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新型車解説 2018/5/14 11:18

スバル 新型フォレスターの日本仕様はハイブリッド初採用で燃費改善!価格300万円前後で8月頃発売、5月中旬にも受注開始か|最新情報

スバル 新型フォレスター(北米仕様)【ニューヨークショー2018】
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スバル 新型フォレスターの日本発売時期は2018年8月頃、5月中旬にも受注開始か!フルモデルチェンジ徹底解説

最近はSUVの人気が世界的に高く、輸入車を含めて、新型車が活発に発売されている。日本車でも、トヨタ C-HR、マツダ CX-8、スズキ クロスビー、三菱 エクリプスクロスなど、さまざまなサイズのSUVが新登場して売れ行きも堅調だ。

このSUV人気の中で、スバル フォレスターがフルモデルチェンジを受ける。初代モデルは1997年に発売され、新型は5代目になる。

新型フォレスターの日本発売日は2018年8月頃(受注開始は5月中旬頃か)だが、これに先立ち、北米で開催されている「ニューヨークモーターショー2018」に新型フォレスターが出品された。そこで、既にスバルが発表した資料、販売店からの情報、従来型フォレスターとそのライバル車で構成される市場の分析から、新型フォレスターをガイドしてみたい。 [2018/5/18 情報更新]

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関連記事:スバル、新型フォレスターの先行予約開始…e-BOXER搭載のHVモデル設定(2018年5月18日)

新型フォレスター、フルモデルチェンジのポイントはこれだ!

スバル 新型フォレスター(北米仕様)【ニューヨークショー2018】スバル 新型フォレスター

一番の特徴は、現行インプレッサから採用が開始されたスバルグローバルプラットフォーム(SUBARU GLOBAL PLATFORM)を使うことだ。スバルはこれにより、クラストップレベルの快適性と安全性能を実現したと述べている。

北米仕様のエンジンは、水平対向4気筒の2.5リッターだが、新型フォレスターの日本仕様はこれと併せて、水平対向4気筒2リッターNA+マイルドハイブリッドも加える予定だ。先代XVと先代インプレッサスポーツに搭載されたのと同様の簡易型ハイブリッドだが、フォレスターでは改善を加えて搭載する。ハイブリッドの採用は、フォレスターとしては初となる。その一方で、従来型に設定されていた2Lターボは、発売当初は用意されない。

駆動方式は従来と同じスバル独自のAWD(4WD)で、悪路の走破力を高めるX-MODE(Xモード)を進化させた。SUVの特徴とされる走破力にも磨きを掛けている。

そしてスバルはアイサイトを中心に緊急自動ブレーキなどを作動できる安全装備に力を入れ、北米仕様はアイサイトver.3、日本仕様はレヴォーグやWRX・S4と同タイプのアイサイト・ツーリングアシストを採用する。スバルでは初採用の装備として「ドライバーモニタリングシステム」も開発した。ドライバーの顔を認識して、わき見運転や疲れなどを警告する機能を搭載する。

なおフォレスターは従来型、新型ともにミドルサイズのSUVだから、ライバル車は日産 エクストレイルとマツダ CX-5に加え、三菱のアウトアランダーやエクリプスクロスも含まれる。サイズと価格は少し異なるが、トヨタ C-HRと競うこともあるだろう。SUVの中でもミドルサイズは車種が多いため、新型フォレスターのライバル車も豊富だ。それだけに注目を集める。

スバル 新型フォレスターのアンベール式の様子【NYオートショー】

新型フォレスターの価格は未発表だが、マイルドハイブリッド搭載で300万円前後か

新型フォレスターの価格は、現時点では発表されていない。しかしミドルサイズのSUVはライバル同士の競争が激しいから、値上げをすれば割高感が生じてしまう。従って価格は、基本的には従来型をベースに設定される。

従来型の駆動方式はすべてAWDで、エンジンは自然吸気のノーマルタイプ(NA)とターボがあった。従来型はターボも割安で、装備の違いを補正すると、NA車に対する価格上昇を16万円としていたが(直噴ターボだから通常は25~30万円)、前述のように新型フォレスターではターボ車は廃止されてしまう。

新型フォレスターのグレード構成は、4種類になりそうだ。2.5リッターが3グレード、2リッター+マイルドハイブリッドが1グレードそれぞれ用意する。

ガソリンモデルは実用装備を充実させた比較的ベーシックな買い得グレード(ツーリング)、豪華指向のグレード(プレミアム)、さらにスポーティな仕様(X-BREAK)に分けられる。

従来型の価格は、2.0i-Lアイサイトが268万9200円、特別仕様車のSリミテッドは、運転席と助手席の電動調節機能、アルミパッド付きスポーツペダル、合成皮革を使った上級シート表皮、アルミホイールの18インチ化などを含めて289万4400円であった。

これらを加味すると、新型フォレスターの2.5リッターエンジン搭載車は、実用指向の買い得グレード”ツーリング”が285万円前後になるだろう。マツダ CX-5の2.5リッターエンジンを積んだ25Sプロアクティブ(4WD)が291万6000円、三菱 アウトランダーの2.4リッターを搭載する24Gセーフティパッケージ(4WD)が296万2440円だから、新型フォレスターは割安感が強調される。

そして2リッターマイルドハイブリッド(グレード名は”アドバンス”)は、シンプルな構造を生かしてガソリンモデルと比較した時の価格アップも15万円前後に抑えられ、300万円強~に設定する模様だ。

つまり2.5リッターと2リッターマイルドハイブリッドの関係は、上下ではなく並列になる。一般的にはハイブリッドを上級に位置付けるが、新型フォレスターは余裕のある動力性能が欲しいユーザーには2.5リッター。長距離の移動が多く燃料代を節約したい場合は2リッターマイルドハイブリッドという選び分けだ。

4月16日に4代目の販売が終了し、新型フォレスターの納車は8月頃

スバル 新型フォレスター/ニューヨークショー2018

2018年8月にも正式発表される新型フォレスターの今後のスケジュールだが、2018年4月16日に、従来型の販売店からメーカーに向けた発注が終了する。しかしフォレスターの納期は2か月前後だから、生産と納車は6月まで掛かる。6月下旬から7月は、新型フォレスターの生産準備に費やされ、8月には正式に新型フォレスターが発売されて生産と納車も行われる見込みだ。このスケジュールであれば、9月には新型フォレスターをフルに登録できるから、2018年度の中間決算(4月1日から9月30日)にもプラスに作用する。

※ハイブリッドは遅れて9月頃の発売となる模様

なお従来型の生産を終える6月下旬を前、おそらく5月中旬になれば、販売店では新型フォレスターのグレード構成や価格を明らかにして、正式に発売する前の予約受注を開始する。受注に1か月以上の余裕があれば、スバルは相当な台数を獲得できるが、ユーザーは「実車を見ないで買う」リスクを押し付けられる可能性が高い。これを避けるために、8月に入って試乗した後で契約すると、納期が一層長引いてしまう。

新型フォレスターは、外観やボディスタイルが従来型に似ており、居住空間や荷室の広さにも大差がない。従って従来型のユーザーが新型フォレスターの購入を検討する時、「試乗して走りと乗り心地が明らかに向上していれば新型を買う。そうでなければ車検を取って乗り継ぐ」と考えることも多いだろう。この時に現物を見て試乗できなければ話にならない。今はスバルに限らず、ユーザーに不親切な売り方が横行している。

新型フォレスターのエンジンは2.5L直噴NAと2L+マイルドハイブリッドの2種類

スバル 新型フォレスター(北米仕様)【ニューヨークショー2018】

新型フォレスターが搭載するエンジンは、前述のように水平対向4気筒の2.5リッターと、2リッター+マイルドハイブリッドだ。北米向けに開発されたアセントが搭載する2.4リッターは使われない(アセントは2.4リッターのターボになる)。また、これまで一部で需要のあったターボモデルや、噂のあったプラグインハイブリッド(PHEV)も採用されない。

NAの2.5リッターが選ばれた理由は、車両重量などを含めた総合的なバランスが優れているからだ。従来型の2リッターは、実用的には不満はないが、スポーティな雰囲気のSUVとしては少しパワー不足であった。以前からレガシィや生産を終えたエクシーガ・クロスオーバー7は2.5リッターを搭載して、ちょうど良い加速性能を発揮している。

2.5リッターエンジンの性能は、北米仕様で見ると最高出力が182馬力(5800回転)、最大トルクは176lb-ft(約24.3kg・m)。直噴式にしたので、レガシィやエクシーガ・クロスオーバー7よりも性能が少し高い。従来型の2リッターが搭載する148馬力(6200回転)、20.0kg・m(4200回転)に比べると、エンジン性能は1.2倍に増える。

トランスミッションは、リニアトロニックと呼ばれるCVT(無段変速AT)で、7速の疑似変速モードを備える。従来型に設定された6速MT(マニュアルトランスミッション)は選べない。燃費数値は不明だが、新しいWLTCモードで表示される。

新型フォレスターハイブリッドの燃費は20km/L前後か

今は燃費を競うようなクルマ造りが薄れたが、ライバル車の動向に無関心でもいられない。2.5リッターエンジン搭載車のJC08モード燃費は15km/L前後だろう。従来型2リッターの16km/Lに比べて少し下がるが、実用燃費は同等と考えられる。

いっぽう新型フォレスターハイブリッドは20~22km/Lで、日産 エクストレイルHV、トヨタ ハリアーHV、アウトランダーPHEV(ハイブリッド走行時)などと同程度だ。

関連記事:>>ターボ設定なし!?スバル 新型フォレスターは2.5リッター直噴NA新搭載

新型フォレスターは内装・外装共に質感向上、デザインはキープコンセプト

スバル 新型フォレスター(北米仕様)【ニューヨークショー2018】スバル フォレスター(4代目・SJ型) 2.0XTアイサイト

新型フォレスターの外観は従来型に似ている。アウディやBMWに見られる外観の印象をあまり変えないフルモデルチェンジだ。

日本のSUVでは、現行CX-5も外観が先代型に似ているが、ヘッドランプを薄型に見せてフロントマスクで新しさを強調している。新型フォレスターはフロントマスクの形状も踏襲するから、一層変わり映えがしない。北米で売られるLサイズSUVのアセントにも似ており、変わった印象は乏しいが、スバルの統一されたブランド表現は確立されている。

新型フォレスターのデザインのベースは、2015年の東京モーターショーに出品された「ヴィジヴ・フューチャーコンセプト」だ。このショーモデルを出発点に、視界などを向上させ、市販車に求められる機能を身に付けたのが新型フォレスターになる。

従来型に似ている背景には、スバルの「0次安全/危険な状態に近寄らないクルマ造り」もある。サイドウインドーの下端を低く抑えて周囲が見やすい。正確にいえば、斜め後方の視界は新型になって少し悪化するが、SUVでは優れた部類に入る。ピラー(柱)の形状も最適化され、周囲を見やすく仕上げた。

この外観の基本は、すべてのスバル車(OEMを除く)に共通するダイナミック×ソリッドだ。クルマが持つ躍動感や楽しさと、頼もしく安心できる塊感を両立させた。

新型フォレスターのボディサイズはほぼ変わらず

スバル 新型フォレスター(ツーリング)スバル フォレスター(4代目・SJ型) 2.0XTアイサイト

北米仕様のボディサイズは、全長が4625mm、全幅は1815mm、全高は1730mm。従来型は4595mm〜4610mm/1795mm/1715mmだから、ボディが若干拡大された。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)も新型は2670mmだから、従来型の2640mmに比べて30mm長い。

最低地上高(路面とボディの最も低い部分との間隔)は従来型と同じ220mmで、悪路のデコボコを乗り越えやすい。SUVのデザインは、力強い外観の見栄えを優先することが多いが、フォレスターは実用性もかなり考慮されている。

もちろん”X-BREAK”グレードでは、現行型モデル同様にSUVらしい力強さやアクティブさをより強調したデザイン処理が加えられるはずだ。

スバル フォレスターのボディサイズ比較
5代目・新型フォレスター(北米仕様)4代目・フォレスター
全長4,625mm4,610mm
全幅(車幅)1,815mm1,795mm
全高(車高)1,730mm1,715mm
ホイールベース2,670mm2,640mm

グレードは4種類

スバル 新型フォレスター(北米仕様)【ニューヨークショー2018】

グレードはベーシックな標準タイプ(ツーリング)、豪華指向の上級タイプ(プレミアム)、走りの良さをイメージさせるスポーツモデル(X-BREAK)、そしてハイブリッド(アドバンス)がある。

スポーツタイプはところどころオレンジのラインが入っており、米国仕様ではSportという名称のグレードで、日本ではX-BREAKに相当する。



新型フォレスターの内装色は全部で4色、リアゲートの使い勝手も向上

スバル 新型フォレスター(北米仕様)【ニューヨークショー2018】スバル 新型フォレスター(北米仕様)【ニューヨークショー2018】

内装色は落ち着いた雰囲気のブラウン、スポーティなブラックなど合計して4色をそろえる。

このほかリアゲートのダンパーを従来型の2本から1本に減らし、開閉速度を2倍にして、使い勝手を向上させた。リアゲートの電動機能は、従来型は閉めるだけだったが、新型車では閉めて施錠する機能も加えた。そのためにボタンが2つある。

新型フォレスター日本仕様の安全装備はアイサイト・ツーリングアシストを採用

スバル 新型フォレスター(北米仕様)【ニューヨークショー2018】

日本仕様の安全装備は、緊急自動ブレーキを作動できるアイサイトver.3をベースにしたアイサイト・ツーリングアシストになる。2個のカメラをセンサーとして使うため、歩行者と車両に加えて自転車の検知も可能だ。この機能は数多くのスバル車に採用され、信頼性を高めてきた。

新しい安全装備としては、ドライバーモニタリングシステムが注目される。小型のカメラによってドライバーの表情が常にチェックされ、居眠りや脇見運転と判断された時には警報を発する。なお、ドライバーの顔は5人まで登録することが可能。

新型フォレスターの強み、X-MODEをさらに使いやすく

スバル 新型フォレスター(北米仕様)【ニューヨークショー2018】

フォレスターは本格的なオフロードSUVではないから、駆動力を高める副変速機を備えた4WDなどは搭載しないが、もともと悪路の走破力が高かった。

それはX-MODE(Xモード)の搭載によるところも大きい。このスイッチを入れると、エンジン/4WDシステム/ブレーキなどを最適に自動制御してホイールの空転を抑える。1輪が空転しそうになると、そのホイールにブレーキを作動させて空転を防ぎ、駆動力の伝達効率を高く保つ制御も行う。新型フォレスターは、X-MODEにも改良を加えて制御を最適化させ、悪路走破力を一層高めた。

さらに、これまでVDCの解除はX-MODE以外のボタンで操作していたが、新型はVDCの解除を「D.SNOW/MUD(ディープ・スノー/マッド)」というモードに含めることで、ダイヤルをひねるだけで切り替えが可能になった。

見た目にとらわれない、筋の通ったクルマ造りがスバルの魅力

以上のように新型フォレスターは、プラットフォームやエンジンを刷新させて、新たな安全装備も採用され、機能を幅広く向上させる。

外観の変化が乏しいが、これはフォレスターが、スバル車らしくデザインの熟成を重ねた結果でもあるだろう。すでに完成の域に達しているから、大きく変える必要がない(あるいは変えようがない)。視界を大切にしたクルマ造りも、変化が乏しい一因だ。視界を悪化させて、新鮮味やスポーティ感覚を表現するデザインにはなっていない。

今はSUVがブームの様相にあり、いろいろな車種が登場している。新型フォレスターもそのひとつに思えるが、実際は20年の伝統を受け継ぎながら、ユーザーの要望を汲み取って進化と深化を淡々と続けてきた。

つまりSUVである以前にスバル車で、筋の通ったクルマ造りは、ユーザーに安心感を与えて確固たるブランドを確立させつつある。

特にユーザーが高齢化すると、人に優しいスバルのクルマ造りが一層際立つ。スバル車は国内市場に合った、まさに日本的なクルマで、その商品開発を世界に向けて幅広く発信するのが、グローバルな人気車のフォレスターといえるだろう。

スバル 新型フォレスターの主要スペック

スバル 新型フォレスターの主要スペック
車種名スバル フォレスター(5代目・米国仕様)スバル フォレスター(4代目)
グレードーー2.0i-L アイサイト
駆動方式AWDAWD
トランスミッションリニアトロニックCVTリニアトロニックCVT
価格(消費税込)未発表2,689,200円
カタログ燃費未発表16.0km/L
全長4,625mm4,610mm
全幅(車幅)1,815mm1,795mm
全高(車高)1,730mm1,715mm
ホイールベース2,670mm2,640mm
乗車定員5人5人
車両重量(車重)未発表1,510kg
エンジンFA25型

2.5L水平対向4気筒DOHC直噴

FB20型

2.0L水平対向4気筒DOHC

排気量2,498cc1,998cc
エンジン最高出力182hp/5800rpm109kW(148PS)/6200rpm
エンジン最大トルク176lb-ft/4400rpm35.7kgf-m(350N・m)/2000-5600rpm
燃料未発表無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)
タイヤサイズベースグレード:225/60 R17

スポーツグレードと上級グレード:225/55 R18

225/60R17
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