マツダ 新型ロードスター(ND・4代目)新型車解説/永田恵一(1/5)

  • 筆者: 永田 恵一
  • カメラマン:オートックワン編集部
マツダ 新型ロードスター(ND・4代目)新型車解説/永田恵一
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いよいよ新型ロードスターのエクステリアがお披露目!

マツダ 4代目 新型ロードスター(ND)発表会の様子

4代目となる「マツダ 新型ロードスター」が主にスタイルのみではありますが、9月4日にいよいよ公開されました。型式は、おそらく「ND」になるでしょう。

日本・アメリカ・スペインの3ヶ国で同時に発表され、日本の舞浜へ先着1,200名の当選したロードスターファンも招かれた盛大な発表会は、新型ロードスターのお披露目後に温かい拍手がいつまでも鳴りやまないほど盛り上がったイベントとなり、改めてユーザーのロードスターにおける深い愛やロードスターが持つ偉大さを強く感じました。

今回発表されたのはスタイルが主で、ほかにはサラッとしたスペックのみです。新型ロードスターの全容については2015年に公表予定(春という説が多い)で、そこへ向けて徐々に明らかになって行くことでしょう。

いまはまだ新型ロードスターの詳細が分からない時期でもありますが、筆者の願望や想像などを(相当に)織り込みながら、4代目・新型ロードスターの解説をお届けしたいと思います。

歴代ロードスターに課せられた使命を、4代目も踏襲

マツダ 4代目 新型ロードスター(ND)

まず初めに4代目・新型ロードスターのコンセプトですが、初代ロードスターの「誰もが楽しめる、乗ると笑顔になれるライトウエイトオープン2シーター」というコンセプトは不変です。

しかし、あまりに偉大だった初代ロードスターの良さを継承し続けるのは、衝突安全性や環境対応に代表される法規などが厳しくなる一方の今の時代には大変な困難を伴います。それは、周りのオープンカーが次々と重く、大きくなっていったことからもよく分かることでしょう。

それだけに、歴代ロードスターに課せられた使命は「初代モデルが持っていたロードスターらしさをいかに保ち続けるか」ということで、4代目ロードスターの開発責任者を務めた山本主査の「守るために変えていく」という言葉には並々ならぬ想いや重みが感じられるのです。

そして、前述の難題を実現すべく開発されたのが、1989年の登場から25周年の節目を迎え、来年で26年目を迎える4代目の「新型ロードスター」なのです。

全長は歴代で最もコンパクトながら、全幅は少しだけワイドに

マツダ 4代目 新型ロードスター(ND)マツダ 4代目 新型ロードスター(ND)

まず初めに、今回の4代目・新型ロードスターに関して明らかにされた数少ない情報の1つである「ボディサイズ」から見ていきましょう(「開発目標値」という参考値として公表されている情報です)。

ボディサイズは、全長が「3,915mm」(3代目・NCロードスターと比べて-105mm)、全幅が「1,730mm」(同+10mm)、全高1,235mm(同-15mm)、ホイールベースは2,315mm(-15mm)とかなり短く、ちょっとだけワイドになりました。

「4代目の新型ロードスターはコンパクトになる」という噂も流れていただけに、「5ナンバーサイズに戻ってくれるかも」という期待を持っていた方には少々残念だったかもしれません(私もその一人です)。

ですが、前述したように衝突安全性の要求値が年々高くなる一方であることを考えれば、「よくぞサイズ拡大を全幅の10mmのみに抑えてくれた、おまけに全長はコンパクト!」と解釈するべきなのではないかと思います。

マツダ 4代目 新型ロードスター(ND)

加えて、ボディサイズを見ると全長に対するホイールベースの割合が歴代ロードスターの中で最も高くなっており、このことからもオーバーハングを切り詰めると同時に軽量化することで、ハンドルを切った際のシャープさなどに大きく関係する「ヨー慣性モーメント」を少しでも減らそうと努力していることが分かります。

ちなみに、プレスリリースや資料には「歴代ロードスターの中で最もコンパクトなボディサイズ」という記述があります。

筆者はこのことを発表会に訪れたロードスターオーナーの方から聞き、スタイルが悪い意味ではなく長く幅広く見えるデザインに感じたこともあり、来場者の方と一緒に「エエッ!」と驚いてしまったのですが、歴代モデルのボディサイズを確認するとコンパクトというのは全長に限ったこと(初代、2代目が3,955mm、3代目4,020mm、そして4代目の新型が3,915mm)のようです。

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永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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