮

ボルボならではの高い安全性能に加え、再生可能素材の使用など、環境への配慮も徹底されています。持続可能な未来に向けたボルボの取り組みが感じられるモデルです。

ボディタイプ

SUV

乗車定員

5名

駆動方式

後輪駆動

一充電走行距離(WLTCモード)

590km

交流電力量消費率(WLTCモード)

143Wh/km

ボルボ/XC40リチャージ
ボルボ XC40リチャージカタログを見る
新車価格:
679万円719万円
中古価格:
398万円618万円

15. フィアット 500e

フィアット500eは、2020年に発売されたコンパクトなシティカータイプの電気自動車です。

可愛らしいデザインと、コンパクトなサイズで取り回しの良さが特徴です。

フィアット 500eの主な特徴

(1)コンパクトで取り回しの良い都市型EV

小さなボディと優れた最小回転半径により、日本の狭い道路でもスムーズに運転できます。日常使いに便利なコンパクトなサイズでありながら、十分な一充電走行距離と急速充電に対応し、電気自動車としての機能も充実しています。

(2)軽快な走り味と上質な乗り心地

軽量なボディとモーターならではの力強い加速はスポーティな走りを提供します。同時に、静粛性が高く、ガソリンエンジン車よりも上質な乗り心地を実現しています。

(3)レトロなデザインと先進技術の融合

フィアット500の可愛らしいデザインを継承しつつ、最新の電気自動車技術を搭載しています。レトロな外観と先進的な性能が見事に融合されたモデルと言えるでしょう。

ボディタイプ

カブリオレ

乗車定員

4名

駆動方式

前輪駆動

一充電走行距離(WLTCモード)

335km

交流電力量消費率(WLTCモード)

128Wh/km

電気自動車のメリット

電気自動車を購入すると、ランニングコストが安く、環境にも優しいなど、さまざまなメリットがあります。具体的にどのようなメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。

電気自動車のメリットは主に以下の4つが挙げられます。

メリット

1. ランニングコストが安い

2. 環境にやさしい

3. 非常時の電源になる

4. 補助金や減税措置がある

1. ランニングコストが安い

電気自動車は、ガソリン車と比べて燃料費が大幅に安いため、長距離を走る方ほど、その差を実感できます。

例えば、年間1万km走行した場合、ガソリン車と比べて年間8万円以上も節約できるケースもあります。

たとえばトヨタ カローラの平均実燃費と、カローラに近いサイズのEVの平均電費(7km/kWh)を参考に算出した場合、年間1万km走行するとガソリン代と電気代は下記の金額となります。

参考:環境省ホームページ「Let'sゼロドラ!!~ゼロドラ生活ってどんな感じ?~」
車種1kmあたりの費用年間費用
ガソリン車

11.87円/km

11万8700円

電気自動車

3.58円/km

3万5800円

8.29円/km

8万2900円

ガソリン車のコストから電気自動車のコストを差し引くと、差額は8万2900円です。

上記はあくまで一例のため、購入する電気自動車や電気代・ガソリン代によって多少異なります。

2. 環境にやさしい

電気自動車は、エンジンを使わずモーターで動くため、走行中にCO2を排出しません。大気汚染の原因となる物質もほとんど排出しないため、地球温暖化対策に貢献できます。また、静かで振動も少ないため、周囲への騒音も少なく、快適なドライブが楽しめます。

3. 非常時の電源になる

電気自動車のバッテリーは、大容量の蓄電池としても利用できます。停電時などには、車載の充電器を使って、自宅に電力を供給することが可能です。照明や家電製品を動かすことができ、災害時の安心につながります。

4. 補助金や減税措置がある

国や自治体では、電気自動車の普及を促進するため、購入時に補助金や税金優遇措置が用意されています。これらの制度を利用することで、初期費用を大幅に抑えることができます。ただし、制度の内容は頻繁に変わるため、購入を検討する際は、必ず販売店や自治体に最新の情報を確認しましょう。

電気自動車のデメリット

電気自動車の購入する上で気になるであろうデメリットは、次の3つです。

× デメリット

1. 充電に時間がかかる

2. 地域によっては充電スタンドが少ない

3. バッテリーには寿命がある

1つずつ解説します。

1. 充電に時間がかかる

電気自動車は、充電なしでは走行できません。充電時間は、使用する充電設備や電気量によって大きく異なりますが、満充電まで数時間かかる場合もあります。

ただし、日常的な使用であれば、毎回満充電まで充電する必要はありません。例えば、通勤や買い物であれば、30分程度の充電で十分な場合もあります。

近年は、急速充電と呼ばれる短時間で充電できる設備も増えています。

また、商業施設などの駐車場に充電スタンドが設置されるケースも増えており、買い物中に充電しておけば、帰る頃には十分な電力を確保できます。

2. 地域によっては充電スタンドが少ない

充電スタンドの数は年々増加していますが、地域によっては充電できる場所が少ないという課題があります。

特に地方に住んでいる方や、出張や旅行で遠方まで出かけることが多い方は、充電スタンド不足に困ることがあります。

2024年2月時点では、全国の商業施設やパーキングエリアなどに急速タイプが約1万台、普通タイプが約2.5万台設置されています。今後も充電スタンドは拡充される予定ですが、現時点では都市部と地方で設置状況に差があります。

3. バッテリーには寿命がある

電気自動車は、搭載されたバッテリーに溜めた電気で走行します。バッテリーは繰り返し充電することで劣化し、徐々に性能が低下していきます。

バッテリーの劣化具合によっては、定期的な交換が必要となります。

交換費用は車種やバッテリー容量によって異なりますが、数十万円から数百万円かかる場合もあります。

また、バッテリーが劣化すると、充電できる電力量が減少します。そうすると、一充電走行距離が短くなったり、充電にかかる時間が長くなったりします。

さらに、バッテリーが劣化して溜めた電気の消費スピードが上がった場合、走行中にバッテリーの充電切れ(電欠)を起こすリスクがあります。

電気自動車が電欠を起こした場合、モーターと連結している駆動輪がロックされてしまいます。

そのため、ガソリン車のように燃料切れの際に人力で車を押して路肩やガソリンスタンドまで移動させることができません。

レッカー車なしでは安全な場所に移動できないので、電欠には特に注意が必要です。

電気自動車の購入前の確認ポイント

ここでは電気自動車を買う前に確認しておきたい、7つのポイントを紹介します。

1. 充電設備を確保できるか

電気自動車は、充電設備なしでは走行できません。そのため、自宅に充電設備を確保できるか確認が必要です。

戸建てとマンションそれぞれの確認すべき点は、下記のとおりです。

  • 戸建ての場合:敷地内に設置できるか
  • マンションの場合:設備があるか
  • マンションの駐車場は共有部でもあるため、個人で勝手に充電設備を設置することはできません。

    最初から充電設備があるマンションでなければ、購入後に充電場所で困る可能性があります。

    2. バッテリーの保証期間は長いか

    2つ目の確認ポイントは、搭載されているバッテリーの保証期間です。

    電気自動車のバッテリーには、メーカー独自の保証期間が設けられています。

    バッテリーの保証期間が短い場合は、頻繁に交換費用がかかるリスクがあります。購入時は、バッテリーの保証期間を確認しましょう。

    3.バッテリーの性能は良いか

    バッテリーの性能は、電気自動車の一充電走行距離や加速性能に影響します。

    目安として、バッテリー出力の平均は40〜70kWh程度です。購入時は、バッテリーの出力にも注目しましょう。

    4. バッテリーの寿命はどれくらいか

    電気自動車に搭載されているバッテリーには複数の種類があり、それぞれ寿命が異なります。

    車載用バッテリーの主な種類は、下記のとおりです。

    車載用バッテリーの種類

  • リチウムイオン電池
  • 鉛蓄電池
  • ニッケル水素電池
  • ニッケルカドミウム電池
  • 全固体電池
  • リチウムイオン電池は、現在主となるバッテリーですが、メーカーや車種によって容量や寿命はさまざまです。

    購入時は、バッテリーの種類と寿命を確認しましょう。

    たとえば日産 リーフはバッテリーの保証期間(寿命)を8年または16万km走行としているのに対して、レクサス RZは10年または20万kmとしています。

    5. 生活圏内に関連サービス施設があるか

    電気自動車の販売店や修理工場、公共充電スタンドなどが生活圏内にあれば、車や充電設備に何か不具合が生じた場合でも安心です。

    購入前に、生活圏内に関連サービス施設があるか確認しましょう。

    6. 充電料金はいくら程度かかるか

    電気自動車を充電するときは、自宅もしくは公共施設に設置された充電スタンドを利用します。

    公共の充電スタンドを利用するためには、事前に各メーカーが発行するカードを入手する必要があります。

    各メーカーの料金プランを比較して、自分に合った電気自動車を選びましょう。

    電気自動車の電気代とガソリン車の燃料代の比較

    環境省の資料を参考にすると、年間5,000km走行した場合、ガソリン車のガソリン代が5万9350円に対して、電気自動車の電気代が1万7900円と、電気自動車の方が2倍以上安くなります。

    ただし電気自動車ごとに搭載しているバッテリーの容量や、契約しているメーカーのカード、プランによっても金額が変わります。

    充電時間は、充電量(走行できる距離)と充電方法で異なります。

    普通充電、急速充電、自宅充電それぞれを比較すると、下記のとおりです。

    10km50km100km
    普通充電

    27分

    132分

    268分

    急速充電

    2分

    9分

    17分

    自宅充電

    14分

    71分

    143分

    普通充電で100km走行できる電気を充電しようとすると、4時間以上かかります。

    7. 自治体の補助金は利用できるか

    電気自動車の購入には、国や自治体から補助金を受けることができます。

    また、自治体によっては充電設備の設置に対する補助金枠も設けられている場合があります。購入前に、利用できる補助金を確認しましょう。

    そのほか、充電時間や車種ごとのメリット・デメリットなども確認しておくことをおすすめします。

    よくある質問

    Q1. 電気自動車とハイブリッド車、燃料電池車などの違いはなんですか?

    ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、燃料電池車といった、環境に優しい車として注目されているこれらの車種ですが、パワートレインは電気自動車とは異なります。

    ハイブリッド車(HEV)

    エンジンとモーターの両方を搭載した車です。モーターがエンジンをアシストすることで、燃費性能が向上し、加速もスムーズです。運転も楽になるため、多くの人から選ばれています。

    プラグインハイブリッド車(PHEV)

    電気自動車としても使えるハイブリッド車です。バッテリーに充電することで、一定距離は電気だけで走行できます。バッテリーがなくなると、エンジンが発電しながら走行します。短距離の移動は電気で、長距離の移動はエンジンでという使い分けが一般的です。

    燃料電池車(FCEV)

    水素を燃料として発電し、モーターを回転させて走る車です。電気自動車と同様に、排気ガスを出さずに静かに走行できます。一充電走行距離も長く、長距離の移動にも適しています。

    Q2. 回生ブレーキとはなんですか?

    回生ブレーキとは、自動車が減速するときに発生する走行エネルギーを、モーターを発電機として働かせ、電気エネルギーに変えてバッテリーに貯蔵するシステムです。

    この電気エネルギーは、再び加速するときに利用できるため、電気自動車の一充電走行距離を伸ばすことにつながります。

    電気自動車だけでなく、ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車にも搭載されていますが、バッテリー容量やモーターの出力などによって、回生ブレーキの効果は異なります。

    一般的に、電気自動車やプラグインハイブリッド車の方が、ハイブリッド車よりも回生ブレーキの効果が高いと言えます。

    回生ブレーキを使用することで、電気自動車の一充電走行距離が伸びるだけでなく、ブレーキパッドの摩耗を軽減し、静かで快適な運転を実現できます。

    これは、ガソリン車のように燃料を消費してエネルギーを捨ててしまうのではなく、エネルギーを有効活用する、電気自動車ならではのメリットと言えるでしょう。

    まとめ

    電気自動車は、ランニングコストの削減、環境への貢献、非常時の備えなど、多くのメリットがあります。

    ただし、充電インフラの整備状況やバッテリーの寿命など、注意すべき点もあります。

    購入を検討する際は、これらの情報を参考に、ご自身のライフスタイルに合った車を選びましょう。

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