新型フェアレディZとスープラどちらが欲しい?「Zにはいつの時代も国産スポーツカーの存在感がある」の声【みんなの声を聞いてみた】

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2021年8月にアメリカで市販モデルが発表され、日本での発表も待ち遠しい日産 新型フェアレディZ。自動車の電動化が叫ばれる昨今、貴重なガソリンスポーツカーだが、同ジャンルではキャラクターは若干違うもののトヨタ スープラというライバルも存在する。車ファン、購入検討者達はそんな貴重なスポーツカーの2台のどちらが実際に欲しいと感じているのか? SNSで挙げられているみんなの声を探ってみた。

目次[開く][閉じる]
  1. 電動化時代に貴重なスポーツカー2台
  2. およそ7割が新型フェアレディZを推すかたちに
  3. スポーツカー世代としは日本メーカーがスポーツカーの存続と進化をしてくれて嬉しい

電動化時代に貴重なスポーツカー2台

2021年8月18日(水)、米・ニューヨークにて市販モデルが発表された日産 新型Z(日本名:フェアレディZ)。

公表されている新型フェアレディZ(北米仕様)のボディサイズは、全長4379mm×全幅1844mm×全高1316mm、ホイールベース2550mm。最低地上高122mm(いずれもインチ表記をmmに換算)。

北米では、「Sport」「Performance」の2グレードと、240台の限定生産となる「ProtoSpec」が展開される。

搭載するパワートレインは、全モデルともV6 3.0リッターVR30DDTT型ツインターボエンジン(最高出力405ps/最大トルク475Nm/5500rpm)で、6速マニュアルトランスミッション(6速MT)もしくは新開発9速オートマチックトランスミッション(9速AT)が組み合わされる。

価格は、現在のところ北米ではおよそ4万ドル前後(日本円でおよそ440万円前後)と噂されている。

一方のトヨタ GRスープラは、全長4380mm×全幅1865mm×全高1290mm、ホイールベース2470mm。最低地上高112~118mm。全長は新型フェアレディZと同じで、全高や全幅もほぼ同等。互いに強く意識し合うライバル関係であることがスペックの面からも感じられる。

GRスープラは3グレード展開で、それぞれ異なるエンジン仕様となっている点が新型フェアレディZとは大きく異なる。

直6 3.0リッターツインスクロールターボエンジン(最高出力387ps/5000rpm/最大トルク500Nm/1800~5000rpm)を搭載するトップグレード「RZ」を筆頭に、出力違いの直4 2リッターターボ仕様、高出力版「SZ-R」(最高出力258ps/5000rpm/最大トルク400Nm/1550~4400rpm)と、ベーシック版「SZ」(最高出力197ps/4500rpm/最大トルク320Nm/1450~4200rpm)という3つのバリエーションを展開する。

ただし、GRスープラにはMTの設定はなく、全車で8速オートマチックトランスミッションが組み合わされる。

価格(消費税込)は「RZ」が731万3000円、2リッターターボの「SZ-R」で601万3000円、ベーシックな「SZ」で499万5000円。

では実際に、購入検討者や車ファンなどは、買うなら新型フェアレディZ or スープラどちらと考えているのか? MOTA(モータ)では公式Twitter上でアンケートを募集した。

アンケート測定期間:2021年9月7日(火)~9月8日(水)/測定方法:MOTA編集部公式Twitter

およそ7割が新型フェアレディZを推すかたちに

Twitterアンケートでは、全体の68.8%が「新型フェアレディZ」と答え、残りの31.2%が「スープラ」という回答結果となった。

また、アンケートの他にもSNS上ではどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。

そのほとんどが、新型フェアレディZを推す声で、まず目についたのは

「ZはMTがある、それだけで人気を獲得できるだろう」

「今時MT設定のあるスポーツカー。それだけで魅力十分」

といった声。やはりMTの設定があるのは相当なアドバンテージの様だ。

また、価格帯の部分で大きな乖離のある2台。その部分については、

「新型フェアレディZが国内でも400万円台だったら他を比べることなく買い」

といった声がある一方、

「例えばスープラが同価格で買えるとしても新型フェアレディZを選ぶと思う」

とする声も見受けられた。

伝統を受け継ぐそのスタイリングに圧倒的好印象の声

その中身をひも解くと、

「スープラはゴテゴテし過ぎ」

「やっぱりスポーツカーは外観が重要」

「スープラは余計なラインが多い。トヨタらしいとも言えるがゴチャゴチャし過ぎ。それと比較して新型フェアレディZは、何よりシンプルなのが良い」

「新型フェアレディZの発表前はスープラが気になってたが、Zを見たら間違いなくこちらに心が傾いた」

といった、デザイン面で新型フェアレディZを推す声が非常に多く見受けられた。

「スープラはフロントデザインは良いけどリヤがいまいち。逆に新型フェアレディZはリヤは良いけどフロントがいまいち。実車を見てからじゃないと正式にどちらにするか決められない。悩ましい」

と、実際に熟考しているといった声ももちろんある中、

「スープラはセリカの頃からモデル毎にデザインを大きく変更してきたから、外観での思い入れがない分もっと思い切ったデザインにしても良かったと思う。新型フェアレディZはその辺り、過去のモデルを上手く融合してまとめ、綺麗に収めたと思う」

と、新型フェアレディZの伝統を受け継ぐそのスタイリングに想いを寄せているファンは多いようだ。

スポーツカー世代としは日本メーカーがスポーツカーの存続と進化をしてくれて嬉しい

また、それ以外にも、

「日産がこのご時世に全て自社製で出す心意気は素晴らしい」

「BMW製の名前だけスープラより日産製のフェアレディZ」

「スープラはBMW製なので何かあると面倒。外車好きでもないなら候補から外れる」

「トヨタはビジネス的には流石だが、トヨタ製ではない点に引っかかる人もいると思う」

など、新型フェアレディZが日本メーカーの日産製ということにも大きな意味合いがあるようだ。それを象徴するように、

「良い時も悪い時も、常に国産スポーツカーの代名詞としていつも身近にあったZの存在は、単に速い遅いに関係なく、日本の自動車市場に常になくてはならない存在。かたやスープラは、素晴らしい性能を持っていても残念ながらZのような存在感は未だ感じられない」

といった印象的な声が見受けられた。

今現在、話題性の高い部分もあり、新型フェアレディZを推す声が圧倒的に多い結果となったが、

「値段的に厳しいスープラながら、どっちもカッコいいと思う」

「どちらも良い。スポーツカー世代としは日本メーカーがスポーツカーの存続と進化をしてくれて嬉しいかぎり」

「他社製とかMT設定がないとか叩かれるスープラだけど、最近のこのご時世で国内でスポーツカーが元気になってきたのは、スープラ復活の要因が大きい。それだけでもトヨタの功績はでかい」

と、2019年に復活したスープラを筆頭に、日本メーカーが今の時代でスポーツカーを発表することに大いに喜びを感じている層は少なくないようだ。

決して利便性が高いわけでなく、多くの販売台数が望めるものではないスポーツカーながら、その存在は、未だクルマファンを大いに盛り上げている。2021年末~2022年初春頃予定の新型フェアレディZの日本発表も心待ちにしたい。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]

日産/フェアレディZ
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中古価格:
45万円2,830万円
トヨタ/スープラ
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149.8万円1,903.9万円

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望月 達也(MOTA編集部)
筆者望月 達也(MOTA編集部)

1984年生まれ。埼玉県出身。週末はサッカーや自転車でツーリングなど体を動かすことが大好きな1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから10余年、乗り換えに悩むユーザーの目線に立ったコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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