ルノー 新型ルーテシアと新型キャプチャーは、コンパクトカーの常識を超える上質感を備えた驚きのモデル!

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2年ぶりの開催となったJAIA輸入車試乗会2022。ルノーの主力コンパクトカー・ルーテシアと、そのSUV版ともいえるキャプチャーに乗ってみた。デビュー間もない2台に込められた、クラスを超えた上質感を解説する。
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  1. 日産とも深い関係がある、新型ルーテシア&キャプチャー
  2. Bセグコンパクトハッチの常識を超える!?上質な乗り味に驚き
  3. ルーテシアの美点を詰め込んだコンパクトSUV、キャプチャー

日産とも深い関係がある、新型ルーテシア&キャプチャー

欧州で最大級の自動車メーカーであるルノー。1999年には日産をアライアンスパートナーに選び、その関係は現在も継続している。おなじみの日産車のプラットフォームやエンジンがルノーと共通しているという例は多い。近年はさらに三菱も傘下入りしており、アライアンス効果を生かしたモデルとして新型アウトランダーPHEVも登場済み。今後も、新車種の開発が期待される。

2020年10月と2021年2月に、それぞれ日本での発売が始まったルーテシアとキャプチャーも、ルノー主導で日産と共同開発した「CMF-B」プラットフォームを採用する。これは、新型ノートにも用いられている。新しいノートといえば、総合的な出来の良さで注目されるニューカマーだ。結論としては、同じプラットフォームを使ったルーテシアとキャプチャーも、クラスを超越した仕上がりを得ていた。

Bセグコンパクトハッチの常識を超える!?上質な乗り味に驚き

まずは、ルーテシアから乗り込もう。5世代目となるルーテシア(欧州名クリオ)は、先代とよく似ているが、実際にはプラットフォームから完全刷新。ボディサイズも小さくなっている。

乗り込んで感じるのは、Bクラスのハッチバックとは思えないほどに高い内装の質感。かつてのフランス車がプラスチック感全開だったことを考えると、その進化には感慨深ささえある。座り心地に定評あるルノーのシートは健在。

ダイムラーも開発に加わった1.3リッターターボエンジンは131psを発生する。昨今の小型車ではむしろ贅沢にも感じる4気筒で、徹底した遮音・振動処理もあいまって、静かに、かつ軽快にルーテシアを走らせる。エンジンルームを飾るクルマが多い現代において、カバーを持たない無造作ともいえるほど雑多に見える光景は、エンジンの見せ方が無頓着だったフランス車の伝統を思わせて微笑ましい。

フランス車といえばソフトなサスペンションで…という印象は、この新型ルーテシアでは希薄だ。硬めのセッティングのため、高速道路の繋ぎ目を乗り越える感覚は伝わってくる。しかしショックは最低限で、心地よい硬さを持つ。「マイセンス」「スポーツ」「エコ」の3モードからスポーツを選ぶと、ギアの選択が早まり、ステアリングフィールも変更。R.S.系ルノーのようなスポーティな運転も楽しめる。全体的な走りの質感は非常に高く、完全に1クラス上のクルマ、という印象。クラスレスな上質感は、Bセグメントコンパクトカーの常識を超えているとさえ思った。

嬉しいのは、ようやくルノーにもADAS (先進運転支援システム)が備わったこと。これもルノー・日産アライアンスの賜物といえる装備だ。快適装備も充実しており、フランス車はなかなか手が出しにくい……というユーザーにも、自信を持って推薦できる。SUVは見晴らしが良くて好ましいが、ハッチバック車の「地を這うような走り」は、心理的な安定感にもつながる。このクラスのハッチバックを探している人には、ぜひ一度試乗をオススメしたい。

ルーテシアの美点を詰め込んだコンパクトSUV、キャプチャー

2代目となる新型キャプチャーは、2020年で欧州ナンバーワンの販売台数を記録したルノーのコンパクトSUV だ。

まずはインテリアから。基本的にはルーテシアのSUV版という成り立ちのため、ダッシュボードなどは共用しているが、デザインはルーテシアと大きく変えられており、アクティブなイメージを強く発散する。とはいえワイルドすぎず、都会的な雰囲気も盛り込まれている。

どっしりとしたステアリング、体が喜ぶシート、硬めだが段差をキレイにこなし車体をフラットに保つサスペンション、最先端の先進安全装備など、ルーテシアの美点はそのまま移植。しかもキャプチャーではエンジンが154psまでパワーアップされていることもあり、快活感をさらに獲得している。

視線が高いうえにダッシュボードの上端が低く見晴らしは良好。リアシートは大きくスライドできるので、多人数乗車でも快適で、しかもリアシートもしっかりした作りで、長時間の移動もラクそうだ。

リアシートを倒せばラゲッジルームも大きく拡げることができる。SUV という売れ筋のキャラ、十分以上の動力性能、快適な車内、高い質感、素晴らしい乗り味を持つキャプチャーが、欧州で売れる理由がわかる気がした。

戦国時代の様相を呈するコンパクトSUV市場だけに、輸入車だけでなく国産車にも、ホンダ ヴェゼルやマツダ CX-30などの強力なライバルがひしめいている。しかしキャプチャーはそれらと互角、もしくは超える一面を数多く有しており、台風の目ともいえるSUVと言っても良いだろう。価格面でも、以前のような「輸入車は高い」ということもなくなったので、300万円台前半でSUVを狙っている人なら、ぜひ候補に入れてみてほしい。

[筆者:遠藤 イヅル/撮影:和田 清志]

ルノー/ルーテシア
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遠藤 イヅル
筆者遠藤 イヅル

1971年生まれ。カーデザイン専門学校を卒業後、メーカー系レース部門にデザイナーとして在籍。その後会社員デザイナーとして働き、イラストレーター/ライターへ。とくに、本国では売れたのに日本ではほとんど見ることの出来ない実用車に興奮する。20年で所有した17台のうち、フランス車は11台。おふらんすかぶれ。おまけにディープな鉄ちゃん。記事一覧を見る

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監修者なかの たくみ (MOTA編集長)

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