メルセデス・ベンツ CLA シューティングブレーク 試乗レポート/今井優杏(2/4)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:阿部昌也・オートックワン編集部
「はっ」とするほど美しい・・・
そこで今回のCLAシューティングブレークだ。
4ドアコンパクトクーペ「CLA」をベースにし、全幅1,780mmと一般的な機械式駐車場にも収まる、都心部においても現実的なサイズに収められた。
威風堂々たるルックスからは意外にも感じるが、実はクーペである「CLA250」の全長4,685mmに対し、今回試乗した「CLA 250 シュポルト 4MATIC シューティングブレーク」の全長も同じ4,685mm(FFモデルのCLA250は4,640mm)。これも狭い住宅地なんかで恩恵を感じそう。ちなみに全幅も同じで、全高は「CLA250」が1,430mmに比べコチラは1,435mmとやや高くなっている。
いや、でも個人的になによりも感激したのは、このはっとするほどのデザインである。このサイズ感の中でデザインを完成させたことに改めて感激してしまったのだ。
そして、ただ美しいだけじゃない
とくと写真をご覧になってほしいのだが、実寸以上に伸びやかで大きく見える迫力あるスタイリング。
特に美しいのはなめらかなリアエンドで、腰高になりすぎずにきっちりと引き締まって完結している。蝶が羽を広げたかのようなライトも綺麗で、ああ、もう参っちゃうくらい美尻じゃないですか! スタイリッシュなその姿は、ドイツの雑誌「アウトビルド」で「ドイツの最も美しいクルマ」に選出されたというが、いやはや納得の完成度の高さである。ニクい。
でありながら、この全長と傾斜したルーフのために一見犠牲になっていそうな荷室も、ゴルフバッグがバッテンのように交差して重ね置きすれば2個を収納できるという、余裕のサイズを備えた。
ちなみに私の愛車は同社「A180 Sports」だが、コレだとリアシートを倒さなければゴルフバッグを搭載することは出来ないから、容量としては羨ましい限り。狩猟(に使う予定の人は少ないと思うけど!)やゴルフだけでなく、様々なレジャーにも対応できそうだ。
[乗り込んでみると、さらに驚かされる・・・次ページへ続く]
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