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3台比較 2019/6/24 11:42

マツダ MAZDA3 vs スバル インプレッサ どっちが買い!? 徹底比較

マツダ MAZDA3 vs スバル インプレッサ
マツダ 新型MAZDA3 ファストバック(ソウルレッドクリスタルメタリック)スバル インプレッサ(インプレッサスポーツ2.0i-L アイサイト・2016年10月発売)マツダ 新型MAZDA3 ファストバック(ソウルレッドクリスタルメタリック)スバル インプレッサ(インプレッサスポーツ2.0i-L アイサイト・2016年10月発売)画像ギャラリーはこちら

マツダ、スバルを代表するハッチバックモデルを徹底比較!

マツダの主力車種となるミドルサイズのアクセラが、フルモデルチェンジを行ってMAZDA3になった。新型はプラットフォームやサスペンションを刷新して、新しいエンジンのスカイアクティブXも搭載し、イメージも一新すべく車名を海外と同じMAZDA3に改めている。

MAZDA3のボディは従来のアクセラと同じく3ナンバーサイズで、ファストバックと呼ばれる5ドアハッチバックとセダンを用意した。エンジンは直列4気筒で、ガソリンエンジンが1.5リッター/2リッター/スカイアクティブ X(マイルドハイブリッド)が用意される。これに1.8リッターのクリーンディーゼルターボを加えた。

そしてMAZDA3のライバル車がスバル インプレッサスポーツだ。ボディは3ナンバーサイズで、ハッチバックのスポーツとセダンのG4がある。エンジンは水平対向4気筒のガソリンで、1.6リッターと2リッターを用意した。今回は主力の2リッターエンジン車同士で比較する。

※MAZDA3はWLTCモード燃費、インプレッサスポーツがJC08モード燃費のため燃費比較は無しとする

>>MAZDA3とインプレッサの内外装を画像で比較[30枚]

マツダ MAZDA3 vs スバル インプレッサ|ボディスタイル/サイズ/視界/取りまわし性比較

マツダ 新型MAZDA3 ファストバック(ソウルレッドクリスタルメタリック)スバル インプレッサ(インプレッサスポーツ2.0i-L アイサイト・2016年10月発売)

両車のボディサイズは同程度だ。特にハッチバックの全長は4460mmで等しい。全幅はMAZDA3(ファストバック)が20mmワイドな1795mmになり、全高はルーフアンテナの部分を除いてインプレッサスポーツが15mm高い。

セダンもMAZDA3が35mm長い程度だが、ホイールベース(前輪と後輪の間隔)の数値はかなり違う。MAZDA3は2725mmだから、インプレッサ G4よりも55mm長い。また最小回転半径は両車とも5.3mだから、ホイールベースの長さを考えると、MAZDA3は小回りの利きが良い。

視界は、前方は同程度だが、側方と後方には差が生じた。

MAZDA3はサイドウィンドウの下端が高く、なおかつ後ろに向けて持ち上げたから、斜め後方と真後ろの視界は良くない。特にファストバックは、後席のサイドウィンドウが狭く、ボディ後端のピラー(柱)も太いから、後ろがかなり見にくくなった。

安全運転の第一歩は、車両の周囲に潜む危険の早期発見にあるから、視界が悪いと安全なクルマとはいえない。今はカメラで死角を補う機能が増えたが、側方から接近する自転車などは見落としやすい。後退は後ろを見ながら行うのが正しい運転方法だが、それができないクルマが増えた。

この傾向に流されないのがスバルだ。現行インプレッサは、先代型に比べればやや視界を悪化させたが、MAZDA3を含めたほかの車種に比べると今でも優れている。

勝者:インプレッサ

マツダ MAZDA3 vs スバル インプレッサ|内装のデザイン/質感/操作性/視認性比較

マツダ 新型MAZDA3 ファストバック(ソウルレッドクリスタルメタリック)スバル インプレッサ(インプレッサスポーツ2.0i-L アイサイト・2016年10月発売)

MAZDA3のインパネは水平基調で、車内がワイドに感じる。新型車とあって立体感もあり、見栄えの新鮮さとメーターの視認性やスイッチの操作性を両立させた。

インプレッサもインパネの周辺は上質で、スイッチの操作性も良い。質感も高いがデザインの新鮮味はMAZDA3が上まわる。

勝者:MAZDA3

マツダ MAZDA3 vs スバル インプレッサ|前後席の居住性比較

マツダ 新型MAZDA3 ファストバック(ソウルレッドクリスタルメタリック)スバル インプレッサ(インプレッサスポーツ2.0i-L アイサイト・2016年10月発売)

前席は両車とも頭上の空間に余裕を持たせ、シートのサイズも十分に確保した。座り心地は良好だ。

その上で比べると、MAZDA3は体重が加わる背もたれの下側から座面の後方をしっかり造り込んだ。背中のラインに沿ってサポートするから、運転姿勢が乱れにくい。座り心地は少し硬いが、ボリューム感が伴って欧州車風だ。サイドサポートも良く、横方向に加わる力を確実に支える。

ただしMAZDA3のシートは優れているが、ドライバーが運転姿勢を正確に合わせることが不可欠だ。体をシートに密着させるように深く座り、リクライニング角度は若干立て気味に調節する。座面の前側を少し持ち上げて大腿部が離れるのを防ぎ、両脇を引き締めるとベストな運転姿勢になる。背もたれを寝かせ、浅く座るような誤ったルーズな座り方は受け付けない。

一方、インプレッサの前席は一般的だ。体重の加わる部分を入念に造り込み、誰が座っても相応にサポートされる。MAZDA3に比べると座り心地も柔らかく万人向けだ。

この前席の違いは、クルマ全体の性格に通じている。MAZDA3は正確な運転操作に適しており、そのように扱うとドライバーがクルマに同化した気分を味わえる。対するインプレッサはリラックス感覚が持ち味で、多少のルーズな運転は許容する。

マツダ 新型MAZDA3 ファストバック(ソウルレッドクリスタルメタリック)スバル インプレッサ(インプレッサスポーツ2.0i-L アイサイト・2016年10月発売)

後席の造りも前席と基本的に同じだが、居住空間の広さが違う。身長170cmの大人4名が乗車して、後席に座る乗員の膝先空間は、MAZDA3が握りコブシ1つ半、インプレッサは2つ半に達する。

MAZDA3も後席に座った乗員の足が前席の下に収まり、大人4名の乗車を妨げないが、膝先空間が狭めだから長身の同乗者が座ると辛い。仮に後席の足元空間を30mm広げれば、後席の印象はかなり変わるだろう。頭上空間もインプレッサが少し広い。

ホイールベースは前述のようにMAZDA3が長いが、ペダル配置の最適化や走行安定性の向上などに費やした。そのために後席の足元空間はインプレッサが広くなった。

またMAZDA3のハッチバックは、サイドウィンドウの面積が著しく狭いために、後席に座ると圧迫感が生じる。子供など小柄な同乗者は、周囲の風景がかなり見にくい。つまりMAZDA3は明らかに前席優先で、インプレッサは4名乗車にも適する。

勝者:インプレッサ

マツダ MAZDA3 vs スバル インプレッサ|乗降性比較

インプレッサはフロントピラーが寝かされ、ルーフは後ろに向けて下降する。乗降性が良いとはいえないが、MAZDA3はそれ以上にドアの開口部が低く、乗り降りがしにくい。

勝者:インプレッサ

マツダ MAZDA3 vs スバル インプレッサ|動力性能&エンジンフィーリング比較

マツダ 新型MAZDA3 ファストバック(ソウルレッドクリスタルメタリック)スバル インプレッサ(インプレッサスポーツ2.0i-L アイサイト・2016年10月発売)

主力の2リッターガソリンエンジン同士で比べる。動力性能と加速力は両車とも同等だが、MAZDA3はアクセル操作に対する反応の仕方が少し機敏だ。4000回転を超えた領域の吹き上がりも活発に感じる。ATは6速の有段式だから、加減速にメリハリが伴うことも特徴だ。

インプレッサのエンジン特性も実用回転域の駆動力に余裕を持たせて扱いやすい。CVT(無段変速AT)を熟成させ、アクセル開度や負荷に応じたエンジン回転に調節されることも扱いやすさの秘訣だ。

つまり両車は異なる特徴を備えるが、総じてMAZDA3のエンジンがスポーティで上質に感じる。

勝者:MAZDA3

マツダ MAZDA3 vs スバル インプレッサ|走行安定性比較

マツダ 新型MAZDA3 ファストバックスバル インプレッサ(インプレッサスポーツ2.0i-L アイサイト・2016年10月発売)

ミドルサイズカーとあって、走行安定性は両車ともに良好だ。設計の新しいクルマらしく、後輪の接地性が高い。下り坂のカーブでブレーキを掛けながら危険を避ける場面でも、運転の難しい状態には陥りにくい。グリップバランスは後輪を優先させた。

この共通点を備えた上で、MAZDA3は車両を内側へ曲げる性能も高い。例えば峠道などを少し積極的に走っても、旋回軌跡が外側へ膨らみにくい。操舵角に応じて、確実に曲がっていく。挙動の変化が滑らかだから、運転がしやすく、楽しく感じる。また低速から高速まで、操舵に対する反応が自然だ。

MAZDA3に比べるとインプレッサは、反応が若干緩慢で、車両が向きを変えるまでの時間も少し長く感じる。MAZDA3は鈍くも神経質にも感じない、適度な操舵感に仕上げた。

MAZDA3の場合、カーブでは横方向の力が素直に発生して、乗員の体をシートのサイドサポートがしっかりと押さえることもメリットだ。体が不規則に動くことがほとんどないため、安定して支えやすい。

なおMAZDA3は、リヤサスペンションを独立式のマルチリンクから車軸式のトーションビームに変更したが、欠点は感じない。トーションビームで優れた走行安定性を得ている車種はほかにも多い。

勝者:MAZDA3

マツダ MAZDA3 vs スバル インプレッサ|乗り心地比較

マツダ 新型MAZDA3 ファストバックスバル インプレッサ(インプレッサスポーツ2.0i-L アイサイト・2016年10月発売)

乗り心地は両車ともにボディサイズの割に快適だ。特にMAZDA3は、デコボコを乗り越える時に、足まわりが素直に上下に動く。時速30~40km/hで少し荒れた場所を走ると、硬めに感じるが、角が丸いから不快ではない。むしろ路面状態が情報としてドライバーへ正しく伝わり、安心できる面もある。

おそらくインプレッサが目指しているのも、MAZDA3をもう少しマイルドにしたような乗り心地だろう。走行安定性を含めてMAZDA3が進歩的だ。

勝者:MAZDA3

マツダ MAZDA3 vs スバル インプレッサ|安全&快適装備

MAZDA3は単眼カメラとミリ波レーダー、インプレッサは2個のステレオカメラをセンサーに使い、緊急自動ブレーキを作動させる。基本的な機能は両車とも充実させた。

その上でMAZDA3では、狭い枝道などから大通りに出る時など、前方左右から接近する車両を知らせる前側方車両検知機能を備える(後退時の側方支援は両車ともに設定)。ハイビーム走行中に対向車や先行車を検知した場合、ハイビーム状態を保ちながら照射範囲を変えて相手車両の眩惑を抑えるアダプティブLEDヘッドライトも採用した。低速時のクルーズコントロールでは、独自の操舵アシストも作動する。

インプレッサは歩行者保護エアバッグの採用が画期的だが、両車の機能を比べると、設計の新しいMAZDA3が充実する。

勝者:MAZDA3

マツダ MAZDA3 vs スバル インプレッサ|グレード構成と価格

マツダ 新型MAZDA3 ファストバック(ソウルレッドクリスタルメタリック)スバル インプレッサ(インプレッサスポーツ2.0i-L アイサイト・2016年10月発売)

価格はMAZDA3・20Sプロアクティブが247万円、インプレッサ2.0i-Sアイサイトが239万7600円で、後側方警戒支援システムなどを加えて245万1600円だ。

ほぼ同じ価格だが、安全装備の機能から判断するとMAZDA3が割安になる。インプレッサの価格も研究して安く抑えた。

勝者:MAZDA3

マツダ MAZDA3 vs スバル インプレッサ|総合評価/どっちが買い!?

スバル インプレッサ(インプレッサスポーツ2.0i-L アイサイト・2016年10月発売)

MAZDA3は、動力性能、走行安定性、乗り心地が優れ、安全装備も充実させた。インプレッサは視界と取りまわし性、後席の居住性が上まわる。両車は個性が異なるので、ニーズに応じて選べば良い。

ただし、MAZDA3 ファストバックの後方視界の悪さと後席の狭さは、少なくとも日本の市場では大きな欠点になる。このサイズのクルマはファミリーカーとして使われ、家族を後席に同乗させたり、買い物に出かけて後退する機会も多いからだ。

この点を開発者に尋ねると「今後発売されるSUVのCX-30は、後席のスペースが広く、(水平基調のボディスタイルによって)後方視界も良い」という返答だった。MAZDA3やインプレッサと併せて、CX-30も検討するとニーズに合ったクルマ選びができるだろう。

走りの良さを重視するなら断然MAZDA3だが、居住性、積載性、取りまわし性も考慮するバランス型のクルマ選びでは、インプレッサやCX-30を推奨したい。

勝者:インプレッサ

[筆者:渡辺 陽一郎]

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