発売間近のホンダフィットハイブリッドを予測!/小沢コージ

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もしや仁義なき、第二次ハイブリッド大戦勃発!?

ホンダ フィットハイブリッド

今秋にも出るってウワサのフィット・ハイブリッド。

日本で最も注目されるジャンルのニューモデルだけに、その性能や燃費に期待が集まってるようだが、ぶっちゃけ私はほとんど期待してない。

万が一、10・15モードかJC08モード燃費でプリウスを超える?かもしれない が、実燃費でプリウスを超えられるわけがない。それくらいカタログでリッター38km、実質リッター25kmも楽勝の現行プリウスは驚異的だし、超えるとしてもかなり無理をしているはず。

つまり、無理な軽量化とか、パワーダウンとか。それくらいトヨタのTHS2と、ホンダのIMAシステムでは実力に差がある。と、思って、新ディーラー配布用の新型フィットのカタログを見せて貰ったところ、ハイブリッドモデルの10・15モード燃費がリッター30kmで、同時にベースとなる1.3リッターモデルも改善されてリッター24.5km。やはりプリウスは超えてない。

もちろんモーターの分、出力は上がってるだろうが、せいぜい数馬力分。動力性能では、インサイトとほぼ同等。ではどこが魅力なのか?それは値段、つまり安さでしかあり得ない。

現行フィットは1.3リッターが約120万円からで、1.5リッターが約150万円から。おそらくハイブリモデルは動力性能1.5リッターと同等で、燃費性能1.3リッター以上ってところだからお値段180万円、いや170万円前後ってところじゃないだろうか。160万円じゃ安すぎるしね。

でも、そのうち売れ行き如何では、そこのレベルに踏み込んで来るかも・・・よ。

とにかくハイブリの安売り競争になることは間違いない。禁断の世界に踏み込んでくるんで、果たしてどこまで人気を博すか。それによっては、再びトヨタも旧型プリウスを安くしたりするかもしれない。トヨタとホンダの仁義なきハイブリッド競争、第二幕が上がるのかも?

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小沢 コージ
筆者小沢 コージ

横浜市出身。バラエティ自動車ジャーナリスト。自動車メーカー、「NAVI」編集部員を経てフリーに。現在、雑誌やネットに多数連載。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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