【ハスラー対抗】ダイハツ タフト、絶滅危惧種「ガラスルーフ」をどうしても装備したかった理由

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2020年6月発売予定のダイハツ タフト、その内外装デザインの詳細が早くも明らかになった。その際、タフトだけの特徴として初公開されたのが大型ガラスルーフ、その名も「スカイフィールトップ」だ。日本車では近年採用例が少ないガラスルーフを全車標準装備するタフト、その真意とは。

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目次[開く][閉じる]
  1. 外観のインパクトに負けない! 実はこだわり強めなインテリアにも注目
  2. スズキのライバル「ハスラー」とは“あえて”差別化を図ったコンセプトとは
  3. スカイフィールトップは「タフトらしさ」に必要不可欠な存在

外観のインパクトに負けない! 実はこだわり強めなインテリアにも注目

ダイハツの全く新しい軽クロスオーバーSUV「タフト」。まあ身もふたもない言い方をすれば「スズキ ハスラー」の対抗馬なのだけど、タフトはもっとデザインのエッジが効いてる。ゴツいけど、ちょっとレゴみたいなかわいらしさも共存ずる不思議なデザインが面白い。

ついそんな外観のインパクトにばかり目がいってしまうところだが、タフトはインテリアのデザインも特徴的だ。

中でも注目したいのは、頭上に広がる大型のガラスルーフ「スカイフィールトップ」

しかもなんと全車標準装備されるというから驚く。

だいたい夏の日差しが強く蒸し暑い日本では、ガラスルーフはあまり好まれないイメージがある。実際、今市販されている軽自動車やコンパクトカーで、サンルーフやガラスルーフの設定があるクルマはほぼ皆無。

それでもなおスカイフィールトップを装備するのだから、それ相応の強いこだわりがあると考えられる。

スズキのライバル「ハスラー」とは“あえて”差別化を図ったコンセプトとは

タフトの車名はTough & Almighty Fun Toolに由来。日常からレジャーシーンまで大活躍し、毎日を楽しくしてくれる頼れる相棒という商品コンセプトで誕生した。

もちろん開発現場の壁には「打倒ハスラー!」と貼られていたかもしれないが(想像です)、実際出てきたタフトは、車名通り「タフ」で男性的なイメージ。その意識で先代ハスラーを見てみると、だいぶ女性的で優しいイメージすらあるから面白い。

ダイハツ広報部に聞くと「あえて狙いました」

ライバルを強烈に意識しつつも、ちょっとだけ違う価値観を提供することで、軽クロスオーバーSUVのマーケットがまだまだ拡がっていく余地があると考えているのだ。

もっとも、2019年末にデビューした2代目の新型ハスラーが、初代に比べタフさと道具感を強調してきたのは、ダイハツにとっても想定外だったとは思うが・・・。

スカイフィールトップは「タフトらしさ」に必要不可欠な存在

インテリアも同様。単なる後追いではなく、タフトならではの商品性をアピールすることが重要だと考えた。

「Back Packスタイル」と称し、前席を「クルースペース」(乗員の場所)、後席を「フレキシブルスペース」(主に荷室)と、明確に区別。前後で内装色まで変えるほどこだわった。

タフトの前席は「乗る人の気分をアゲる場所」

中でも前席のクルースペースは、レジャーだけでなく、日常でも楽しめるような乗る人の気分をアゲる場所だと定義している。

スカイフィールトップは、写真で見ての通りなかなか開放感がある。ガラスルーフに不慣れな我々日本のユーザーにとっては、この非日常的な空間こそ「乗る人の気分をアゲる場所」となるのかもしれない。

「毎日を楽しくしてくれる頼れる相棒」というコンセプトを貫くためにも、スカイフィールトップは必要不可欠な装備だったというワケだ。

[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)/撮影:ダイハツ工業・MOTA編集部]

ダイハツ/タフト
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トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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