日産 ラフェスタ 新型車徹底解説(6/6)
- 筆者:
新開発エンジン+ルノーシャシーは新しい走りの予感
ラフェスタは新開発の2リッターエンジンを搭載する。新シリンダーボア加工法やカムやクランクの軸受け部分の鏡面仕上げなど細かい部分におよぶ製造改良が行われている。実用域での使い勝手とパワー、燃費を重視したこのエンジンはわずか2000回転で最大トルクの90%を発生することに成功している。
組み合わされるミッションはCVTのみ。エンジンとの協調制御を行うほか、20Mにはマニュアルモードを設定することでスポーティな走りも楽しめるようになっている。新型エンジンとCVTの組み合わせなどにより環境性能も高くなり、駆動方式に関係なく全車が平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)と平成22年度燃費基準+5%を達成し、グリーン税制の適応が受けられる。
シャシーはルノーのメガーヌ2と基本部分を共有している。フロントサスペンションは井桁のサブフレームに取り付けられるストラット。リヤサスペンションは、FF用がトーションビーム方式、4WDはH型サブフレームを採用したマルチリンク方式となる。
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