スバル フォレスター燃費レポート|4代目・E型(現行最終)、2Lノンターボモデルの実燃費を徹底検証(1/6)
- 筆者: 永田 恵一
スバル フォレスター(NA)実燃費レポート結果まとめ
起用グレード
今回の燃費テストでは、4代目スバル フォレスターの最終モデルとなるE型のNAエンジン搭載車をテスト。
グレードは2017年7月にベーシックグレードの2.0i-Lアイサイト(車両本体価格241万9200円、JC08モード燃費16.0km/L)を起用した。
なおテスト車はスノーシーズンということもありスタッドレスタイヤ(銘柄はSUV用となるブリヂストンのブリザックDM-V2)を履いており、燃費はあくまで参考値、その他のフィーリングも本来のオールラウンドタイヤ装着時とは若干異なる面がある点を最初にお断りしておく。
この2.0iアイサイトはそれまで売れ筋だった2.0i-Lアイサイト(現在の価格は268万9200円)に対し、アイサイトを代表とする基本性能はほぼそのままで、装備内容の簡略化(フォグランプ、ミラーウインカー、パドルシフト、エアコンの左右独立温度調整機能、走行モードを選べるSIドライブ、4WDシステムのX-MODEの省略)、ボディカラー以外メーカーオプションの選択肢がないといった若干の制約がある。その代わりに価格は約30万円も安い、非常にコストパフォーマンスが高いグレードだ。
燃費テスト概要
テストは2018年3月16日(金)の午前5時過ぎに開始し、正午頃帰京するというスケジュールで実施。テスト中の天候は曇りのち雨、最高気温は早朝に記録した17度という気候で、交通状況は平均的な流れであった。乗車人数はドライバー1人(体重約70kg)、したがってここで計測されるのは平均して高い値と言える。
全体的にフォレスターの2リッターNAエンジン搭載車は、モデル末期とはいえ未だにとても魅力的なミドルSUVだった。燃費もライバルと比べるとそこまで悪い値ではなく、4WDとしては平均的と言える。むしろ、ミドルクラスSUVという単位で見れば十分な値だ。
ここからは市街地編、郊外路編、高速道路編、それぞれの章で燃費や走りの質について詳細な評価を行っているので、現行、次期型問わずフォレスターの購入を考えている方にはぜひ参考にして欲しい。
スバル フォレスター実燃費レポート|結果まとめ | |
---|---|
車種名 | スバル フォレスター |
グレード | 2.0i-Lアイサイト |
パワートレイン | 2.0Lガソリン |
駆動方式 | AWD(4WD) |
JC08モード燃費 | 16.0km/L |
実燃費:平均 | 13.4km/L |
実燃費:市街地 | 11.0km/L |
実燃費:郊外路 | 13.4km/L |
実燃費:高速道路 | 16.7km/L |
この記事にコメントする