シトロエン、WTCC第5戦 連勝を期しオーストリア戦に挑む
WTCC第5戦は高速コースのザルツブルクが舞台に
FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)はヨーロッパでの戦いが続き、第5戦はオーストリアのザルツブルクで行われる。
ザルツブルクリンクは、1周4,241mの高速サーキットである。エンジン性能と空力特性が予選、レースともに重要な要素となり、特に予選ではチームプレーによるスリップストリームの使い方がタイムを大きく左右することになる。また、ウエイトによる性能調整が見直されたが、シトロエン C-Elysee WTCCにはこれまで同様60kgのハンデが課せられる。
テクニカルディレクターのクサビエ・メステラン‐ピノン氏は「ザルツブルクは我々にとって初めてのサーキットですが、なすべきことは分かっています。C-Elysee WTCCの強みが大いに発揮されることでしょう」と自信をみせている。
今シーズンの7レースのうち、シトロエンのドライバー3人はそれぞれ2勝ずつを挙げ、ドライバーズ選手権の行方はこの3人に絞られてきた。C-Elysee WTCCと3人のドライバーがどのような戦いを見せるのか、今週末のWTCCオーストリアラウンドに注目したい。
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