国産最新ミドルセダン 徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
モデルチェンジしたばかりのアテンザ、インスパイアと、ミドルクラスのセダンとして、注目度の高いスカイラインを比較チェックしたいと思う。
アテンザは、これまで「マツダ6」としてヨーロッパに輸出され、販売的にも非常に好調な数字をマークしているモデル。モデルチェンジによりボディサイズが大きくなり、パワートレインも一新された新型アテンザは、これまでどおり、セダン、スポーツ(5ドア)、スポーツワゴンの3つのボディタイプがラインナップする。日本ではワゴンが販売の比率では上となるだろうが、従来はスポーツをメインとしていたところ、新型ではセダンをメインとして据えているという。
インスパイアは、北米でアコードとして販売されているモデルで、日本版のアコードに比べるとかなり差別化されている。2007年12月に発売された新型は、ボディサイズが拡大され、3.5Lに排気量アップしたi-VTECのV6エンジンで、レギュラーガソリン仕様ながら280psを発生。さらに、可変シリンダーシステムに、従来の6気筒燃焼と3気筒燃焼にプラス、4気筒燃焼を加えるなど進化を遂げた。
スカイラインは、2006年11月にモデルチェンジし、12代目に移行。先代V35より採用するFMパッケージを進化させている。エンジンは315psにパワーアップしたVQ35HRを搭載。世界初の4輪アクティブステアリングを採用するなど、スカイラインの伝統である走りへのこだわりが随所に感じられる。
3台のミドルセダンそれぞれの魅力を探る。
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