三菱 新型eKワゴン(ノンターボ) 燃費レポート|日産と共同開発した新型軽自動車の実燃費を計測(3/5)
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:小林 岳夫・和田 清志・茂呂 幸正・MOTA編集部
三菱 新型eKワゴン/日産 新型デイズ(ノンターボ) 実燃費レポート|郊外路編
■三菱 新型eKワゴン/日産 新型デイズ(ノンターボ) 郊外路での実燃費:30.9km/L
余裕の走りで圧倒的な低燃費を記録
三菱 新型eKワゴン/日産 新型デイズ(ノンターボ)の実燃費|郊外路編 | ||
---|---|---|
郊外路実燃費 | WLTCモード燃費 | |
三菱 新型eKワゴン | 30.9km/L | 22.3km/L |
(参考)旧型 日産 デイズ | 18.0km/L | ーー |
三菱 新型eKワゴン/日産 新型デイズ(ノンターボ)の郊外路での実燃費は、車載の燃費計によると30.9km/Lとダントツの記録をマークした。旧型の数値とは全く比べ物にならないほどだ。
市街地同様、新型eKワゴン/デイズは無駄にアクセルを強く踏み込まずとも低速からスイスイと良く走るし、緩い登り坂くらいなら難なく登る。また適度なエンブレも走りやすさに貢献している。まさに郊外路にドンピシャの性格だった。
燃費テストのため同じコースを様々なクルマで走っているが、ちょっと狭く適度にカーブも多い地方の国道には、やはり軽自動車がちょうどいい存在だと改めて実感する。eKワゴン/デイズの場合、ターボエンジンは上位モデル(eKクロス/デイズ ハイウェイスター)にしか存在しないが、今回のテストコースを1名乗車で乗る限り、高速も含め高出力なターボエンジンの必要性はあまり感じられなかった。
ただしノンターボのハイブリッドモデルについては、通常のノンターボエンジン車とは出力も異なることから、燃費差も含め気になる存在ではある。こちらも早々のテストを実施したいところだ。
三菱 新型eKワゴン/日産 新型デイズ(ノンターボ) 実燃費レポート|高速道路編
■三菱 新型eKワゴン/日産 新型デイズ(ノンターボ) 高速道路での実燃費:29.4km/L
eKワゴンだけの特権! MI-PILOT(マイパイロット)は絶対装着すべきアイテムだ
三菱 新型eKワゴン/日産 新型デイズ(ノンターボ)の実燃費|高速道路編 | ||
---|---|---|
高速道路実燃費 | WLTCモード燃費 | |
三菱 新型eKワゴン | 29.4km/L | 21.7km/L |
(参考)(旧型)日産 デイズ | 23.0km/L | ーー |
三菱 新型eKワゴン/日産 新型デイズ(ノンターボ)の高速道路での実燃費は、車載の燃費計によると29.4km/Lと、郊外路同様に好成績を記録した。
街中や郊外路ほどではないにせよ、加速もスムーズで他のクルマから極端に出遅れるシーンはなし。先代のようなエンジン音の急な上昇もなく、遮音もまずまず効いており80km/h以下なら快適だ。
試乗当日は横風も吹く天候だったが、そこで効いたのがMI-PILOT(マイパイロット:日産ではプロパイロットと呼ぶ)だった。
これは、前車追従型のアダプティブクルーズコントロール(ACC)と、車線維持支援機能(LKA)を組み合わせたもので、高速道路のロングドライブでも一定速度と車線をクルマのほうで保ってくれる。少し前までは高級車にしか備わらないような贅沢機能だった。週末の高速道路はとかく渋滞しがちで、出かけるのもおっくうになるものだが、MI-PILOTがあるだけでドライバーの疲労度は大幅に軽減できる。
実は日産のデイズに、同等のプロパイロットを装着することは出来ない(デイズ ハイウェイスターにのみ設定)。eKワゴンとデイズのカタログを見比べると、2車は必ずしも装備面や価格面で完全に横並びという訳ではないのだ。コストにシビアな軽自動車だけに、そうしたところも統一してコストダウンするのかと思いきや、eKワゴン/デイズは違う。
ちなみにeKワゴンの場合上位グレードのGに、パッケージメーカーオプション「先進快適パッケージ」としてMI-PILOTや電動パーキングブレーキ、MI-PILOTのステアリングスイッチがセットで装着される。せっかくeKワゴンを手に入れるのなら、このオプションはぜひとも選びたい必須装備だ。また同じく試乗車に備わっていた9インチの大画面専用ナビ(ディーラーオプション)も見やすく使いやすい。こちらも併せておススメだ。
この記事にコメントする