日本版コンシューマレポート-ホンダ インサイト ユーザー試乗レビュー-(2/6)

インサイトのユーザー評価・レビュー/エクステリア

インサイトのエクステリアについては、30人中5人から「外観が第二世代のプリウスに似ている」という類のコメントを頂いた。その思いは、筆者も同じであった。

あれは、2008年9月の仏パリモーターショー。

「インサイト」のファイナルコンセプトモデル(量産に向けて最終的に公開される車輌)を前に、同車のエクステリア(=外観)デザイン統括者である「箕輪元明氏」と筆者は、以下のような会話をした。

※当時、同車関連で日経BP社ウェブサイト、CARトップ誌他に同氏のインタビュー原稿を書いたが、以下のような「生々しい内容」は「インサイト」発表前ということもあり、ほとんど記事化していない。

桃田「やっぱり似てますよね、(二世代目)プリウスと」

箕輪「いや、我々はそうは思っていませんよ」

桃田「でも、アメリカの自動車専門サイトで、随分前からスパイショットやスパイビデオで流れていて、そのなかでも二車の類似性がかなり指摘されていますが」

箕輪「もちろん、それは知っていますが・・・。とにかく、これ(=ファイナルコンセプト)を見て下さい。他社のことを言うのは少々気が引けますが。インサイトはプリウスより、かなり低重心です。また、ボンネットからフロントガラスへのラインなどの空力処理で、プリウスとは全く違いますよ」

桃田「なるほど。では、FCXクラリティに似ている、という見方ではどうですか?」

箕輪「その通りです。5ドアハッチバックですし、ホンダの次世代環境車というイメージでは同じ路線ですから」

桃田「では、これと量産車では何か違いがありますか?」

箕輪「ミラーやヘッドライトの形状の一部などを除いて、ほぼ量産ですが・・・。そうだ、量産ではホイールのデザインに凝りました。是非、それを楽しみにしておいて下さい」

桃田「それにしても、このボディサイズ感。日本だと5ナンバーサイズだと思いますが、インサイトの主戦場となるアメリカでは少し小さくないですか?後席部分も、かなり絞り込んでいますし」

箕輪「そうは思いません。世界各地で綿密に事前調査した結果です。このサイズが(コンパクトクラスのハイブリッド車としての)世界標準だと確信していますから」

あれからほぼ2年。日本のユーザーは「インサイト」の外観デザインを以下のように見ている。尚、ホンダ広報部は「MUGEN仕様(のエクステリア)が、予想以上に売れています」という。

インサイト/エクステリアに関するユーザーコメント

・普通 (孤独なドラマーさん 岡山県)

・スマートで素晴らしい (ヤマグチさん 大阪府)

・スポーティな感じでよい (ユウさん 奈良県)

・プリウスよりも好きなデザイン。断然カッコイイと思う。横から見たデザインが、ほぼプリウスと似ている気がするのが残念! (グーぴこさん 福島県)

・前インサイトより格段に良くなった (yuichii2002さん 大阪府)

・ハイブリッドらしいデザイン。高さが抑えられている(ので、後部席は乗りづらい!?) (R1R2R3さん 長野県)

・斬新で未来を感じされられた (bnaobさん 大阪府)

・カッコ良くは無いが悪くも無い。故に無限などのエアロパーツを着けたくなってしまう。着けると素直にカッコいい。エアロ映えするデザインだと思う (下手だけどMT好きさん 下手だけどMT好き)

・シャープだが思いのほか大きくてかっこよかった (カワセさん 福井県)

・FCXを思わせるフロントマスク、CR-Xを思わせるリアがかっこいいと思います (ヒロムさん 愛知県)

・概観はスマートで好きな部類。ブレーキランプの三角形が気になる (darioさん 栃木県)

・他のホンダ車と比較してもカッコいいと思います (HAMAKEKEさん 神奈川県)

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桃田 健史
筆者桃田 健史

日米を拠点に、欧州、BRICs(新興国)、東南アジアなど世界各地で自動車産業を追う「年間飛行距離が最も長い、日本人自動車ジャーナリスト」。自動車雑誌への各種の連載を持つ他、日経Automotive Technologyで電気自動車など次世代車取材、日本テレビで自動車レース中継番組の解説などを務める。近著「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」(ダイヤモンド社)。1962年東京生まれ。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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