日産 フェアレディZ NISMO 試乗レポート/岡本幸一郎(3/3)

日産 フェアレディZ NISMO 試乗レポート/岡本幸一郎
日産 フェアレディZ NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール] 日産 フェアレディZ NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール] 日産 フェアレディZ NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール] エクステリア・フロント正面 日産 フェアレディZ NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール] エクステリア 日産 フェアレディZ NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール] エクステリア・サイドビュー 日産 フェアレディZ NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール] エクステリア・リアビュー 日産 フェアレディZ NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール] エクステリア・リア正面 日産 フェアレディZ NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール] 日産 フェアレディZ NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール] 日産 フェアレディZ NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール] 日産 フェアレディZ NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール] 画像ギャラリーはこちら

乗り心地がよく、洗練されたハンドリング

日産 フェアレディZ NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール] 試乗レポート6/岡本幸一郎

新型フェアレディZ NISMOをドライブして意外に感じるのは、エアロパーツをまとった派手な見た目から想像するのとは裏腹に、乗り心地がよいことだ。正直な話、2012年モデルで従来よりもだいぶよくなったように感じていたノーマルよりも、さらにずっとよい。

足まわりは引き締まっていながらもよく動く。その足まわりをしっかりとした車体が支えながら、路面からの入力を巧みに受け止めている印象で、入力のカドが上手く丸められている。ノーマルでは衝撃が伝わってきそうな状況でも、Z NISMOではあまりそれを感じない。

日産 フェアレディZ NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール] 試乗レポート11/岡本幸一郎

ハンドリングも洗練されていて、まるでクルマの運動神経がワンランク上がったかのような印象だ。

ノーマルではステアリングを切ってフロントに曲がろうとする力が発生してもリアがついてこない感覚があるところ、Z NISMOはリアの感度が上がっているおかげで、走りに一体感があるし、ステアリングフィールの正確性も増している。

これには、ブレースやバー類の追加によるボディ各部の補強や、YAMAHA製パフォーマンスダンパーの装着などが少なからず効いているはずだ。

NISMOのレース経験がふんだんに採り入れられたエアロパーツ

日産 フェアレディZ NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール]日産 フェアレディZ NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール] エクステリア・リア周り

さらにフェアレディZ NISMOは空力性能が非常に高いことも特徴だ。

これにはスーパーGTなどレーシングフィールドで培われた技術が採り入れられているそうで、文字通り「ダウンフォース」を獲得しており、その恩恵は高速道路やワインディングでも体感できる。

速度が高まるにつれて接地感が増していき、車体が路面に吸いついていくような感覚となる。路面が比較的きれいであれば、けっこうな高速コーナリングでも高いグリップ感が得られるので、不安を感じることもない。市販車でこうした感覚を味わえるクルマなどそうそうない。

ノーマルは豪快な走りを身上とする古典的なGTカーという印象が強いが、Z NISMOは、そんなフェアレディZの「スポーツカー」としての部分を覚醒させたかのようなクルマ。

数々の専用装備が与えられ、それなりにコストがかかっているに違いないが、その甲斐あって走る楽しさは格段にUPしているし、丁寧な作り込みによる完成度の高さもワークスチューンならでは。充実した内容を考えると、500万円台前半という価格には、むしろ割安感があるように思えてくるほどだ。

[レポート:岡本幸一郎]

日産 フェアレディZ NISMO 主要諸元

日産 フェアレディZ NISMO[ボディカラー:ブリリアントホワイトパール] 試乗レポートを届けてくれた自動車評論家の岡本幸一郎さん

全長x全幅x全高:4405x1870x1315mm/ホイールベース:2550mm/車両重量:1540kg(AT車は1550kg)/駆動方式:後輪駆動(FR)/乗車定員:2名/エンジン種類:3.7リッター V型6気筒 DOHC/エンジン型式:VQ37VHR[NISMO専用チューニング]/総排気量:3696cc/最高出力:355ps(261kW)/7400rpm/最大トルク:38.1kg-m(374N・m)/5200rpm/トランスミッション:6速マニュアルトランスミッション(マニュアルモード付フルレンジ電子制御7速オートマチックトランスミッション[7M-ATx])タイヤサイズ:(前)245/40R19 94W・(後)285/35R19 99W/車両本体価格:5,218,500円(AT車:5,323,500円)

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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