ホンダ 新型フィット「モデューロX」vs 日産 新型ノート「AUTECH」 純正カスタム対決! “プレミアム”の解釈も「ホンダ:スポーツ」「日産:高級」に分岐

  • 筆者: MOTA編集部
画像ギャラリーはこちら

ホンダから、コンパクトカー「フィット」のカスタムコンプリートカー『フィット Modulo X(モデューロエックス)』が2021年6月4日(金)より発売する。グンと迫力の増したエアロパーツなどで武装したことで、ベース車フィットのソフトな印象は一変した。同じコンパクトカーでメーカー純正のカスタムカーといえば、日産の『新型ノート AUTECH(オーテック)』もベース車のイメージを変える特別なモデル。どちらも狙うところは“プレミアム”だが、その解釈はちょっと異なるようだ。

今回はメーカー純正カスタムのコンパクトカー2台を比較してみよう。

>> 新型フィット「モデューロX」と 新型ノート「AUTECH」を写真で見る[画像100枚超]

目次[開く][閉じる]
  1. 新型「フィット Modulo X(モデューロエックス)」のエアロパーツの効果は日常の領域でも体感可能!?
  2. e-POWER専用モデルとなり高価になった新型ノートのキャラにマッチする「ノート AUTECH(オーテック)」
  3. スポーティ路線の新型フィット Modulo Xと高級志向の新型ノート AUTECH、目指す方向は同じ“プレミアム”! ただちょっとわかりづらい面も

新型「フィット Modulo X(モデューロエックス)」のエアロパーツの効果は日常の領域でも体感可能!?

2021年6月4日に発売された『新型フィット Modulo X(モデューロエックス)』は、ホンダの関連会社であるホンダアクセスが開発を担当するコンプリートモデル(カスタムパーツを組み込んだかたちで新車販売される車両)である。フィットとしては初の導入となった。

“Modulo X”シリーズは、既にステップワゴンやフリードといったミニバンモデル、また軽スポーツカーのS660など、様々なホンダ車に設定されている。

これらのモデル同様、新型フィット Modulo Xも日常の速度域でも体感できる空力効果のあるエアロパーツや、独自にチューニングした専用の足回りなどを備える。ただしエンジンやモーター自体のパワーアップは行われていない。

パワートレインの性能向上やMTモデルの追加にも期待!

新型フィット「e:HEV Modulo X」は電気式無段変速機とFFの組み合わせで、価格は286万6600円(消費税込)である。

SNSなどで新型フィット Modulo Xに対する反響を見ると、マニュアルトランスミッションの搭載やエンジン・モーターのチューニングなど、パワートレインの更なるスポーティさに期待する声も散見される。アップデートにも期待がかかるところだ。

e-POWER専用モデルとなり高価になった新型ノートのキャラにマッチする「ノート AUTECH(オーテック)」

2020年12月23日に正式発売された日産のコンパクトカー、新型「ノート」。先代(2代目)のモデル途中から追加設定されたプレミアムカスタムモデル『新型ノート AUTECH(オーテック)』は、今回ノートのフルモデルチェンジと同時に発表している。

新型フィット Modulo Xとは異なり専用の足回りなどは備わっていないが、新型ノート AUTECH専用の内外装を与え、新型ノートが持つ先進的なイメージに高級感をプラスした。

新型ノート AUTECHの価格は2WDが250万4700円、後輪用ハイパワーモーターを備える本格的な4WDモデルが276万3200円となっている。

上級モデルの乗り換えユーザーからも一定の評価

今回のフルモデルチェンジでe-POWER専用モデルとなった新型ノートは、ベース車でも200万円台と、価格も上昇した。そんな中で特別な存在感を放つ新型ノート AUTECHは、むしろ250万円の価格がお得にすら見えてくる。販売店でも、上位のセダン車などから乗り換えるユーザーを中心に反響は大きいという声を聞いたから、その高級路線は一定の評価を得ているようだ。

スポーティ路線の新型フィット Modulo Xと高級志向の新型ノート AUTECH、目指す方向は同じ“プレミアム”! ただちょっとわかりづらい面も

一見すると、スポーティ路線の新型フィット Modulo Xと高級志向の新型ノート AUTECHでは別の方向性を向いているようにも思える。ただし狙うところは同じ“プレミアム”路線だ。

近年は多くのメーカーからこのキーワードを良く耳にするが、なかなか解釈が難しい。特に新型フィット Modulo Xは、迫力あるエアロパーツの雰囲気で“ヤンチャなスポーティカー”という印象も強く、余計にわかりづらい面があるように思える。

とても通好みだけどちょっとわかりづらい面がある「フィット Modulo X」の世界観

新型フィット Modulo Xの真の狙いどころは、高い速度域や道の荒れた峠道のような厳しい道路環境下でも、上質でしなやかな走りを実現させることにある。ホンダアクセスの開発者たちも、より高価な欧州製プレミアムコンパクトカーにも決して負けていない走りだと豪語する。

欧州コンパクトカーを検討する層も狙うのだとすれば、迫力のあるスタイルは、むしろ顧客の幅を狭めてしまうように危惧されるのだが…。

もはや公然の秘密!? 新型ノートのカスタムモデルは「AUTECH」に加え「NISMO」が控えている!?

 

日産 新型ノートの場合、正式な発表はないものの、先代同様に「新型ノート NISMO(ニスモ)」が今後追加されるのは間違いないだろう。先代のノート NISMOはモータースポーツ直結のスポーティさを売りにし好評を博していたから、その路線も継承されるはず。だからこそ新型ノート AUTECHは「プレミアム」な内外装に特化し、見た目にもわかりやすく差別化が図れた。

高級志向の「フィット LUXE」とModuloのコラボモデルに期待大!

フィットの場合、本革シートなど内外装を上質に仕立てた「フィット LUXE(リュクス)」が既にある。Modulo Xの足回りと、もう少しおとなしく高級感を増したエアロパーツが組み合わされれば、LUXEの“プレミアム”なキャラクターも際立つはず。

現段階では単なる妄想層に過ぎないこのフィット LUXEとModuloのコラボモデルという次なる路線。しかしきっとノート AUTECHの対抗馬にもなりそうな予感がするのだが、いかがだろうか。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル]

日産/ノート
日産 ノートカタログを見る
新車価格:
229.9万円269.1万円
中古価格:
9.8万円323万円

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

MOTA編集部
筆者MOTA編集部

MOTA編集部。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

ホンダ フィットの最新自動車ニュース/記事

ホンダのカタログ情報 ホンダ フィットのカタログ情報 ホンダの中古車検索 ホンダ フィットの中古車検索 ホンダの記事一覧 ホンダ フィットの記事一覧 ホンダのニュース一覧 ホンダ フィットのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる