燃費の重要性を世に知らしめたプリウスがやっぱりトップ! 燃費性能の高いセダン3選

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セダンは乗員スペースと荷室がそれぞれ独立しているため、高級感があり、衝突時の剛性も高い。しかし、ミニバンやSUV、軽自動車の台頭によって今や縮小傾向のカテゴリーではある。

だが、そんなセダンは低重心で走行安定性や風の抵抗も受けにくく、また燃費の良いモデルも存在する。今回はセダンの中でも燃費面でオススメのモデルを紹介したい。

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  1. 初代から「燃費」の重要性を訴えかけていたトヨタ プリウス
  2. 56年間もの歴史あるセダン! トヨタ カローラ
  3. 代が替わるごとに姿を変えていったホンダ インサイト

初代から「燃費」の重要性を訴えかけていたトヨタ プリウス

プリウスは1997年の初代デビュー以来、ハイブリッド専用車として燃費面では常にトップクラスに立ち続けているモデルだ。低燃費技術も代を追うごとに上がっており、現行モデルの燃費はエントリーグレードのEでWLTCモード32.1km/Lを記録する。

プリウスは居住性や安全性、利便性などのあらゆる面で「ちょうど良い」という声が多く、25年もの長きにわたり「低燃費」を武器に人々に広く浸透していったモデルの代表格と言えるだろう。

56年間もの歴史あるセダン! トヨタ カローラ

トヨタ カローラは1966年から販売されているトヨタの長寿モデルだ。現在販売されているモデルは2018年にフルモデルチェンジを果たした12代目で、セダンとハッチバックのカローラスポーツ、そしてステーションワゴンのカローラツーリング、クロスオーバーSUVのカローラクロスの全4種類をラインアップしている。

シリーズ合計台数ではあるが、新車販売ランキングでも上位に上がるほどの人気車種となった。

現行モデルは新開発のTNGA GA-Cプラットフォームを採用しデザインも若々しく一新、スタイリッシュに生まれ変わった。そんなカローラの燃費性能はハイブリッドSとハイブリッドG-XグレードでWLTCモード29.0km/Lを記録する。

代が替わるごとに姿を変えていったホンダ インサイト

最後に紹介するのはホンダ インサイト。インサイトは先述したトヨタ プリウスのライバル車種として登場したモデルと言える。初代はクーペ、2代目はハッチバック、現行モデルはセダンとして、それぞれ異なるボディタイプで登場したのもインサイトの面白い特徴だろう。「初代は燃費ナンバーワンをめざし、2代目はハイブリッドを安く普及させることに重点を置いた。そして3代目は時代に合った本質的な魅力を追求している」とは開発者の言葉。

ハイブリッドが当たり前となった2018年に登場した現行モデルでは高級志向となり、ボディも歴代モデルに比べると少し大きいが、WLTCモードでの燃費はLXグレードで28.4km/Lと優秀だ。

2022年に生産終了が予告されているインサイトだが、低燃費なセダンモデルが引き継がれていくことを期待したい。

燃費面で見ればセダンも十分選択肢に入りそうだ

トヨタ プリウスもホンダ インサイトも、ハイブリッド専用車として一時代を築いたモデルだが、現在はいずれも落ち目になってきている。

セダンより使い勝手で選べるミニバンやSUV、軽自動車が人気になってきたという背景もあるだろうが、燃費面で見ればまだまだ高い水準を維持していることが分かる。インサイトのように生産終了やプリウスの代替わりも大いにあり得るものの、今後のセダンの行く末を見守っていきたい。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

トヨタ/プリウス
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篠田 英里夏(MOTA編集部)
筆者篠田 英里夏(MOTA編集部)

クルマ好きが高じて、大学卒業後は自動車専門紙の記者や自動車メディアの編集を経験し、現職に至る。MOTA編集部ではこれまでの知識を生かし、主に記事制作や取材、企画などを担当。最近ではeモータースポーツのレースにもたびたび参戦している。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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