ホンダ 新型CR-V ハイブリッドの価格は512万2700円〜! ハリアーと装備や内装の広さを比較

  • 筆者: 渡辺 陽一郎
  • カメラマン:本田技研工業/MOTA編集部
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ホンダのミドルサイズSUV「新型CR-V」に、待望のハイブリッドモデル「e:HEV(イーエイチイーブイ)」が追加され、2026年2月より発売されます。

先行して販売されたFCEV(燃料電池車)に続く投入となりますが、多くのユーザーにとって本命となるのは、このハイブリッドモデルでしょう。

そこで気になるのが、ライバルとなるトヨタ ハリアーと比較した際の「価格」と「装備」のバランスです。その価格設定は高いのか、それとも妥当なのか?

グレードごとの装備差や内装の使い勝手、進化したハイブリッドシステムの仕組みまで、カーライフ・ジャーナリストの渡辺 陽一郎さんが徹底解説します。

さらに、独自の販売店取材で判明した、詳細な販売スケジュールもご紹介します。

目次[開く][閉じる]
  1. 新型CR-V e:HEVの価格
  2. 新型CR-V e:HEVのグレード構成と装備
  3. 新型CR-V e:HEVの買い得グレードは「e:HEV RS 4WD」
  4. ライバルはトヨタ ハリアー! 価格と装備のバランスは互角
  5. 最上級「ブラックエディション」を選ぶ価値は?
  6. 新型CR-V e:HEVの内装の質感と居住性は? 後席はライバルより広い!
  7. 新型CR-V e:HEVの走行性能での進化点
  8. 新型CR-V e:HEVの発売スケジュール(販売店調べ)

新型CR-V e:HEVの価格

販売店で調査したところ、新型CR-V e:HEV(ハイブリッド仕様)は装備が充実した「RS」グレードのみの設定で、価格は512万2700円〜577万9400円となります。

グレード価格

RS(2WD)

512万2700円

RS(4WD)

539万2200円

RS ブラックエディション(4WD)

577万9400円

新型CR-V e:HEVのグレード構成と装備

新型CR-V e:HEVのグレード構成はシンプルです。スポーティで装備を充実させた「e:HEV RS」を基本とし、さらに上級タイプとして外観、内装に特別な装備を施した「ブラックエディション」の2種類が用意されています。

駆動方式は、e:HEV RSには2WD(前輪駆動)と4WDがあり、e:HEV RS ブラックエディションは4WDのみです。

以下、各グレードの装備を一覧でまとめました。

RS(2WD)

Honda SENSING
・マルチビューカメラシステム
・Google搭載9インチ Honda CONNECTディスプレイ
・10.2インチデジタルグラフィックメーター
・BOSEプレミアムサウンドシステム&12スピーカー
・本革シート
・前席電動調節機能
・前席シートヒーター
・19インチノイズリデューシングアルミホイールなど

RS(4WD)

RS(2WD)の装備に加え、以下を標準装着。

・ステアリングヒーター
・後席シートヒーター
・フロントドア撥水ガラス

RS ブラックエディション(4WD)

RS(4WD)の装備に加え、以下を標準装着。

・Honda SENSING 360(車線変更時衝突抑制機能/車線変更支援機能/前方交差車両警報)
・ヘッドアップディスプレイ
・電動パノラミックサンルーフ
・前席シートベンチレーションなど

新型CR-V e:HEVの装備は充実しており、10.2インチデジタルグラフィックメーター、Googleを搭載した9インチのHonda CONNECT(ホンダコネクト)ディスプレイ、BOSE製プレミアムサウンドシステムと12個のスピーカー、本革シートなどは、すべてのグレードに標準装着されます。

ホイールは「19インチノイズリデューシングアルミホイール」を装着。これには中空構造によってタイヤ内部の共鳴音を抑える機能が採用されており、静粛性の向上につながります。

注意したいのは、e:HEV RSの場合、2WDと4WDで装備が異なることです。

e:HEV RSの4WDには、2WDには装着されない「ステアリングヒーター」「後席シートヒーター」「フロントドア撥水ガラス」が追加装着されます。冬場の快適性や雨天時の視界確保に役立つ機能です。

最上級のe:HEV RS ブラックエディション(4WD)には、車両周辺の死角を検知して事故回避を支援する「Honda SENSING 360(ホンダセンシング360)」(車線変更時衝突抑制機能/車線変更支援機能/前方交差車両警報を含んだセットオプション)、運転に必要な情報をフロントガラスへ投影する「ヘッドアップディスプレイ」、開放感を高める「電動パノラミックサンルーフ」、夏場の蒸れを抑える「前席シートベンチレーション」なども装着されます。

新型CR-V e:HEVの買い得グレードは「e:HEV RS 4WD」

新型CR-V e:HEVの買い得ベストグレードは「e:HEV RS」の4WDです。

駆動方式は悪路を走る頻度などの用途に応じて選べば良いですが、新型CR-V e:HEVの4WDは、舗装された峠道などでも走行安定性を向上させます。長距離を移動する機会が多い場合や、運転を楽しみたいユーザーは、4WDを積極的に選ぶと良いでしょう。

e:HEV RS 4WDの価格は2WDに比べて26万9500円高いですが、前述のようにステアリングヒーター/後席シートヒーター/フロントドア撥水ガラスも加わります。これらの装備が約7万円に換算されるため、4WDの正味価格は約20万円です。

人気のトヨタ ハリアーハイブリッドの4WDは、後輪をモーターで駆動する方式で2WDよりも22万円高いため、新型CR-Vの4WDは若干割安と判断できます。

ライバルはトヨタ ハリアー! 価格と装備のバランスは互角

新型CR-V e:HEVは、全般的に装備が充実するため、価格も高めです。最も安価なe:HEV RS(2WD)でも512万2700円で、ハリアーハイブリッド Z“Leather Package”(Zレザーパッケージ)の2WD(509万800円)に近い価格設定です。

新型CR-V e:HEVは人気車のハリアーを意識して開発され、価格だけでなく装備の水準も互角です。

例えばオーディオは、ハリアーではJBL製アンプを使ってスピーカーは9個ですが、CR-Vは前述のBOSE製プレミアムサウンドシステムで、スピーカーは12個に増えます。

その代わりヘッドアップディスプレイや前席のシートベンチレーションは、ハリアーではハイブリッド Zレザーパッケージ(2WD)にも標準装着されますが、新型CR-Vではe:HEV RS ブラックエディション(4WD)にならないと装着されません。

このようにCR-V e:HEVとハリアーハイブリッドは、機能や装備と価格のバランスは互角と判断できます。

最上級「ブラックエディション」を選ぶ価値は?

新型CR-V e:HEV RS ブラックエディション(4WD)の価格は577万9400円で、e:HEV RS(4WD)よりも38万7200円高いです。

グレード(駆動方式)価格

e:HEV RS(4WD)

539万2200円

e:HEV RS ブラックエディション(4WD)

577万9400円

ブラックエディションには、Honda SENSING 360、ヘッドアップディスプレイ、電動パノラミックサンルーフ、前席シートベンチレーションなどが追加され、いずれも高価な装備です。電動パノラミックサンルーフも、単品のオプション設定がある場合は、12万円前後で設定されます。

そこも踏まえると、ブラックエディションの価格も妥当です。プラスされる装備が必要なら、ブラックエディションにグレードアップすることも考えましょう。

ただし今後の展開として、ブラックエディションが採用するHonda SENSING 360は、ベーシックなRSにも単品のオプション装着を可能にすべきです。

Honda SENSING 360の車線変更時衝突抑制機能や前方交差車両警報は、いずれも安全性を高める装備で、電動パノラミックサンルーフなどの快適装備と異なり事故防止に役立ちます。

交通事故はクルマにとって一番の欠点となるため、安全装備は幅広いグレードで装着を可能にすべきです。事故防止に直結する安全装備は、より幅広いグレードで選択できるようにするのがメーカーの責務といえます。

なお、e:HEV RS ブラックエディション(4WD)の577万9400円という価格は、4WDを搭載するトヨタ クラウンスポーツ Zグレード(590万円)、マツダ CX-60 XDハイブリッド プレミアムスポーツ&プレミアムモダン(567万500円)に近いです。前輪駆動をベースにしたシティ派SUVでは、最高価格帯に入ります。

車種・グレード(駆動方式) 価格

ホンダ 新型CR-V e:HEV RS ブラックエディション(4WD)

577万9400円

トヨタ クラウンスポーツ Z(4WD)

590万0000円

マツダ CX-60 XD-HYBRID Premium Sports / Modern(4WD)

567万0500円

新型CR-V e:HEVの内装の質感と居住性は? 後席はライバルより広い!

新型CR-V e:HEVの内装は、荷室の広さなどを除くと、基本的には既に販売されている燃料電池車のCR-V e:FCEVに近いです。

インパネの周辺は、ホンダ シビックなどに近い印象に仕上げられました。シフト操作にはボタン式の「エレクトリックギアセレクター」が採用されており、使い勝手には慣れが必要かもしれませんが、内装の質感は満足できます。メーターの視認性も向上しました。

前席は柔軟な座り心地ではありませんが、少し硬めで腰をしっかりと支えます。腰の張り出し方を調節する電動ランバーサポートも備わり、長距離を快適に移動できます。

後席は頭上と足元の空間が広いです。身長170cmの大人4名が乗車した時、後席に座る乗員の頭上空間は握りこぶし1つ分、膝先には握りこぶし2つ半の余裕があります。

ライバル車となるハリアーとCX-60で同様の測り方をすると、後席の膝先空間は握りこぶし2つ分ですから、新型CR-Vのほうがゆったりと座れます。

新型CR-Vは床と座面の間隔なども適度で、4名で乗車しても快適です。荷室にも十分な面積と容量があり、SUVとしての実用性を高めています。

また、快適装備も充実しており、電動テールゲートには「予約ロック機能」を採用。テールゲートが閉まりきるのを待たずに車両から離れることができるため、急いでいる時などに便利です。

通信機能も充実しており、有料でセキュリティのALSOK駆け付けサービス、車内Wi-Fiも使えます。

新型CR-V e:HEVの走行性能での進化点

新型CR-Vではハイブリッドの機能も進化しています。e:HEVは、エンジンが主に発電を行い、その電力でモーターを駆動して走行するのが基本です。

一方で、高速道路などを一定の速度で走るようなエンジンのほうが効率の良い場面では、エンジンの力で直接駆動して燃費を低減します。

さらに新型CR-Vのe:HEVでは、新たに低い速度域でも直結させて、燃費を効果的に節約できるようにしました。

先に挙げた4WDも進化しています。後輪の駆動力配分を効果的に高めて、ステアリング操作に対して車両の進行方向が従来以上に正確に変わるようになりました。

新型CR-V e:HEVの価格は高いですが、内容も充実しています。ライバル車のハリアーや新型RAV4、CX-60などと比べて選ぶと良いでしょう。

新型CR-V e:HEVの発売スケジュール(販売店調べ)

新型CR-V e:HEVの発売スケジュールについて、販売店では以下のように述べています。

「2025年12月4日(木)から、販売店ではCR-V e:HEVの価格を公表しています。12月12日(金)からは見積書も作成できます。12月15日(月)にはメーカーへの発注も開始します。納車の開始は2026年2月26日(木)で、この頃になると販売店での試乗も可能になります」。

人気が高まる可能性もあるため、購入を希望されるなら、早めに販売店に出かけて商談を始めると良いでしょう。

【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:MOTA編集部 画像提供:本田技研工業】

ホンダ/CR-V
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新車価格:
336.2万円455.8万円
中古価格:
38.7万円519.8万円

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

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監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

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