ジムニーのような無骨さが与えられたスズキ ハスラー「DAMD CARABINA(ダムド カラビナ)」【東京アウトドアショー2022】

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幕張メッセで2022年1月14日(金)~16日(日)に開催された「TOKYO OUTDOOR SHOW 2022(東京アウトドアショー2022)」に、3台の軽ベースコンプリートカーを展示したDAMD(ダムド)。いずれも、「クルマはファッションやアウトドア・ギアの一部である」と捉えるダムドが得意とするだけあって、アウトドアにもぴったりな仕上がりを見せていた。今回はその中の1台、スズキ ハスラーをベースにした「CARABINA(カラビナ)」をご紹介。

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  1. 「CARABINA(カラビナ)」のテーマはジムニー風ハスラー
  2. 2タイプのハスラー用キットを用意するDAMD(ダムド)
  3. 昭和のクルマ好きなら感涙モノ! 足元を飾るホイールが1970年代から80年代にかけ一世を風靡したデザインをオマージュ

「CARABINA(カラビナ)」のテーマはジムニー風ハスラー

2013年に販売が開始され、軽自動車のクロスオーバーSUVブームを作ったスズキ ハスラーは、2020年に2代目に発展。初代のデザインや機能性を生かしつつ、さらに使い勝手のよいクルマに進化している。

一方スズキには、軽SUVとしてフレーム付きシャーシで悪路走破性が高いジムニーが存在するが、ジムニーは昨今のユーティリティに優れた軽自動車ほどに室内は広くなく、3ドアしかないため、敬遠せざるを得ないユーザーは少なからず存在する。ジムニーでなければ走れないような悪路を進むこともあまりないのも実情だ。

そんなユーザーに、ワイルドな印象を持ちつつ実用性に優れたハスラーは、まさにぴったりの選択なのである。

2タイプのハスラー用キットを用意するDAMD(ダムド)

ダムドはその声を見逃さず、ハスラー用のボディキットを2種類販売中だ。軍用車のような無骨さが雰囲気の「CARABINA(カラビナ)」と、レトロポップな「CLASSICO(クラシコ)」がそれで、「TOKYO OUTDOOR SHOW 2022(東京アウトドアショー2022)」には、アウトドアが似合う「CARABINA」が展示されていた。

「CARABINA」では、フロントバンパー・グリルを交換・ボンネットカバーを装着している。

縦長スリットが入ったグリルは、1980年代辺りのジムニー(SJ30系)をオマージュしたようだ。バンパーもスチール風に造形されており、ハスラーとはまったく異なる雰囲気を得ている。

昭和のクルマ好きなら感涙モノ! 足元を飾るホイールが1970年代から80年代にかけ一世を風靡したデザインをオマージュ

そして注目はCARABINAの足元を飾る、黒く塗られたホイールだ。

2022年4月から発売予定というダムドの新しいホイール形状は、1970年代から80年代にかけ流行っていたテイストを彷彿とさせるもの。カラーは白・黒・金をラインナップするという。

余談ながら80年代のゴールドホイールといえば、伝説の刑事ドラマ「西部警察」で、日産 スカイライン GTターボ(C210系・通称“ジャパン”)をベースにした「マシンX」が履いていたアレを思い出す人も多いだろう。

サイズは15インチ(15inch×5.5J+4穴、PCD100)の展開。発売が楽しみだ。

[筆者:遠藤 イヅル/撮影:島村 栄二・SUZUKI・DAMD]

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遠藤 イヅル
筆者遠藤 イヅル

1971年生まれ。カーデザイン専門学校を卒業後、メーカー系レース部門にデザイナーとして在籍。その後会社員デザイナーとして働き、イラストレーター/ライターへ。とくに、本国では売れたのに日本ではほとんど見ることの出来ない実用車に興奮する。20年で所有した17台のうち、フランス車は11台。おふらんすかぶれ。おまけにディープな鉄ちゃん。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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