MIDのスポーツホイールブランド「RMP Racing」より2つの新作ホイール「R26」「R25Plus」が登場! GR86やスイフトスポーツ、シビックなどにマッチ/MID Vol.4
2023年の最新モデル「R26」「R25Plus」をご紹介! 人気ホイール「R10」「R50」もピックアップ
スポーツ走行を楽しむ人に向けて「MID(マルカ・インテリジェント・デザイン)」が展開するホイールブランドの「RMP Racing」。高い安全・安心性能はもちろん、剛性・軽量さを兼ね備えたスポーツホイールをラインアップしています。
RMP RacingはRMPの派生シリーズ。RMPとは「Re Masterpiece」の略で、“傑作を再構築する”という意味。つまり、傑作といわれるホイールのデザインや性能を見直して、より剛性・軽量を追求するのがRMP Racingのコンセプトです。
2023年には先進の解析テクノロジーを駆使したRMP Racingの最新モデル「R26」「R25Plus」がリリースされ、トヨタ GR86やスズキ スイフトスポーツなどのスポーツカーに向けて「18×8.5J +45 5H/100」「17×7.5J +48 5H/114.3」というサイズを新たにラインアップ。これにより、よりワイドなタイヤを選択することが可能になり、グリップ力や運動性能の向上に繋がります。
当記事では、そんな新作ホイール「R26」「R25Plus」の詳細や、RMP Racingで人気のホイール「R10」「R50」をご紹介。剛性と軽量を追求しながらも鋳造であることで価格を抑え、コストパフォーマンスに優れたRMP Racingの魅力や、デザインに込められたブランドの信念に迫っていきます。
先進の解析技術を駆使し、ビジュアルと機能性を両立した2×6スポークデザインの「R26」
2×6スポークデザインの「R26」は、RMP Racingとしての新規軸を打ち出すべく誕生したモデルです。
「R26」のメインターゲットは、追加サイズが用意されたGR86/スイフトスポーツ。ハードな18インチ×9.5Jも設定されており、ドリフトを楽しむユーザーもターゲットです。
特徴は力強いデザイン。スポーク断面を台形とし、強度と軽量を両立させながらスポークの足長感を増幅。さらに、スポーク側面に施されたサイドカットが陰影を強調し、スポークの奥行きが出ることで屈強な印象となっています。
負荷が掛かりやすいリムとスポークの接合部は湾曲したブリッジ面で強度・剛性をアップ。その上で負荷の少ないスポーク中間部では肉抜き処理を施し、軽量化に貢献。
このように、先進の解析技術をもとに、ディテールを突き詰めて生まれたレーシングデザインであることがわかります。
「R26」はスポーツモデル以外にも様々なモデルにマッチします。たとえば、トヨタ ハイエース用のサイズも設定されており、ローダウンしたスポーティなハイエースにもオススメです。また軽自動車向けのサイズでも、奥行のあるスポーク形状によってホイールサイズ以上の迫力が得られるので、力強い足元をつくりたい軽自動車ユーザーにも最適です。
スポーツモデルのGR86やスイフトスポーツはもちろん、普段からカッコよく乗りたいけど、サーキットもたまに走るといったユーザーにもオススメしたいモデルです。
レーシー感を演出するリムステッカーも付属
リムに施されたレッドラインがRMP Racingのトレードマークでしたが、今作ではスポーツカーのトレンドに合わせたステッカータイプを採用。ユーザーのセンス次第でリムステッカーの有無や貼り方を選択できます。
カラーは2種類。デザイン性を訴えかけるディープチタンシルバーに注目
カラーは「クリスタルブラック」と「ディープチタンシルバー」の2色。なかでも新色のディープチタンシルバーは光の加減で青っぽい金属のように見える特性があり、ホイールデザインのディテールをより際立たせてくれます。
「ブラック×レッド」の組み合わせはRMP Racingのトレードマークの組み合わせであり、マシンにスポーティな印象をプラスします。
また、今回は新色のディープチタンシルバーを追加。これは「シンプルに、スタイリッシュにホイールを履きこなしたい」というユーザーの意見を反映させたもの。
この青みがかったシルバーは、同系統のボディカラーのマシンに合わせやすく、さらに写真のGR86のデモカーのように赤いボディカラーに合わせると、グッと目を引く組み合わせになります。
フラッグシップモデル「R25」を先進技術でアップデートした「R25Plus」
RMP Racingのフラッグシップモデルとしてロングセラーを記録してきた「R25」がアップデートされて「R25Plus」へと進化。応力バランスに優れた2×5スポークというフォーマットはそのままに、より軽量なホイールを求めるユーザーの声に応えてさらなる軽量化を図るべく、随所に先進の技術が注ぎ込まれています。
たとえば、ナットホールまわり。本来であればもっとも力が掛かり分厚くなってしまう部分ですが、最先端の解析技術により必要十分な強度を確保しながら、極限まで削り込まれ軽量化されています。さらに、ナットホールの間に食い込んだスポークの根元は窪んだ形状を採用し、軽量感を高めています。
スポーク側面はサイドカットが施されており、断面積を増やすことで強度をアップ。スポーク天面は台形断面で仕上げており、細く強靱な足元を演出しています。
こちらのメインターゲットも「R26」と同様にGR86やスイフトスポーツなどのスポーツモデル。そしてハイエースやスズキ ジムニー向けの16インチも設定されています。
MIDでは、ジムニーで山道を走り回るのもモータースポーツの1つと考え、「R25」から設定している、人気のサイズ。
「R26」よりもシンプルな形状のため、ピュアスポーツテイストが欲しいユーザーにオススメです。
アグレッシブな印象を与えるスポークステッカー
レーシングホイールを新たに定義する「R25Plus」には、これまでにない“ストロボライン”を施したスポークステッカーを採用。ホイールが回転しているときはもちろん、止まっている時でもストロボラインによって躍動を感じられる演出がされています。
新色のディープチタンシルバーが追加
カラーはRMP Racingの王道カラーである「ブラック/リムレッドライン」と「ディープチタンシルバー」の2色をラインアップ(5H/139.7のみ「クラシカルブロンズ」も用意)。
注目は新色のディープチタンシルバー。専用センターキャップも用意され、レーシーなだけではない大人のスタリングに仕上げてくれます。
豊富なバリエーションを誇るRMP Racing! なかでもオススメの「R10」「R50」をご紹介
ご紹介をした「R26」「R25Plus」は2023年新作ホイールですが、RMP Racingでは数々のモデルがラインアップされています。ここからは、とくにオススメのホイールとして「R10」と「R50」をピックアップ!
RMP Racingの新たな領域を高めた10スポークデザインの「R10」
新機軸のRMP Racingとなり最初に登場したのは2022年リリースの「R10」。強度と剛性に優れた10スポークデザインを新たに作り直すというコンセプトで誕生した意欲作。ポリッシュ加工のリムが特徴で、スポーツ系の中でも、よりドレスアップ寄りのユーザーに支持されているホイールです。
放射状に伸びる細身スポークは、センターからリムパートにかけて削り込む“カービングステップ”を施すことで、強度と軽さを両立。さらに、リム手前で急激に落とし込んだデザインがスポークのシャープさやリムの深さを表現し、軽さだけでなくレーシングホイールらしいビジュアルを実現しています。
カラーは「クリスタルブラック/リムポリッシュ+レッド」と「レーシングチタンシルバー/リムポリッシュ」の2種類を設定。
10スポークというフォーマットに軽さと存在感のあるビジュアルを融合させた「R10」。スポーツホイールながらも、ラグジュアリーホイールにも負けないリッチな印象を持ち合わせた魅力的なモデルです。
見る角度で表情を変える5スポークデザインのロングセラーモデル「R50」
王道で強度も確保できる5スポークデザインの「R50」はRMP Racingのロングセラーモデル。さまざまなクルマにマッチし、人気のモデルです。
スポーク間に大きなスペースがあり、ホイールの奥がより見えやすくなるため、大きなブレーキキャリパーを装着したクルマに人気があります。
このスポークサイドの縦壁には、RMP Racingの特徴である“カービングステップ”が陰影を生み出し、躍動感をプラス。スポークとリムは滑らかに接合され、柔らかな曲線を描いています。
サークル状に落とし込んだセンター部と落ち込んだスポーク断面は、見る角度で表情を変化させ、さまざまな角度から愛車を見る楽しみを与えてくれます。
カラーは「ブラック/リムレッドライン」と「ホワイト/リムレッドライン」の2種類。シンプルなホイールデザインにマッチし、あらゆる車両に合わせられる定番カラーが用意されています。とくにホワイトの設定は、シビックタイプRのオーナーから「R50」が支持されている理由でもあります。
サーキットユースを強力にバックアップするRMP Racing!
月に1、2回程度サーキットを走るという人をはじめ、スポーツ走行を楽しみたい人にもオススメのRMP Racing。人気のGR86やスイフトスポーツにジャストなサイズも加わり、その魅力に磨きをかけています。
緻密な計算とノウハウによって、強度と剛性の高い鋳造ホイールを実現し、コストパフォーマンスに優れた価格設定もポイント。サーキットユースを強力にバックアップしてくれます。
RMP Racingの新作ホイールやフルラインアップをチェックしたい人は、公式サイトも覗いてみてください。
- 筆者 岡本 晃
- 元自動車雑誌編集者/編集長。現在は「オフィス・アヘッド」という屋号で、ライター/編集者として活躍している。自動車雑誌、カスタム系雑誌への寄稿が多く、関西エリアを拠点に活動中。ジャンルを問わず、面白いモノ・コトを掘り起こして執筆することに力を注いでいる。
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Brand Info - MID
自動車用品(アルミホイール、機能用品)の卸売業および自動車用品の企画、開発業を行う「マルカサービス株式会社」。2018年にホイールブランド「MID(マルカ・インテリジェント・デザイン)」を設立。「安全はすべてを優先する」を大前提に独自の品質管理システムを構築し、JWLを超える高い安全基準を設定し管理。絶対の安全性を確保しながら、三次元的な造形美を表現する匠の技をデザインに反映。安全性とデザイン性を高いレベルで両立することを目指したホイールを市場に送り出しているホイールブランドです。