夏恒例の「群馬パーツショー2023」。4WD系からスポーツ系まで、国内有数のカスタム&パーツメーカーが集結!

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2023年7月7日〜9日の期間に、群馬パーツショー2023が今年も群馬県のGメッセ 群馬にて開催されました。ランクル、プラド、ハイラックス、ジムニーをはじめとした4WD系パーツを開発するメーカーを中心に、GR86などのスポーツ系のブランドまでがブース出展。今回は出展メーカーの中から、MOTAが注目するアイテムをブランド毎に紹介します。

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  1. 今夏も4WD系からスポーツ系のメーカーやブランドが多数集結した「群馬パーツショー2023」
  2. JAOS
  3. TRAIL
  4. クリムソン
  5. RAYS
  6. MID(マルカ・インテリジェント・デザイン)
  7. GMG
  8. ワーク
  9. HKS
  10. プロスタッフ
  11. 4x4エンジアリングサービス
  12. FUJITSUBO
  13. アクセルオート
  14. その他、注目メーカー

今夏も4WD系からスポーツ系のメーカーやブランドが多数集結した「群馬パーツショー2023」

すっかり夏の恒例となっている「群馬パーツショー2023」が今年も群馬県のGメッセ群馬で7月7日から9日の日程で開催されました。

ランクル、プラド、ハイラックス、ジムニーをはじめとした4WD系パーツを開発するメーカーを中心、GR86などのスポーツ系のブランドまでがブース出展する会場内は、新パーツの質問や品定めから即売品の購入まで来場者が思い思いのスタイルで楽しんでいる様子が見られました。

この会場で初お披露目されるパーツもあることから、新情報に対して敏感なユーザーも満足のイベントになりました。デモカー出展にも人が集まり、カスタマイズの参考にする来場者も多く、さまざまな見どころがあるイベントになっていたのも印象的でした。

今回の記事では出展ブースの中から、MOTAが注目するアイテムをブランド毎に紹介していきます。

JAOS

ジャオスがブースでアピールしたのはプラド用のフロントバンパーガード。新作した角形のフォグランプもビルトインするデザインで、取り付けるだけで無骨で丈夫なラギッド感を演出できます。

プレスラインを設けて塗り分けにも対応、上部はシボアリのマットブラックで、下部はガンメタに塗り分けられています(塗装品)。グリルガードなどで純正センサー類を隠したくないユーザーにも絶好のアイテムとなっています。

ハイラックス用では新作のベッドラックが登場、ステンレス製でベッド上部に取り付けられる上質なラック形状が独特。同社のフラットラック用のパーツを取り付けられる汎用性も光ります。取り付け部はスライド可能でベッドへの設置場所も自在に選ぶことが可能。

さらにチームJAOSとしてBAJA1000(メキシコ バハ・カリフォルニア半島で開催される北米大陸最大級の2輪/4輪のオフロードレース)への参戦を続ける同社のLX600が2023年バージョンへと進化。

タイヤサイズを37インチ化、さらには足まわりでも3cm程度の車高アップを果たして走破性をアップ。サスペンションの改良を加えるなど着実に戦闘力をアップさせた新バージョンとなっています。大型フォグランプ×4灯の追加で夜間の視認性をアップ、さらにはカラーリングもネイビーマットへとリニューアルされています。

TRAIL

TRAILのブースの中央に展示されたのは新作となったルーフトップテント。近年のアウトドアブームでクルマのルーフトップに設置できるテントは実用&ドレスアップの両面で注目度がグングンアップしているパーツです。

そこでハイラックスなどのパーツラインアップを充実させている同社が、オリジナルとして初のルーフトップテントをデビューさせることになりました。まずは大人2名+αが就寝できるスペースを備える容量が魅力。3面にウインドウを設けたデザインも開放的。また、テント収納時にはABSのトップパネルがスマートなフォルムを演出できるのも、大きな魅力と言えるでしょう。

パーツで注目したのはハイラックス用のドアハンドルカバー。メッキ、ブラックのパーツが用意され、取り付けるだけで海外仕様のハイラックスのイメージを簡単に取り入れることができます。ABS製でフィット感も抜群。

クリムソン

ヘビーデューティなデザインやUSイメージのフォルムを持つホイール群を擁し、ジムニーやランクル、プラド、ハイラックスなどの幅広いファンを持つクリムソンのMGブランド。

中でもブースでひときわ目立っていたのは「ゴーレム」にランクル300適合サイズが追加されたというトピックでした。サイズは20インチ×9.0J IN55。MGシリーズでは珍しいオープンナットのフェイスデザインを持つゴーレム、リムフランジ部分に大型のナットデザインを投入するなど、かなりヘビーなデザインが独特。

展示されていたブラック×マシニングリップのカラーリングではスポークからリムまでの部分をビードロックを思わせるデザインとする立体的な処理も見どころ。ランクル300の足もとをワイルドテイストで彩るには絶好のホイールとなっています。

またジムニー、ハイラックス、ランクル70の適合サイズを揃えた「ディーン」シリーズもクロカン系のユーザーから絶大な評価を受けるモデル群となっていました。

RAYS

次々と新しいホイールを市場に投入し続けているレイズ。群馬パーツショーでも当日が一般ユーザーへの初お披露目となったモデルが展示されいました。

それが「A・LAP-07X 2324 LIMITED EDITION」です。軽さを追求した鍛造モデルであり、走りを重視する4WD車両への装着率も高いA・LAPブランドの中でも、プラドやハイラックス、ジムニーなどですっかり定番モデルとなっている「07X」に限定カラーとして登場したのがこのモデル。

カラーはマットトランスルーセントブラックと呼ばれるセミマット調の落ち着いたカラーリング。4WDモデルの足もとを上質にシックに彩ることができる限定カラーとなっています。ディスクからリムまでをワンカラーとすることでホイールのシルエットをより強調し立体感を引き出したのも特徴。

またディスク面にはレイズの特許技術である「A.M.T.」を用いてマシニングによる文字をレイアウトするのも見どころとなっています。

もうひとつの注目モデルとなったのは「TE37 Ultra LARGE P.C.D.」。ランクル300対応の20インチ×8 1/2J インセット45のサイズをラインアップし、注目を集めていました。

MID(マルカ・インテリジェント・デザイン)

オフロード系のヘビーデューティモデルからスポーツ系ホイールまで、幅広いモデルラインアップを得意とするMID。

イベント当日のブースでひときわ目立っていたのは2023年の新作となるナイトロパワーシリーズの「M29 STINGER」。メッシュデザインにビードロック風の外周部を備えたラギッドなデザインが特徴のモデルです。

すでにジムニー、ハスラー、デリカD:5、ハイエース、プラドなどでは人気のホイールとなっている。現在、新サイズとしてエクストレイルやRAV4、ヤリスクロスなどに対応する18インチ×7.0Jの開発中で発売が待たれます。

もうひとつの注目モデルとなったのがスポーツ系のRMP RACINGシリーズの「R26」。ツインスポークデザインやリムの肉抜き処理など、本格スポーツのデザインアイコンを要所に取り入れたのが特徴。展示されたディープチタンシルバーのカラーリングも走りを感じさせます。

GMG

4WDモデル対応のビルシュタインの新作サスペンションをブースでデビューさせたGMG。ひとあし早くプラド対応のモデルが登場し、人気となっていたシリーズにハイラックス用、RAV4用が新たに追加されました。さらに現在ランクル300用も開発が進んでいるそうです。

ビルシュタインが4WDユーザーに評価されている理由のひとつに、カッチリ/しっかりした乗り心地であるという点が挙げられます。先行して発売されているプラド用は、純正では足まわりが“柔らかい”と感じているユーザーも多く、しっかりした乗り味を求める場合にビルシュタインにたどり着くのだと言われています。

もちろんただ硬いサスペンションというだけではなく、しっかり減衰の効いた足まわりを作れるのがビルシュタインのメリットとなっているのです。さらにブースにはランクル300が展示されオリジナルパーツも多数装着されていました。

前後ハーフエアロに加えて、サイド出しのマフラーなど注目のパーツが数多く投入されていました。

ワーク

ワークのブースでひときわ目立っていたのが新作となる「LS VAJRA SUV(エルエス・バサラ・エスユーブイ)」でした。ランクル300用サイズとして22インチ~24インチまでをラインアップする充実ぶりで、ランクル300の足もとをラグジュアリーに彩るには絶好のモデルとなっています。

「バサラSUV」は鍛造削り出しの3ピースモデルで、高級感漂う組み立てホイールの頂点的モデル。落ち着いたブラックアルマイトに加えて煌びやかなスーパークロームメッキを用意し、ドレスアップ効果を狙うには注目のモデルとなっていいます。近年はアルミホイール納期が延びがちでしたが、同モデルは企業努力によってスピーディな納品できるのも強みです。

一方、ジムニー/シエラユーザー注目のモデルは「CRAG GALVATRE 2(クラッグ・ガルバトレ・ツー)」。3ピースモデルである強みを生かしてオーバーフェンダーやリフトアップ時のオフセットを自在に選べるのが魅力。ディスク/リムのカラーリングのチョイスも組み立てホイールならではの利点です。

HKS

HKSのブースの中央でプッシュされていたのは、発売されると瞬く間に人気モデルになっているサスペンションシリーズである「ハイパーマックスR/S」でした。

ハイパーマックスはHKSが誇る単筒式の高性能サスペンション。「ハイパーマックスR」はサーキットからワインディングまでをカバー。一方の「ハイパーマックスS」はスポーツ性能に加えてストリートでの乗り心地を両立させたモデルとなっています。

ブースにはプリウスにハイパーマックスSを取り付けた暫定仕様が展示され、純正の乗り味をよりしなやかにするためのセッティングが施されていることをアピールしていました。

パーツ展示は無かったものの、来場者の注目となったのがGR86用のインテーク系パーツでした。コールドエアインテークボックス、カーボンサクションパイプ、エアインテークダクトで構成されるパーツ群はいずれもGR86のインテークをグレードアップさせる働きを持っています。ウワサを聞きつけてやって来た来場者が熱心に担当スタッフに質問する姿が見られました。

また、当日は購入ユーザーに対する支援やプレミアグッズのプレゼントなどを用意して、さらに注目度をアップさせていていました。

プロスタッフ

4WD系の幅広いモデルに対して足まわりを中心としたオリジナルパーツの開発を長年続けているプロスタッフ。今回の出展の目玉アイテムとなったのはランドクルーザー300(ZXディーゼル)用のサスペンションキット。同モデルは2インチアップのキットで、「コイル」と「ラテラルロッド」がセットなっています。

さらに当日展示はされていなかったのですが、ランドクルーザー300では人気商品となっているのが「フロントUPスペーサー」。その名の通り、フロントサスペンションの上部に装着することで1インチアップできるパーツです。

グレードによって仕様が細分化されるランクル300への対応を充実させているプロスタッフ、これからもサスペンションパーツのラインアップの広がりが期待されます。

同社はランドクルーザー300をはじめ、200、100、80、さらにはプラド、ハイラックスなどのパーツ群はもちろん、ジムニー/ジムニーシエラ、デリカD:5、ジープ ラングラーなど幅広い4WDモデルの足まわりをラインアップするので、サスペンションのセットアップには見逃せないブランドとなっています。ブースでもカタログを見ながら愛車の足まわり相談をする姿が見られました。

4x4エンジアリングサービス

4×4エンジアリングサービスのブースには、ハイラックスが置かれ「ブラッドレーV」シリーズなどのオリジナルホイール、カントリーサスペンションなどの足まわりパーツのアピールが行われていました。

中でも注目したのは鍛造ホイールである「BRADLEY FORGED 匠」。BRADLEYブランドは、「ブラッドレーV」シリーズ をはじめとした同社の看板ホイールブランドなのはご存じの通り。ラリーレイドなどの過酷なオフロードレースで培った高強度・高剛性のホイール設計技術が注入された、まさにオフユーザー御用達のホイールです。そんなBRADLEYブランドの頂点に君臨するのが鍛造モデルの“FORGED 匠”。

ブースのハイラックスに加え、車両展示スペースに置かれた復刻70系のトラックモデルであるGRJ79にも装着され、幅広いモデルへの対応をアピールしていました。近々の再々復刻がウワサされている70系への対応モデルの開発にも力を入れる同社、BRADLEYブランドのラインアップ追加にはこれからも目が離せません。

FUJITSUBO

フジツボのブースに置かれていたのは、ちょっと意外なアウトドアグッズでした。同社では新たにアウトドアブランド「SMITH SUSono(スミス・スソノ)」を立ち上げてバーベキューグリルやスチーマー、カップなどのアイテムを開発しています。

最大の特徴は同社のマフラー製作時の技術を生かして各種アウトドアグッズを設計している点。バーベキューグリルはマフラーのタイコ部分やエキパイのフランジ部を使った作り込み、スチーマーなどはまんまマフラーのタイコ形状が残っています。こんなアイテムを持ってアウトドアに出かけると、クルマ好きならずとも楽しくなってしまいそうでした。

もちろん本職であるマフラーの展示も実施。こちらはA-Rシリーズのハイラックス用、GR86用などが人気を集めていました。JQR認定品であり、おとなしめのサウンドが楽しめる仕様です。さらにハイラックス用としてはサイド出しマフラーも用意。マフラーの角度規制が緩和されたことによる登場となりましたが、多くのユーザーから注目されるアイテムとなっています。

アクセルオート

アクセルオートがこれまでもカーショーなどで展示してきたハイラックスの角目4灯キット、製品化に向けて少しずつブラッシュアップされて進化を続けてきたのですが、いよいよ本格的なリリースに向け完成形となったようです。

デザインの根幹である4灯ヘッドライトに新たに採用されたのはIPF製のパーツ。もちろん車検対応品なのでこのスタイリングでそのまま合法となります。ハイラックスをオリジナルフェイスにモディファイする同社の角目4灯のフェイスキット、いよいよ本格化が始まるので要注目です。

合わせてデモカーに取り付けられていたキャノピーにも注目。ハイラックスの荷台に設置するキャノピーはデザイン性に加えて荷室の実用性もアップ。同社では車両に各パーツを加えたコンプリートでの販売も行っているので、ハイラックスの購入を考えているユーザーには注目の車両になるでしょう。

その他、注目メーカー

数々の注目ブースが並んだ群馬パーツショー、他にも気になるアイテムが展示していたので、まとめて紹介しましょう。

「PLOT」のブランドであるNEOPLOTには、ROTOPAX(ロトパックス)と呼ばれる携行コンテナが登場。海外では水や小物を入れる後付けのコンテナとして活用できます。アタッチメントも含めて展示されていました。

「アピオ」のブースで注目だったのがジムニー/シエラ用の「ワイドリアビューブルーミラー」。純正ミラーに被せて取り付けるスマートな取り付けスタイルとワイドミラーによる視野角の広さ、歪みの少なさが特徴です。

「SARD」のブースにはボディダンパーであるSARD DAMPERとSARD×SHOWAのダンパーである「Evolution KIWAMI」が登場していました。

「LX-MODE」ではクルマのラゲッジを開けて連結できるテントであるCROSS・LXブランドの「カーリビングポップアップテント」を展示。結露対策や排水性を高めた設計が施されています。コンパクトに収納できる設計も魅力的なアイテムです。まもなくハイエース用も登場予定だそうです。

[筆者/撮影:土田 康弘]

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土田 康弘
筆者土田 康弘

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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