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コンシューマレポート 2010/8/2 21:02

日本版コンシューマレポート -日産 ジューク ユーザー試乗レビュー-(2/6)

日本版コンシューマレポート -日産 ジューク ユーザー試乗レビュー-

ジュークのユーザー評価・レビュー/エクステリア

上記のジューク データ結果は、SUVのモノではない。まさに「スポーツカー」そのものだ。

自動車開発の現場では「スポーツカーは見た目が100%」と言われる。だから「ジューク」では、この「エクステリア」の項目を最重要と考え、少々長めの構成内容とさせて頂く。ご了承願いたい。

クルマ全体のイメージで見ると、「男向き」67.7%、「かっこいい」45.2%、「ワイルド」45.2%、「強そう」35.5%と、スポーツカー要素が非常に強い。

さらに、「欧州車っぽい」51.6%、「デザインのバランス感が変わっているから好き」48.4%、「時代を先取りしている」32.3%と、欧州スポーツカーのイメージが強い。加えて、「(サイズが)ちょうど良い」51.6%と、使い勝手の面からも評判が良い。

デザインについても、特殊な印象のある「フロント」が4.4点、抑揚感の強い「サイド」が4.1点、スポーティな「リア」が4.2点と高評価だ。ホイールについては、無難な3.7点に落ち着いた。

コメントを見ても、総じて「カッコいい系」の評価でポジティブ。日産のデザインスタッフの狙い通り、ユーザー側も「風変わりさ=インパクトの強さ」として捉えられているのだ。

繰り返すが、「スポーツカーは見た目が100%」だ。しかし近年、世界各市場でユーザーの志向が多様化するなか「正攻法のスポーティさ」では、ユーザーの気持ちは不完全燃焼。だから、「ジューク」の誕生意義があったのだ。

こうした、近年の日本車では稀な、独特な雰囲気のスポーティSUVのデザインはどのようにして誕生したのか?日産側の「メディア向けの正規のプレゼン」では、様々なデザインキーワードが並んだ。

ちなみに、このプレゼン資料、基本は英語で書かれており、日本語が付随している格好だった。

日本語表記では、「異次元」「別の星から来た・・・」「白黒が同時にあるイメージ」「ゴルフのOB杭の中ギリギリにあるポジショニング」など、要するに「ちょっと風変わりな雰囲気」が狙いどころになっている。

また、デザインキーワードの中核は「ロバイオテック」。ロボット+バイオ+テクノロジーの造語だ。さらに、フロントの丸目は「70年代ラリーカー」、コンビライトは「Zっぽく」というアレンジを施している。

だが、どうしてそこまで踏み込んだデザインが可能だったのか?どうして、そこまでする必要があったのか?

筆者は、日産がルノー資本になって以来、様々なシチュエーションで日産デザイン関係者とご一緒してきた。そのため、彼らの置かれた「立場」を深く理解出来るようになった、と思っている。

SUVについては、「ムラーノ」「インフィニティFX」で、クロスオーバーSUVという分野を切り開いた日産。それらコンセプトモデル登場時のインパクトは強烈だった。

「まさかこのまま量産するワケがない」と思っていたが、かなりコンセプトモデルっぽい量産車が出た。だが、最近は「エクストレイル」が「先代のイメージを完全に引きずって」正常進化。同車の派生で、スポーティ性を狙っているが、デザイン的には抑えめな「デュアリス(欧州ではキャッシュカイ、米国では改良版のローグ)」。

こうした流れは、かつての「ムラーノ」「FX」登場時の「日産デザインへの驚き」を薄れさせていた。だが、実売の面では「エクストレイル」「デュアリス・ファミリー」共に、欧州を中心に着実な成功を収めた。そうした「既存車の功績」があったからこそ、「ジューク(のデザイン)で遊べる」余裕が生まれたのだ。

ジュークの原型となったコンセプトモデル「Qazana(カザーナ)」

「ジューク」に関しては、その原型であるコンセプトモデル「Qazana(カザーナ)」がある。

2009年3月上旬、スイス・ジュネーブショー。「カザーナ」登場の場面で、日産自動車常務役員・デザイン本部長の、皆様ご存知、中村史郎氏に聞いた。

筆者「なるほど、やっと出ましたね。思い切ったヤツが」

中村氏「いいでしょ、これ。我々も、ちゃんとやっていたでしょ」

筆者「そうですよね、中村さんは言い続けていましたよね。エクストレイルの時も、キャッシュカイ(デュアリス)の時も、今回はまだ地味だが、そのうちに凄いのが出るって。となるとこれ、ムラーノやFXと同様に、このまま量産というイメージなんですよね?」

中村氏「当然ですよ。日米欧を中心に売りますから」

「ジューク」成功の最大の要因は、「外観デザイン」にある。その「外観デザイン」の成功は、上記のような日産社内事情によって生じた、「(デザイナーや、開発担当責任者が)やりたかったことが溜まりに溜まって、ドバァーと出た!」ことが「元気で異例なデザイン」を生んだのだ。

さらに、こうした「外観デザイン」での思いきりさは、ボディを突き抜けて「インテリアデザイン」にまで侵入した。

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