“スバリスト(スバルヲタ)”視点から見る「スバル BRZ tSコンセプト」 新型車解説/マリオ高野(2/3)

“スバリスト(スバルヲタ)”視点から見る「スバル BRZ tSコンセプト」 新型車解説/マリオ高野
スバル BRZ tSコンセプト スバル BRZ tSコンセプト スバル BRZ tSコンセプト スバル BRZ tSコンセプト スバル BRZ tSコンセプト スバル BRZ tSコンセプト スバル BRZ tSコンセプト スバル BRZ tSコンセプト スバル BRZ tSコンセプト スバル BRZ tSコンセプト スバル BRZ tSコンセプト 画像ギャラリーはこちら

スバル初採用となる4ポッドキャリパーでの「ドリルドローター化」

スバル BRZ tSコンセプト
スバル BRZ tSコンセプト

さらに、4ポッドのブレンボブレーキにはドリルドローターを装着。これまでのSTIコンプリートカーで6ポッドキャリパーではありましたが、4ポッドキャリパーでのドリルドローター化はスバル初採用となります。

放熱性が劇的に向上することでブレーキのμが安定。サーキットなどでハードブレーキを繰り返しても熱ダレしにくくなり、上質で鋭敏な微小舵域の応答性をより長く、より大胆に味わい尽くせるというわけです。

あとは前回のBRZ tSで採用されたフレキシブルドロースティフナーなどのSTI的補剛パーツはもちろん、それ以外の〝非公開パーツ&ノウハウ〟、ギアボックスの貫通ボルトや強化ドライブシャフトなども踏襲されております。

BRZ tSのベース車は「アプライドD型」へ刷新

スバル BRZ tSコンセプト
スバル BRZ tSコンセプト

さらに注目すべきは、ベースとなる標準車のBRZが「アプライドD型」となり、ステアリングまわりやリアまわりの剛性がさらに向上していること。D型ではノーマルのBRZの時点で「旧tS的な乗り味になった」と言われるほど改善幅が大きく、乗り味がかなり良くなったようです。

外観では、フォグランプの代わりにLEDデイライトを装着。ブラックアウト部分を大きくして、フロントビューがよりワイドに見えるようなデザイン上の工夫がなされました。

展示車のボディカラーはサンライズイエロー。2009年に発売された先代WRX STIのスペックCで採用されたカラーと同色です。黄色と黒のコントラストが派手ながらも落ち着きのある大人のスポーツカーを演出したとのこと。前後のスポイラー類は既存のSTIパーツを装着。リアスポイラーについてはカーボン製も設定。

今回のtSは「より大人っぽく」が狙いなので、旧tSで採用された大型のGTウイングの設定はないようです。

スバル BRZ tSコンセプト
スバル BRZ tSコンセプトスバル BRZ tSコンセプト

地味ながら、外観ではフロントグリルまわりのチェリーレッドに注目。今回の大阪オートメッセで展示された車両はコンセプトカーなのでステッカーを張っただけのようですが、実際に作るとなると、前作フォレスターtSで見られた「一台ずつ、グリルに溝を掘ってマスキングを施し、それに沿って塗色する」という、非常に手間暇をかけた塗り方で作られる可能性が高いはず。

ちなみに、今回の展示車はガッツリ走り込んだ旧tSをベースに制作、ボンネットを開けると前のボディカラーが見えるのはそのためです。

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

マリオ 高野
筆者マリオ 高野

1973年大阪生まれ。免許取得後にクルマの楽しさに目覚め、ヴィヴィオとインプレッサWRXを立て続けに新車で購入。弱冠ハタチでクルマローン地獄に陥るも、クルマへの愛情や関心は深まるばかりとなり、ホンダの新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、ダイハツ期間工(アンダーボディ組立て)などを経験。2001年に自動車雑誌の編集部員を目指し上京。新車情報誌やアメ車雑誌の編集部員を経てフリーライターとなる。編集プロダクション「フォッケウルフ」での階級は「二等兵」。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

スバル BRZの最新自動車ニュース/記事

スバルのカタログ情報 スバル BRZのカタログ情報 スバルの中古車検索 スバル BRZの中古車検索 スバルの記事一覧 スバル BRZの記事一覧 スバルのニュース一覧 スバル BRZのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる