マツダ 新型ロードスター(ND・4代目)新型車解説/永田恵一(3/5)

  • 筆者: 永田 恵一
  • カメラマン:オートックワン編集部
マツダ 新型ロードスター(ND・4代目)新型車解説/永田恵一
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プラットフォームはアルファロメオと供用

マツダ 4代目 新型ロードスター(ND)

その他、インテリア関係において現在までの情報で推測できることは、

・「アクセルペダル」は支持位置が下のオルガンペダルを採用?(クレイモデルより)

・右ハンドル車の「パーキングブレーキ」はセンターコンソール右側に配置(初代&2代目ロードスターのパーキングブレーキは右ハンドル車にもかかわらず左側にパーキングブレーキがあり、クローズドコースなどでサイドブレーキを多用した際に大いに疲れた経験がありますので、このパーキングブレーキの位置は非常に有難く感じる方もいると思います)

・カーナビはアクセラ、デミオに続き手元のコマンダーで操作する「マツダコネクト」となる模様

といったあたりです。

次期「ロードスター」に採用される新開発「SKYACTIVシャシー」

続いて、機能面です。クルマの土台となるプラットフォーム、シャシー、パワートレーン系に関しては「CX-5」以来のマツダ車と同じく、クルマ全体で燃費と走る楽しさを同時に向上させるという考えであるSKYACTIV技術を余すことなく盛り込んでいます。

新型ロードスターのプラットフォームは、発表が2年以上前のことだったのでお忘れの方も多いかもしれませんがフィアットグループの「アルファロメオ」にも供給される新設計のものです。

駆動方式が「FR」であることや「50:50」の前後重量配分、エンジンの搭載位置が「フロントミッドシップ」であることなど、歴代ロードスターやRX-7、RX-8といったマツダのスポーツカーのDNAはそのまま受け継がれています。

4代目ロードスターは、なんと100kg以上も軽量化!

マツダ 4代目 新型ロードスター(ND)

そして、4代目ロードスターの技術的なハイライトの1つが「軽量化」です。

3代目ロードスターも車重は最軽量となるソフトトップのSグレードで「1,110kg」と現在の基準で見ればかなり軽いクルマですが、初代ロードスターの車重が1トン以下であったことを考えると、法規に代表される時代という要素を多分に加味する必要があるにせよ重くなっていたことは事実でした。

4代目ロードスターではSKYACTIV技術で培った軽さと強さを両立するボディ構造の採用や、歴代ロードスターでも行われた1つ1つの部品の軽量化する「グラム作戦」を実施。代表的な軽量化の手法としてはボンネット、トランクリッド、フロントフェンダー、前後のバンパーレインフォースメント(バンパーの内側にある構造物)のアルミ化、ソフトトップの軽量化などが挙げられます。

結果、なんと100kg以上という軽量化に成功しているとのことです。

後述するように、エンジンの小排気量化も予想されるので3代目ロードスターよりその面では有利だったのかもしれませんが、それにしてもクルマが重くなる要因ばかりの現代でこれだけの軽量化を実現した新型ロードスターとマツダには、敬意を表するしかありません。何といっても、初代ロードスター並の1トン切りという車重が現実味を帯びているのですから。

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永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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