【2024年】 燃費がいいSUVおすすめ15選! SUVの選び方も合わせて紹介
- 筆者: 文生伊(あおい)
- カメラマン:小林 岳夫/茂呂 幸正/和田 清志/BMWグループジャパン
ガソリン価格上昇や環境への配慮から、燃費性能は車選びの重要な要素です。人気のあるSUVの中にも高い燃費性能を持つモデルが増えています。
この記事では軽、コンパクト、ミドル、ラージ、輸入車と5つのカテゴリーに分けて燃費性能の高いモデルをご紹介します。また、燃費がいいSUVの選び方や燃費を良くする方法も合わせて解説します。
燃費がいいSUVの特徴
SUVは頑丈なボディと車重の重さによりエンジンに負担がかかりやすく、燃費が悪いと言われてきました。
しかし、近年では技術の向上に伴い、大柄なボディのSUVでも燃費性能が上がり、環境にやさしく維持費を抑えた車種も増えてきています。
一般的に燃費がいいSUVには以下のような特徴があります。
燃費がいいSUVの主な特徴
それぞれくわしく見ていきましょう。
ハイブリッドSUV
ハイブリッドエンジンを搭載したSUVは、ガソリンエンジンと電動モーターを併用することで燃費性能を大幅に向上させています。
電動モーターは特に発進から低速走行時に威力を発揮するため、市街地などストップ&ゴーの多い場所でも燃費効率が良いです。
またハイブリッド車はトルクの立ち上がりが良く、発進時のスムーズな加速にも効果を発揮します。
街乗りが多い方ほど、燃費性能と走行性能のバランスが良いハイブリッドSUVの良さを実感できるでしょう。
ボディサイズの小さいSUV
SUVらしさが詰まった花形車種はラージサイズやミドルサイズに多いですが、ボディサイズが小さいほど燃費性能は良くなります。
燃費を最も重視する人は、ボディサイズに着目して車選びをすることが大切です。
SUVには大きく分けて4つのサイズがあります。
軽 | スズキ ハスラー、三菱 ekクロス、ダイハツ タフトなど |
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コンパクトサイズ | トヨタ ヤリスクロス、トヨタ ライズ、ホンダ ヴェゼルなど |
ミドルサイズ | トヨタ RAV4、トヨタ ハリアー、スバル フォレスターなど |
ラージサイズ | トヨタ ランドクルーザー、スバル アウトバックなど |
SUVらしいタフなボディを維持しながらパワフルな走行を実現するためには燃費を犠牲にせざるを得ませんが、コンパクトや軽といった小型のSUVは走行性能と低燃費のバランスを取りやすいサイズ感です。
小型SUVは小回りも効くため、日本の狭く混雑した環境とも相性が良いSUVといえます。
SUVの種類と定義
SUVとはスポーツ・ユーティリティ・ビークルの略で、本来は悪路走破性に優れた車のカテゴリー名でした。
しかし最近では、以下のような特徴を含む車全般を指すようになっています。
SUVの特徴
またボディサイズによっても特性が異なります。
この記事で以下に紹介する内容では、SUVのボディサイズを以下のように定義しました。
軽 | 排気量660cc以下 |
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コンパクトサイズ | 全長4.5m以下 |
ミドルサイズ | 全長4.5m以上〜4.7m以下 |
ラージサイズ | 全長4.7m以上 |
燃費がいいSUVおすすめ15選 一覧
ここでは、上記のボディサイズごとに燃費がいい車を一覧で紹介します。
燃費がいい軽SUVおすすめ3選
車種 | WLTCモード燃費 |
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スズキ ハスラー | 20.8〜25.0km/L |
三菱 ekクロス | 19.4〜23.3km/L |
ダイハツ タフト | 21.1〜21.4km/L |
燃費がいい軽SUVおすすめ3選
車種 | WLTCモード燃費 |
---|---|
トヨタ ヤリスクロス | 17.1〜30.8km/L |
レクサス UX | 23.4〜26.3km/L |
ホンダ ヴェゼル | 15.0〜25.0km/L |
燃費がいいミドルサイズSUVおすすめ3選
車種 | WLTCモード燃費 |
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レクサス NX | 11.7〜22.2km/L |
トヨタ RAV4 | 15.2〜22.4km/L |
日産 エクストレイル | 18.3〜19.7km/L |
燃費がいいラージサイズSUVおすすめ3選
車種 | WLTCモード燃費 |
---|---|
マツダ CX-60 | 13.0〜21.1km/L |
レクサス RX | 11.2〜20.2km/L |
三菱 アウトランダーPHEV | 16.2〜16.6km/L |
燃費がいい輸入SUVおすすめ3選
車種 | WLTCモード燃費 |
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ルノー キャプチャー | 17.0〜22.8km/L |
BMW X1 | 12.4〜19.5km/L |
フォルクスワーゲン T-Roc | 15.5〜18.6km/L |
燃費がいい軽SUVおすすめ3選
ここからは軽自動車SUVの燃費がいい車を紹介します。
軽自動車は燃費がいいだけでなく税金も安いため、維持費を抑えてSUVに乗りたい人にピッタリです。
その1 スズキ ハスラー
WLTCモード燃費 | 20.8~25.0km/L |
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ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3395×1475×1680mm |
乗車定員 | 4人 |
スズキ ハスラーの主な特徴
・ポップなカラーリングで自分らしさを表現できる
オレンジやピンクなどのフレッシュなカラーリングも魅力的。内装には外装色と同じ色のパネルやシートパイピングを取り入れ、カラフルに演出しています。
・シーンに合わせて自由自在なシートアレンジが可能
後部座席は左右独立でスライド・折りたたみができるなど実用性も高いです。
・燃費と走りを両立したマイルドハイブリッドの採用で低燃費を実現
マイルドハイブリッドシステムは減速時のエネルギーを利用して発電し、加速時にはその電力を生かしてエンジンをアシストすることで低燃費を実現しています。アウトドア本格派ならターボエンジンや4WDグレードも魅力的です。
その2 三菱 ekクロス
WLTCモード燃費 | 19.4~23.3km/L |
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ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3395×1475×1650〜1670mm |
乗車定員 | 4人 |
三菱 eKクロスの主な特徴
・トルクフルで低燃費なパワーユニット
減速時のエネルギーで発電した電力を効率よくリチウムイオンバッテリーに充電し、その電力を使って加速時にモーターでエンジンをアシスト。トルクフルかつ低燃費な走りを実現しています。
・ゆとりある室内空間
フロントシートは二人で座ってもシート幅に余裕があり、運転席の足元は500mmと快適な広さが確保されています。
・安心の安全性能
三菱の運転支援機能「e-Assist」を全グレードに装備。同一車線運転支援機能マイパイロットは、Premiumグレードのみ搭載されています。
その3 ダイハツ タフト
WLTCモード燃費 | 21.1~21.4km/L |
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ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3395×1475×1630mm |
乗車定員 | 4人 |
ダイハツ タフトの主な特徴
・ガソリンエンジンのみの設定でありながら高い燃費性能
ガソリンエンジンのみの設定ですが、クラストップ3に入る燃費性能を誇ります。また、ターボエンジンも設定されています。
・開放感があるガラスルーフを標準装備
「スカイフィールトップ」と呼ばれるガラスルーフを標準装備しています。シェードを開ければ開放感があるドライブを楽しめます。
・充実の安全装備
先進安全装備「スマートアシスト」を備え、先行車追従クルーズコントロールもオプションで利用可能です。
燃費がいいコンパクトSUVおすすめ3選
「軽自動車では小さすぎるが大きなSUVは乗りこなせない」「維持費は抑えたい」という人におすすめなのがコンパクトSUVです。
狭い道でも取り回しやすく、維持費もリーズナブルなため、都市部をメインに車を使いたい人に適しています。
その1 トヨタ ヤリスクロス
WLTCモード燃費 | 17.1~30.8km/L |
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ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4180〜4200×1765×1580〜1590mm |
乗車定員 | 5人 |
トヨタ ヤリスクロスの主な特徴
使い勝手がいい荷室空間
多彩な荷室アレンジや、足をかざすだけで自動開閉するハンズフリーパワーバックドアなど使い勝手がいいです。
パワフルで燃費性能も優れたエンジン
パワートレインには最新の3気筒 1.5L+ハイブリッドシステムのほか、1.5Lのガソリンエンジンモデルも用意。4WDの設定もあります。
先進安全技術と運転支援機能も充実
駐車支援機能「アドバンストパーク」が採用され、交差点での出合い頭時の車両や自動二輪車へ拡大した最新の先進安全装備「トヨタセーフティセンス」も搭載しています。
その2 レクサス UX
WLTCモード燃費 | 23.4~26.3km/L |
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ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4495×1840×1540mm |
乗車定員 | 5人 |
レクサス UXの主な特徴
都会の風景にも合う洗練されたデザイン
タフな力強さを強調する厚みのあるボディと張り出したフェンダーにより、大胆かつ洗練されたエクステリアを実現しています。
ドライバーに寄り添う上質な空間
インテリアは、ドライビングの高揚感を演出するコクピットと視覚的な開放感を両立。
パワフルで効率的なパワーユニット
パワーユニットには、新開発の直列4気筒2.0L直噴エンジンや2.0Lハイブリッドシステムをはじめとする最新の技術を搭載しています。
その3 ホンダ ヴェゼル
WLTCモード燃費 | 15.0~25.0km/L |
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ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4340×1790×1580〜1590mm |
乗車定員 | 5人 |
ホンダ ヴェゼルの主な特徴
見晴らしが良く運転しやすい
車高が高いため視界が広く、狭い道でも扱いやすいです。
多彩なシートアレンジと広い荷室
広い荷室に加え、後部座席を小さく格納することができ、荷室の容量を増やすこともできます。さらに、後部座席の座面を持ち上げて、車内の中央に背の高い荷物を積むことができます。
パワフルな2つのパワーユニットと充実の安全装備
ガソリンエンジンとハイブリッドに、それぞれFFと4WDを設定。先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」も搭載しています。
燃費がいいミドルサイズSUVおすすめ3選
ミドルサイズSUVは、コンパクトSUVよりも一回り大きく排気量もあるため、パワフルな走りも兼ね備えています。
3列シート設定のある車種を選べばファミリーカーとしても活躍するSUVです。
その1 レクサス NX
WLTCモード燃費 | 11.7~22.2km/L |
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ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4660×1865×1660〜1675mm |
乗車定員 | 5人 |
レクサス NXの主な特徴
力強い存在感を放つエクステリア
高い塗装技術によりボディの陰影が強調され、SUVらしい力強い雰囲気を演出しています。
レクサスらしい鍛え上げられた走りと静粛性
走りはレクサスブランドらしいスポーティなもので、鍛えられた足回りで軽快に走ります。特にハイブリッドはモーターアシストによるスムーズな加速と燃費が魅力。プレミアムブランドであるレクサスらしく、静粛性も高いです。
先進安全装備により安全性や利便性向上
先進安全装備「Lexus Safety System+」を搭載。歩行者、自転車、壁のような構造物も認識し、衝突回避のサポートまたは衝突被害を軽減します。さらに駐車や出庫に対応した駐車支援機能「Lexus Teammate Advance Park」では車外から専用スマホアプリで操作できます。
その2 トヨタ RAV4
WLTCモード燃費 | 15.2~22.4km/L |
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ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4600×1855×1685〜1695mm |
乗車定員 | 5人 |
トヨタ RAV4の主な特徴
こだわりの四輪駆動システム
操縦性や走破性、燃費を兼ね備えた「ダイナミックトルクベクタリングAWD」など4WDが3種類設定されており、ライフスタイルに合わせて選択できます。
パワフルな2つのパワートレイン
パワートレインは2Lガソリンと2.5Lハイブリッドの2種類が用意され、力強い走り性能と優れた燃費性能を両立しています。
先進安全機能とコネクティッドサービスが充実
先進予防安全技術「トヨタセーフティセンス」や、車載通信機を用いたコネクティッドサービスは全車に標準装備されます。
その3 日産 エクストレイル
WLTCモード燃費 | 18.3~19.7km/L |
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ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4660〜4665×1840×1720mm |
乗車定員 | 5〜7人 |
日産 エクストレイルの主な特徴
タフな使い勝手に優れた機能性
シートや荷室に防水素材を使用しているため、濡れた服のまま乗車したり、汚れた荷物を積んだりするのも気になりません。
力強い走りと高い操縦性
電動パワートレーン用に開発された4WDシステムe-4ORCEは、前輪・後輪に搭載される2つのモーターで緻密かつ素早い制御を実現します。
快適な運転支援機能
アクセル、ブレーキに加えステアリングも自動制御する「プロパイロット」を搭載しており、渋滞時や高速道路の巡航時、ドライバーの疲労を大幅に軽減します。
燃費がいいラージサイズSUVおすすめ3選
大人数での長距離旅行や、大型荷物を運搬したい人と相性が良いのがラージサイズSUVです。
ボディが大きい分、燃費性能では劣るものの、SUVならではの走破性能と使い勝手を両立したいなら良い選択肢でしょう。
その1 マツダ CX-60
WLTCモード燃費 | 13.0~21.1km/L |
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ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4740×1890×1685mm |
乗車定員 | 5人 |
マツダ CX-60の主な特徴
上質なデザインと広い室内空間
高級感のあるデザインと広いキャビンスペースでプレミアムな印象。
4つの豊富なパワーユニット
PHEVやディーゼル、ガソリン、ハイブリッドの4つのパワーユニットが用意され、グレードも豊富です。
上質な走り
走行安定性が全般的に優れています。特に高回転域でパワフル感があり、長距離ドライブも楽しめます。
その2 レクサス RX
WLTCモード燃費 | 11.2~20.2km/L |
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ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4890×1920×1700〜1705mm |
乗車定員 | 5人 |
レクサス RXの主な特徴
都会に映える洗練されたデザイン
洗練されたデザインと存在感のあるフロントマスクが都市型SUVらしさを体現しています。
安心・安全な走行をサポートする先進安全機能が充実
「交通事故死傷者ゼロ」を目標として開発している「Lexus Safety System+」が上質な走行体験と安心を提供しています。
上質なインテリア
9色用意されているシート(一部グレード専用色を含む)は、高級感と包み込まれるような雰囲気を演出しています。
その3 三菱 アウトランダーPHEV
WLTCモード燃費 | 16.2~16.6km/L |
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ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4710×1860×1740〜1745mm |
乗車定員 | 5〜7人 |
三菱 アウトランダーPHEVの主な特徴
上質なエクステリア
ボディ各所に取り付けられたクロームメッキパーツが高級感を演出しています。
自由自在なアレンジが可能な室内空間と高音質サウンドシステム
2、3列目のシートは左右独立して倒せるため、人数や荷物に応じて自在にアレンジできます。
高音質サウンドシステム
アウトランダーシリーズのために専用設計された「ミツビシパワーサウンドシステム」を新たに設定され、高音質での音楽再生が可能です。
燃費がいい輸入SUVおすすめ3選
海外メーカーが製造するSUVは、個性的なデザインや独自の性能を持っているモデルが多いです。
高級感やブランド力も抜群なため、他人とは一味違ったSUVが欲しい人におすすめします。
その1 ルノー キャプチャー
WLTCモード燃費 | 17.0~22.8km/L |
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ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4230×1795×1590mm |
乗車定員 | 5人 |
ルノー キャプチャーの主な特徴
SUVらしいアスリートのような力強いデザイン
アスリートのしなやかな筋肉を彷彿とさせるダイナミックでエレガントなルックスが特徴です。
爽快な走りと高い燃費性能
ルノー独自のハイブリッドシステムE-TECHハイブリッドは、燃費性能だけでなく、あらゆる速度域でのレスポンスが良いため爽快な走りを楽しめます。
実用的な室内アレンジ
都会にぴったりなコンパクトさでありながら、合理性を追求した室内アレンジで、多様なライフスタイルに寄り添います。
その2 BMW X1
WLTCモード燃費 | 12.4~19.5km/L |
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ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4500×1835×1625〜1645mm |
乗車定員 | 5人 |
BMW X1の主な特徴
SUVらしい力強いデザイン
大型の「キドニーグリル」がSUVらしい力強さとBMWらしさを感じられます。
パワフルでスムーズな加速と静粛性
2.0Lクリーンディーゼル ターボエンジン+マイルドハイブリッドを搭載し、発進時の加速がスムーズです。また、BMWの4WDシステム「Xドライブ」により、街中だけでなくオフロード走破性も優れています。
充実した安全装備
急停止や飛び出しなどの検知が可能な運転支援システム「ドライビング・アシスト・プラス」や駐車支援機能「パーキング・アシスト・プラス」が全車に標準装備されています。またSOSコールに対応した「BMWコネクテッド・ドライブ・プロフェッショナル」も装備されます。
その3 フォルクスワーゲン T-Roc
WLTCモード燃費 | 15.5~18.6km/L |
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ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4245〜4250×1825×1570〜1590mm |
乗車定員 | 5人 |
フォルクスワーゲン T-Rocの主な特徴
スタイリッシュなデザイン
クーペのようなルーフラインを持ち、ボディカラーも7色と多彩なバリエーションから選べます。
ユーティリティ性の高さ
高い着座位置により視界が良く、2段階に調整可能な広々とした荷室を備えています。
先進の安全機能
同一車線内全車速運転支援システム「トラベルアシスト」、車線逸脱防止システム「レーンアシスト」、衝突被害軽減自動ブレーキ「フロントアシスト」などの最新の安全機能が搭載されています。
燃費がいいSUVの選び方
燃費のいいSUVを選ぶ上で重視したいポイントは以下の3つです。
燃費がいいSUVの選び方
乗車人数・用途に合わせて選ぶ
小型のSUVほど燃費は良くなりますが、乗車人数や用途に適した車種を選ぶことは重要です。それぞれのSUVに強みがあるため、あなたが乗せたい人数や荷物に合わせて車を選ぶと良いでしょう。
軽SUV
SUVらしいタフなルックスと実用性を兼ね備えた車が欲しいものの、維持費を最優先に考えたいなら軽SUVが適しています。
コンパクトSUV
コンパクトサイズSUVは日本の都市部に適したサイズ感で、狭い道路や駐車場での取り回しがラクです。
近所の買い物や子どもたちの送迎がメインの使い方なら、コンパクトSUVが適しているでしょう。
ミドルサイズSUV
ミドルサイズSUVは広い室内空間と荷物の積載性のバランスが良く、おでかけ好きなファミリーに最適。
ラゲッジルームの容量やアレンジ性もチェックして用途にあったSUVを選ぶとよいでしょう。
ラージサイズSUV
ラージサイズSUVは、高級感と走破性を併せ持った最高峰のSUVが揃っています。
ミドル〜ラージサイズSUVの中には3列シートの設定もあるため、大家族やグループで移動したい人にもおすすめです。
ガソリンの種類で選ぶ
燃料の種類も非常に重要なポイントです。
なぜなら燃料によってランニングコストが大きく変わるからです。
燃料の種類には以下の3つがあります。
ガソリンの種類
レギュラーガソリン
一般的な乗用車に使われているのがレギュラーガソリンです。後述するハイオクより安いのが特徴です。
通勤・通学など短距離の移動が主で、日々のランニングコストを重視する人におすすめです。
ハイオクガソリン
ハイオクはレギュラーに比べてオクタン価が高いため、エンジン内で燃焼するときに異常燃焼が起こりにくく、高出力エンジン用の燃料に適しています。
他にも、燃焼室内にカーボンが蓄積することを防ぐための洗浄剤が含まれています。エンジンが清潔だと、燃焼効率が上がり、燃費向上や環境負荷軽減にもつながります。
スポーティな走りを楽しみたい人や、高速道路を使った高速・長距離移動が多い人にピッタリです。
軽油(ディーゼル車用の燃料)
強いトルクを生み出せるためSUVに適していますが、ガソリン車よりもエンジン音が大きく振動も強いため乗り心地が悪化します。短距離走行が多い用途にも不向きです。
オフロード走行を楽しみたい人や、多くの人と荷物をのせて長距離移動したい人にとっては相性抜群です。
走行距離に合わせて選ぶ
カタログスペックを確認すると、車種によって燃費性能が大きく異なることに気づく人が多いでしょう。
「数字が良い車を選べばコスパが良い!」とカンタンに考えてしまう人も多いかもしれませんが、実は燃費がいい車でもコスパが悪くなる場合があります。
コスパ悪化の原因は色々とありますが、最も着目すべきポイントは初期費用と走行距離のバランスです。
初期費用
低燃費の車種、グレードはハイブリッド車となる場合がほとんどですが、ハイブリッド車はガソリン車よりも数十万円高くなっています。
この差額は、エコカー減税など税制優遇や日々の燃料費を節約することによって回収しなければなりません。
走行距離
ハイブリッド車とガソリン車の差額を回収するためには、長距離を走ることが必須となります。
わかりやすいように、コンパクトSUVの代表格、トヨタ ヤリスクロスで差額を計算してみましょう。
前提条件 |
---|
年間10,000km走行 |
計算式 |
■ガソリン車の年間燃料費 |
■ハイブリッド車の年間燃料費 |
差額 |
ハイブリッド車の年間燃料費-ガソリン車の年間燃料費=1年間の燃料費の差額 |
ハイブリッド車のほうがガソリン車よりも年間約3万円の燃料費節約になりますが、初期費用の差額30〜40万円を回収するには10年近くかかってしまいます。
節税分を考慮しても、燃料費だけで差額を回収できる人は少数派でしょう。
しかしハイブリッド車には、スムーズで力強い加速感や静粛性など、ガソリン車にはない魅力もあります。
燃費だけでなく、ハイブリッドエンジンならではの快適性にも着目してご自身の使い方に適したSUVを選ぶと良いでしょう。
実燃費とカタログ燃費の違い
SUVなどの燃費を確認する際、実燃費とカタログ燃費の違いが気になる人も多いのではないでしょうか。
正しい車選びをするためには、どちらも理解しておくことが重要です。
それぞれの指標や違いについて、詳しく解説していきます。
実燃費とは?
実燃費とは、日常の使用環境における車の燃費を指します。
自動車メーカーが一定の条件の下に計測した燃費とは違い、車の使用者がそれぞれの運転・それぞれの環境で車を走らせた際の燃費です。
あなたがその車を運転した際に得られるであろう燃費と近いため、維持費の計算に役立つ情報となります。
ただし、条件が一定でないため、実燃費は人によるバラツキが大きい指標です。
燃費のバラツキがでやすい要素としては以下のようなものが挙げられます。
燃費に影響のある要素
運転者のクセ:急加速や急ブレーキが多いか?
道路状況:渋滞や信号の多い都市部の走行か? 高速走行か?
気象条件:暑さが厳しい地域か? 寒冷地か?
車の状態:タイヤの空気圧は適正か? エンジン等メンテナンスが行き届いているか?
実燃費の口コミサイトに投稿された数値と、あなたの実燃費が必ずしも同じになるとは限りません。
あくまで参考値として活用しましょう。
カタログ燃費との違い
カタログ燃費とは、自動車メーカーが一定の条件を再現したテスト環境で計測した燃費です。
近年ではWLTCモードというグローバル指標が主に用いられており、より実際の走行に近い燃費が表示されるようになりました。
試験条件は国際的に定められているため、すべての自動車メーカーが同じ条件で燃費を計測しています。
車種ごと・メーカーごとに燃費を比べたい場合は、従来のJC08モードではなくこちらの指標を用いると比較しやすいでしょう。
実燃費・カタログ燃費ともに、あなたがご自身の使用環境で得られる燃費とは異なる可能性があります。
どちらかの数値を鵜呑みにするのではなく、適材適所で活用するとよいでしょう。
もし想定と実燃費に乖離があるなら、実燃費を向上させられるよう心がけて運転することをおすすめします。
SUVの燃費をより良くする方法
実燃費を向上させるためには、日常の運転や車のメンテナンスに気をつけましょう。
特に効果的なコツは以下の3つです。
SUVの燃費をより良くするコツ
一つずつ見ていきましょう。
アクセルを優しく踏む
発進時の急加速は燃料を大量に消費してしまうため、ゆるやかにアクセルを踏むことで燃料消費を抑えられます。
定期メンテナンスを欠かさない
タイヤの空気圧をこまめにチェックしましょう。
また、適切なタイミングでエンジンオイルやエアフィルターなどを交換することで、燃費の悪化を防ぐことができます。
エアコンの使い方に注意する
エアコンが必要ない時は、A/CスイッチをOFFにするようにしましょう。
暖房のみが必要な場合はA/CスイッチOFFで問題ありません。
まとめ
燃費がいいSUVのおすすめ車種を、ボディサイズごとに紹介しました。
小さい車ほど燃費が良くなり、街中での取り回しが楽になります。
またガソリン車よりもハイブリッド車の方が燃費がいいですが、購入費用が高くなり、総走行距離数が多い人でないと差額を回収することが難しいです。
SUVのルックスや実用性なども含めて総合的な判断をすれば、経済的かつ快適なドライブを楽しむことができるでしょう。
記事で紹介した商品を購入した場合、売上の一部が株式会社MOTAに還元されることがあります。
商品価格に変動がある場合、または登録ミスなどの理由により情報が異なる場合があります。最新の価格や商品詳細などについては、各ECサイトや販売店、メーカーサイトなどでご確認ください。 p>
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一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
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一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。