レクサス IS350 試乗レポート(3/4)
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- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:吉澤 憲治(編集部)
絶妙な落としどころを持つIS
記憶の中にある旧型と比べると、確かに乗り心地はしなやかさがアップしていた。
ただこれは、セミアニリンレザーを用いたシートによるところも大きい。ライバルとなるジャーマンプレミアムのレザーシートより、しっとりした座り心地をもたらしてくれるからだ。一般道を流すようなシーンでの、ドライバーやパッセンジャーの気持ちをリラックスさせるような乗り味。これはまぎれもなく、欧州のライバルに対するアドバンテージだ。
それでいて電動パワーステアリングのレスポンスは自然で、ノーズの動きは軽快であり、リアグリップの安定性も申し分ないレベルに確保されているなど、ペースを上げたときのハンドリングにも不満はない。これ以上の切れ味が欲しい人はバージョンSを選べばいいわけだし、バージョンLとしては絶妙な落としどころにあるという感じがした。
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