ホンダ フリードの新型と旧型を比較してみた(1/3)

ホンダ フリードの新型と旧型を比較してみた
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コンパクトミニバンの代表車種、ホンダ フリードを新旧徹底比較!

ホンダ 新型フリードプラス ハイブリッド

フリードはコンパクトミニバンの代表車種。先代型は約8年にわたって販売されたので、新型への代替え需要も多い。そこでフリードの新旧比較を行う。

バリエーションについては、先代型では2列シート車がフリードスパイクとして独立していたが、新型ではフリードプラスの名称で統合された。車内後部の造りは大きく異なるが、外観は3列シート仕様とほぼ共通化されている。

ホンダ フリードハイブリッド(先代モデル)

エンジンは直列4気筒の1.5Lで、ノーマルタイプとハイブリッドを設定した。この組み合わせは先代型と同じだが、エンジンは大幅に改良されている。

プラットフォームは先代型と共通でホイールベース(前輪と後輪の間隔)の数値にも変更はないが、ボディ各部の剛性を高めて、走行安定性と乗り心地を向上させた。居住性も高められている。

そして先代型では緊急自動ブレーキを作動できる安全装備が用意されなかったが、新型では先進的なホンダセンシングを与えた。

ボディスタイル/サイズ/視界/取りまわし性

ホンダ 新型フリードプラスホンダ フリード(先代モデル)

新型フリードの全長は4265mmだから、先代型に比べて50mm伸びた。全幅は1695mmで変更はなく、全高は1710mmだから5mm下がった。ホイールベースは2740mmで共通なので、ボディの大きさは同等と見て良い。

外観のデザインは、フロントマスクが今日のホンダ車に共通する形状になったが、8年間の時間経過を感じさせるほどの変化はない。

斜め前方の視界は新型になって向上したが、ボディ後端のピラー(柱)が少し太くなり、斜め後方の視界は若干悪化した。先代から代替えする時は、縦列駐車などを試したい。

最小回転半径は新旧モデルともに5.2mで変更はない。

進化度数:1点/10点(もう少し頑張りましょう)

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ホンダ フリード(先代モデル)ホンダ フリード(先代モデル)ホンダ フリード(先代モデル)ホンダ フリード(先代モデル)ホンダ フリード(先代モデル)

内装のデザイン/質感/操作性/視認性

ホンダ 新型フリードプラスホンダ フリード(先代モデル)

インパネは新旧モデルともに水平基調のデザインだが、見栄えはかなり違う。素材の使い方などは新型になって向上した。

また先代型は助手席の前側をテーブルのように張り出させて足元に圧迫感が伴い、乗降時には膝が干渉しやすかった。このあたりも新型では改められている。

操作性と視認性に大差はないが、運転席から前方を見るとメーターの上端が新型では低く抑えられ、圧迫感を解消した。

これは、日産の先代セレナにも当てはまる話だが、メーターをインパネ上部の奥まった位置に装着すると、視線と目の焦点移動は抑えられるが前方が見にくくりやすい。新型のフリードやセレナは、この不満を改めた。

進化度数:5点/10点(順当に進化した)

前後席の居住性

ホンダ 新型フリードハイブリッドホンダ フリード(先代モデル)

新型で最も注目されるのは、1列目から3列目までのヒップポイント間隔が90mm増したことだ。1/2列目の足元空間が先代型と同じになるようにスライド位置を調節すれば、3列目の足元は90mm広がる。

この差は大きい。身長170cmの大人6名が乗車した場合、3列目の膝先に握りコブシ1つ分の空間を確保するには、先代型では2列目の膝先も握りコブシ1つ分まで詰める必要があった。

これが新型では、2列目の膝先が握りコブシ2つ分でも3列目に同じスペースが得られる。先代型は多人数で乗車すると窮屈に感じたが、新型ならさほど不満はない。

ホンダ 新型フリードハイブリッドホンダ 新型フリードハイブリッドホンダ フリード(先代モデル)ホンダ フリード(先代モデル)

ただし着座姿勢は良好とはいえず、3列目は腰が落ち込む。3列目の着座位置と天井をそれぞれ30mm高めると、着座姿勢の不満も解消される。

1/2列目のシートは、肩まわりを含めてサポート性が向上した。2列目がセパレートのタイプであれば、ベンチシートに比べてスライド量が120mm増える。3列目に乗員が座っていない時は、足元空間を大幅に拡大できる。

進化度数:7点/10点(大幅に進化した)

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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