日産 フェアレディZ 試乗レポート(1/4)

日産 フェアレディZ 試乗レポート
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Z33からZ34へ

フロントスタイリング

先代モデルZ33の開発当時というと、日産はカルロス・ゴーン新体制となり再生を目指した時期。このときZ33開発はコンポーネンツの多くをスカイラインクーペと共用することが命題だった。つまり、より量産することによるコストダウンを目的としたのだ。当然、スカイラインクーペと同じホイールベースを持つZ33が誕生した。

しかし、2人乗りスポーツカーのZと、4人乗りのスカイラインクーペとの決定的な違いは、それぞれが求めるホイールベースにあったのだ。つまり、Zに後席は必要ないのだから・・・。

開発陣は、Z33にスポーツカー、そしてZとしての個性を植えつけた。しかし、何よりも重要視したのはグローバルカーとしてのスタビリティ。アウトバーンを全開で走っても安心できるスタビリティだ。その点においてZ33の長いホイールベースは貢献した。だが、今回のZ34でスポーツカーとしてのアジリティを求めるため、もう一度見直すことを選択した。かくしてZ34ではホイールベースが100mm短縮されている。しかも、Z33以上のスタビリティを保ちながら。

Z34も現行スカイラインクーペと同じプラットフォームを採用する。しかし、ホイールベースは短い。これは、専用の燃料タンクを開発するなどしてリアセクションをZ34専用に新規設計したからだ。これによって、リヤタイヤは100mm前方に移動しドライバーの腰に近づいたのだ。

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松田 秀士
筆者松田 秀士

1954年高知県生まれ。僧侶の資格を持ち、サラリーマン、芸能人の付き人を経て、28歳でレースデビュー。92年には、デイトナ24時間&ル・マン24時間レースに出場。94年、インディ500マイルレースに日本人2人目のドライバーとして初参戦。2年目の95年には完走を果たし、翌年、当時日本人最高位完走という成績を残した。同じ頃から東京中日スポーツ新聞等で自動車評論活動を開始。現在も執筆活動の傍ら、レーシングドライバーとしても活躍中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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