メルセデス・ベンツ CLA シューティングブレーク 試乗レポート/今井優杏(3/4)

  • 筆者: 今井 優杏
  • カメラマン:阿部昌也・オートックワン編集部
メルセデス・ベンツ CLA シューティングブレーク 試乗レポート/今井優杏
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見た目から想像すると裏切られる後席の居住性

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後席のヘッドクリアランスもCLAより42mm拡大。リアフェンダーの盛り上がりがせり出しているために、乗り込みの際リアドア開口部に圧迫感を覚えたりはするが、いざリアシートに乗り込めば身長162cmの私ならそれほど窮屈な感じはしない。

リアエンドに向かって窓がすぼまるように狭くなっているから、外から見ると閉塞感を覚えそうな気もするリアシートだが、その辺も見た目ほどではなく、居住性は上々だ。

さらに、特筆すべきは魅力的な装備の数々である。

CLAシューティングブレークはメルセデス・ベンツにとって2台目のシューティングブレークとなると同時に、「Aクラス」をベースにした5車種――既出の「Aクラス」「Bクラス」「CLA(クーペ)」「GLA」のモデルラインナップを完成させる、末っ子としての役割をも果たす。

先に結論から言えば、Aクラスベースの最後を飾るモデルということで、とにかくパッケージが熟成されていて購買意欲をソソるアレコレが盛りだくさんなのだ。

「Aクラス」ファミリーのファイナルを飾るに相応しい完成度

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ちなみにこの5車種からなるAクラスファミリーは、メルセデス・ベンツが自ら「戦略モデル」と銘打っていて、20代から30代の若い世代にユーザー層を拡大するために市場に導入した文字通り「売るためのクルマ」。そりゃかゆいトコロに手が届くように、あれこれ設定されているのも当然なのである。

もちろんその釣り糸にパクっと喰い付いた私としても、今回最後に追加されたCLAシューティングブレークの、A180よりもさらに充実しまくった装備にはジェラシーを通り越して憤りを感じるほどだ。

たとえばメルセデスと言えば、の安全装備関係でも、緊急自動ブレーキや全車速前車追従型クルーズコントロール「ディストロニック・プラス」に加え、長距離ドライブ時などでドライバーの疲労をセンシングして警告音で注意を促す「アテンションアシスト」や、車線の逸脱をステアリングの振動で知らせる「レーンキーピングアシスト」など、Aクラスの発売時にはまだ上級車種にしか展開されていなかったようなものもドンドコ投入されているし、自動開閉テールゲートやスタートボタンを押して発進出来るキーレスゴー(もちろんドアロックの開閉もドアノブのボタンで可能。Aクラスはキーが必要だ)、駐車スペースをクルマが自動で検知して、自動操舵で駐車してくれる「アクティブパーキングアシスト」など、もう至れり尽くせり。書いていて泣けてきた。

道路に出る前から「ああ買って良かった・・・」としみじみしちゃう!?

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いや負け惜しみじゃないけど自分の愛車にはマジで微塵も文句はない。あるとしたらカップホルダーの変な形状だけなのだけど、ここまで進化しちゃっていると内心複雑だ。いやはや、「戦略モデル」の実力やこれいかに。

マイファーストメルセデスとしてコレを買った人は、道路に出ずとも買ってよかったと感じられると思う。それくらい質感は高い。

その理由の一つとして、このCLAシューティングブレーク、実は「Cクラス」(202型~先代204型)からのダウンサイザーも顧客ターゲットとなっているのだ。

現在、Cクラスの全幅は1.800mmを超えていて、古いパレット駐車場に収まらないサイズにまで肥大している。そのため、小柄なボディを求めるユーザーの受け皿としての役割をも担う。上級クラスからの乗り換え客の心をガッカリさせないためにも、装備の充実は必須条件だったという納得の理由がそこにあるのだ。

[いざ、路上へ!・・・次ページへ続く]

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今井 優杏
筆者今井 優杏

自動車ジャーナリストとして、新車や乗用車に関する記事を自動車専門誌、WEBメディア、一般ファッション誌などに寄稿しながら、サーキットやイベント会場ではモータースポーツMCとしてマイクを握り、自動車/ モータースポーツの楽しさ・素晴らしさを伝える活動を精力的に行う。近年、大型自動二輪免許を取得後、自動二輪雑誌に寄稿するなど活動の場を自動二輪にも拡げている。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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