日産 GT-Rの年間維持費はいくら?自動車税や重量税、燃料代を徹底検証

日産 GT-Rの維持費はどれくらい?

新車で買える最速の国産スーパーカーの自動車税や税金、燃料代、メンテナンス費用を徹底検証

運動性能、存在感、ストーリーと、どれをとっても桁違いの輝きを放つ名車、日産 GT-R。スーパーカーたるにふさわしい貫禄のある姿は、クルマ好きの方ならずとも、見るだけでうきうきしてしまうのでは。

しかし、スーパーカーだからこそ、維持費は高いはず。一体どれくらいの金額なのでしょうか。

今回はその気になる維持費を調べてみたいと思います!

■【画像】日産 GT-Rの細部をチェック!

日産 GT-Rの年間維持費を調べてみた

早速本題に入りましょう!

先に結論から書くと、維持費は合計で511,738円/年となります。以下、項目に沿って説明していくので、“いつかはGT-R”という熱いハートをお持ちの方はぜひ参考にしてみてください!

重量税

重量税は、車両の重量に応じて課税されます。日産 GT-Rの車両重量は1,760~1,770kgなので、1年分の重量税が16,400円/年になります。

ちなみに重量税は新車で購入する場合、次回の車検までの3年分を先に払います。そのため、金額は3倍の49200になります。

自動車税

納税額はエンジンの排気量によって変わってきます。GT-Rは排気量が3.799Lなので、区分としては3,500cc~4,000ccにあたります。自動車税の金額は66,500円/年になります。

最近はダウンサイジングエンジンやハイブリッドカーが多く、1.2リッターや1.5リッターの車両が増えてきました。それと比べると、排気量の大きさが際立ちますね。

ちなみに自動車税は年度途中に車両の登録をすると、支払いが月割りに変更されます。それ以外の場合は満額を収めることになっています。

自賠責補償

自動車やバイクなどを買う際は、例外なくこの保険に入らないといけません。加入が義務付けられている強制保険です。

公式ホームページの見積もりシミュレーション値では、自賠責補償の費用は36,780円/年となっています。

任意保険料

こちらは上記の自賠責補償のほかに、購入者の意思で任意で加入する保険です。いろいろな会社が保険を取り扱っていますが、今回は大手保険会社の料金を参考値として見てみたいと思います。

※あくまで参考値ですので、気になる方は自分で気になる保険会社で見積もりを作ってみましょう。

日産 GT-Rの任意保険料をシミュレートした結果

・年齢・性別:30代中盤男性

・ノンフリート等級:11等級

・年間走行量:11,000km以下

→保険料:119,580~123,020円/年

燃料代

市販車の中では屈指の運動性能を持つGT-Rですが、一体どれくらいの燃料代が必要なのでしょうか。

車は年間平均すると約10,000km走るといわれているので、この距離に合わせてみます。そして日産 GT-RのJC08モード燃費は8.6~8.8km/Lです。実際の走行ではもう少し燃費が落ちることを想定し、80%に落として試算してみます。

・使用ガソリン:無鉛プレミアムガソリン

・年間走行距離:10,000km

・JC08燃費(実際の走行を想定して80%とした):6.8km/L

・年間のガソリン消費量:1,470L

・ガソリン価格(記事執筆時点での全国平均値):151円/L

・燃料代:222,058円/年

車検費用

2年ごとにやってくる大量出費の車検。これが皆さん一番気になるところではないでしょうか。

ほかの項目ならある程度見当がつきますが、車検については消耗部品の交換が必要になってくる場合があるので、値段の算出が非常に難しくなります。そこで今回は、買って早々に機関系パーツの交換はないだろうと超楽観視し、車検にかかる基本的な費用のみを調査しました。

車検で払う費用は法定費用+点検基本料金です。法定費用のなかに含まれるのものとしては以下の項目があります。

・重量税:32,400円

・自賠責保険:36,780円

・印紙代:1,100円

これらを合計すると1回の車検で70,280円となります。

これにさらに点検基本料金が加算されるので、おおよそ10~20万の間には入ってくるのではないでしょうか。なお今回は年額で計算しているので、購入初年度ということで15万円÷3=5万円/年としたいと思います。

日産 GT-Rのメンテナンス費用は?

車検以外にも意外と値段がかかるのが日々のメンテナンス費用ですね。

特にGT-Rに乗る方であれば、消耗パーツへの負担が大きなサーキット走行を行う方もいるかも知れません。

そこで以下の項目がどれだけ値段がかかるのか、実際に日産ディーラーで調査してきました!

日産 GT-Rの基本メンテナンス&消耗パーツの交換費用

・タイヤ(4本交換):約480,000円

・空気圧センサー無交換::約450,000円

・エンジンオイル交換:約18,000円

・フィルター同時交換:約20,000円

・ブレーキパッド&ローター:約400,000円

※ブレーキパッドとローターは基本的にはセット交換を推奨しています。

日産 GT-Rだけが受けられる特別な無償メンテナンスとは

車両価格でかなり高額なだけあってメンテナンスや維持にそれなりの費用が掛かるGT-R。

日々の性能を保つため、日産ではGT-R特別点検項目があり、なんと新車購入後2,000km、12ヶ月、24ヶ月、36ヶ月点検をそれぞれ無料で受けることができるのです!

それ以降のメンテナンスは有料となりますが、このプランはかなりうれしいものですし、それを受けるだけのスペックは兼ね備えています!

日産 GT-Rは修理代も高いのか

なにかと費用が掛かる車ですが、事故をした時の費用なども気になるところです。高級車だけあって、部品一つ一つが高く、専用開発されているものもあるので、自然と値段も高くなってしまいがち。

また、サービス面に関しては日産の数あるディーラーの中でも精鋭だけがメンテナンスできる日産ハイパフォーマンスセンターでしか修理ができません。これだけでもかなりの費用が掛かることが予想されますので修理をする場合は、それなりの覚悟が必要になりそうです。

金額が桁違い!?日産 GT-Rの新車オプションパーツとその価格

スーパーカーだけあって、オプションパーツも超高額なのが日産 GT-R。今回はその中でもTOP3に入る超高額パーツを紹介します!

No.4:GT-R専用ツールセット(限定1,000セット) 価格:181,749円

自動車ツールメーカーとして有名なSnap-onブランドのツールと、専用光輝ジャッキがセットになった商品。Snap-onブランドのツールは実際に各ディーラーのメカニックが使用しているので、信頼性は言うまでもなく非常に高いレベル。ジャッキにもGT-Rの刻印が入っており、プレミアム感が出ること間違いなしです!!

No.3:アルミロードホイール 価格:875,923円

自動車の中でもホイールは高額な商品の一つですが、それがGT-Rのものとなるとこの金額。こちらは、グレード名:Track edition engineered by NISMOとNISMOに対応した20×10J(フロント)、20×10.5J(リヤ)スノータイヤ用のホイールです。

もちろん、この2グレード以外にも対応できるホイールもあります。こちらは20×9.5J(フロント)、20×10.5J(リヤ)のスノータイヤ用となっており、価格は575,683円です。

No.2:ドライカーボン製リヤスポイラー+ドライカーボン製トランクリッド 価格:1,080,000円

軽量高剛性を謳うドライカーボン製のトランクフードとリヤスポイラーのセットです。トランクフード内側には美しいカーボン地が見られます。

No.1:レイズ製アルミ鍛造ホイール(ハイパーチタンカラーコート) 価格:1,104,408円/1,137,283円

標準で装着されているホイールはY字スポークレイヤードブラックコート+切削光輝(NISMOはNISMOレーシングブラック)というタイプのものになっています。標準、オプションともにアルミ鍛造ですが、オプションにのみハイパーチタンカラーコートがなされています。ホイールそのものも価格は高く、さらにGT-R専用となると、ここまでの高みに至るのです。

日産 GT-Rってどんなクルマ?

※写真は2018年モデルチェンジ前のモデルになります。

新車で買える世界最速級の国産スーパーカー

名だたる世界の名車、日産 GT-Rですが、その歴史は古く、1969年にまでさかのぼります。当時は、日産 スカイラインGT-Rという名前で販売され、通称“ハコスカ”とも呼ばれていました。キャッチフレーズは“羊の皮をかぶった狼”で、これには普通のセダンのような外見の中に、スポーツカー並みの高い運動性能を秘めていると言う意味が含まれています。

今となっては多くの車種で聞き馴染みのあるフレーズですが、デビュー当時の衝撃は凄まじかったのだと想像できます。

伝説はポルシェを抜いた場面から始まった

GT-Rの伝説は、前身であるプリンス スカイラインが、レース中にあのスーパーカーのポルシェ 904を追い抜いたところから始まりました。舞台は1964年に開催された第2回日本グランプリ、鈴鹿サーキットを舞台にしたGT-IIカテゴリの一戦での出来事です。

折しも当時は、日本のモータリゼーションが急速に加速する時代。そんな中、モータースポーツの歴史も技術力も段違いと思われていたドイツの、しかもレースに有利な形状の流線型のスポーツカーを、国産のセダンが追い抜いたのです。

これは当時の日本を沸かせるには十分センセーショナルな出来事でした。

スカイライン伝説の始まり

生産中止と復活

その後は日産 スカイラインGT-Rとして進化を続けますが、惜しまれながらも2002年、最終型のR34型の生産中止が発表されました。しかし、現取締役会長(当時COO)のカルロス・ゴーン氏は「私はここでお約束します。必ずGT-Rは復活します。」との言葉を残しました。

そしてその言葉通り、2007年に日産 GT-RはR35型として復活しました。

21世紀の生きる伝説としてよみがえったGT-Rは、ドイツの難関サーキットであるニュルブルリンクで、当時の市販車最速である7分38秒のタイムを記録、世界をアッと言わせました。その影には開発最高責任者の水野 和敏氏の大きな活躍がありました。

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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