2代目もヒット確実! 走りも使い勝手も文句なしのデキ|スズキ 新型ハスラー試乗

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2013年にデビューしたスズキ ハスラーが2代目に進化。新開発のNAエンジンや進化した先進安全装備など話題は盛りだくさん。今回は軽自動車に造詣が深い青山尚暉氏が“軽史上最高の商品レベル”と絶賛するほど。そんな新型ハスラーのデキを公道でチェック!

目次[開く][閉じる]
  1. 軽のレベルを超えたボディ剛性
  2. 新開発のNAとターボを用意! CVTは全車新開発
  3. ジムニー譲りの走破性? 4WD性能はガチ
  4. ターボいらず? NAでもパワフル
  5. 高級車並みの乗り心地と言ってもオーバーではない
  6. ターボはガチで普通車並みの走りに
  7. 待ちに待ったACC搭載! 装備も文句なし
  8. どれをとってもカンペキ! 売れるコト間違いなし
  9. 最後まで読んで頂いた方には超豪華な旅館宿泊のチャンス!

軽のレベルを超えたボディ剛性

新型ハスラーは、乗り心地や走行性能にかかわるボディそのものも一段としっかりしている。ボディ剛性を高めているだけでなく、スズキ軽初の構造接着剤をドアやラゲッジ部分の開口部に使うことで、ボディ全体の剛性を20~30%向上させている。

スズキ 新型ハスラーを徹底解剖! 気になる全てを網羅

新開発のNAとターボを用意! CVTは全車新開発

エンジンはNA(ノンターボ)とターボを用意し、どちらもモーターアシスト機能を持つマイルドハイブリッド仕様だ。特にNAモデルは、エンジンとCVTともに完全新設計され、燃費と加速性能を高い次元で両立。ターボモデルも新設計のCVTと組み合わせることで、さらなるパフォーマンスを発揮してくれる。

ジムニー譲りの走破性? 4WD性能はガチ

ハスラーはワゴン×SUVというキャラクターだけに、アウトドアや悪路、雪道にも強いクロスオーバーモデル。初代ハスラーは、雪国のユーザーからの要望に応えて登場した経緯があるほどで、見た目のカジュアルさとは裏腹に、走破性にもこだわりぬいたクルマなのである。

アウトドアにぴったりのお助け機能も

新型では、悪路走破性の目安になるアプローチアングル、デパーチャーアングルともに向上させ、2WD、4WDともに最低地上高をゆとりある180mmに設定。

さらに先代にもあった、スリップを防止するグリップコントロール、急な下り坂を安心して走れるようになるヒルディセントコントロールに加え、新たにスノーモードを追加。雪国のユーザーだけでなく、冬、スキー、スノーボードを楽しむ都会のユーザーにとっても大きなメリットになることは間違いない。

ターボいらず? NAでもパワフル

そんな新型ハスラーは、走ってもゴキゲンである。標準のNAエンジンモデルは、アクセルペダルの踏み始めの一瞬だけ、ゴロゴロとした3気筒エンジンらしい振動と音を伝えてくるものの、そこからは実にスムースかつトルキーに速度を上げ、街乗りメインなら過不足ない動力性能を、意外なほど静かに発揮してくれる。

しっかりボディでバツグンの安定感

パワーステアリングは軽すぎず、重すぎない絶妙なタッチで、切ると自然かつ穏やかに向きを変えてくれるから安心感もばっちりだ。

先代では倒れ込むような挙動を示した、カーブに勢いよく飛び込んでしまったシーンでも、新型はボディの傾き最小限。安心感、安定感の進化はめざましい。

高級車並みの乗り心地と言ってもオーバーではない

しかし、新型ハスラー最大のハイライトは、乗り心地にある。前記したボディ剛性の高さと、乗り心地に特化した専用開発のタイヤによって、下手な上級車をしのぐ、フラットで上質、快適無比な乗り心地を、全席で味わえるようになった。

ちょっと専門的な話をすれば、先代の2WDモデルの後席に座り、荒れた路面や段差に差しかかると、強めの突き上げ、ショックが伝わってきたのだが、新型はリヤサスを乗り心地に有利なものに変更したため、結果的に、クロスオーバーモデルにして軽自動車最上級どころではない快適な乗り心地を実現してしまったのである。

うそだと思ったら、荒れた路面を走り比べてみるといい。その差は歴然のはずである。

ターボはガチで普通車並みの走りに

一方、ハスラーの真打ちと言えそうな、ターボ×4WDモデルの走行性能は、まさに軽自動車の概念を一変させる、下克上的なものと言っていい。動力性能はより排気量の大きいNAエンジン(1・3L級)を思わせるもので、出足から中間加速まで余裕の余裕。フル乗車のロングドライブも、ストレスフリーでこなしてくれそうだ。

しかも、NAエンジン×2WDに対する重量増がいい方向に作用し、乗り心地はさらにしっとり、しなやかで、極上の快適感を、前後席ともにもたらしてくれるのだ。

待ちに待ったACC搭載! 装備も文句なし

さらにターボモデルには、下手にブレーキを踏むよりスピードコントロールがしやすくなり、ドライブを楽しめるパドルシフトが備わるほか、スズキ軽初のACC(渋滞追従型アダプティブクルーズコントロール)も装備。ますます充実した先進運転支援機能=スズキ・セーフティサポートとともに、高速走行を一段とストレスフリー、安心安全なものにしてくれるのだから、カンペキである。

どれをとってもカンペキ! 売れるコト間違いなし

それにしても、新型ハスラーは、デザイン、機能、居住性、ラゲッジの使い勝手、先進運転支援機能、そして走行性能の大きな進化によって、初代以上のヒット作になることは、間違いないだろう。現時点で、軽自動車最高レベルの商品力の持ち主であると、断言したい。雪国のユーザーはもちろん、アウトドア派、スノースポーツ派、マリンスポーツ派には特にお薦めである。

【筆者:青山 尚暉/撮影:森山 良雄】

スズキ ハスラー 660 ハイブリッド Xターボ 4WD / スズキ ハスラー 660 ハイブリッド X 主要スペック比較表

車種名

ハスラー

ハスラー

グレード名

660 ハイブリッド Xターボ 4WD CVT

660 ハイブリッド X CVT

価格(消費税込み)

175万円

152万円

全長×全幅×全高

3395mm×1475mm×1680mm

3395mm×1475mm×1680mm

ホイールベース

2460mm

2460mm

駆動方式

4WD

FF

車両重量

880kg

820kg

乗車定員

4名

4名

エンジン種類

直列 3気筒 DOHC

直列 3気筒 DOHC

総排気量

658cc

657cc

エンジン最高出力

47kW(64PS)/6000rpm

36kW(49PS)/6500rpm

エンジン最大トルク

98Nm(10kg・m)/3000rpm

58Nm(5.9kg・m)/5000rpm

トランスミッション

インパネ CVT

インパネ CVT

使用燃料

レギュラー

レギュラー

燃料消費率(JC08モード燃費)

--km/L

30.4km/L

燃料消費率(WLTCモード燃費)

--km/L

--km/L

燃料消費率(WLTC:市街地/郊外/高速道路モード)

--km/L

--km/L

タイヤサイズ

165/60R15

165/60R15

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スズキ/ハスラー
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新車価格:
136.5万円183.4万円
中古価格:
29.8万円329.8万円

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青山 尚暉
筆者青山 尚暉

学生時代はプロミュージシャン、その後自動車専門誌2誌の編集を経てフリーのモータージャーナリストに。現在は自動車業界だけでなく、愛犬のラブラドールとジャックラッセルとともに、愛犬との快適で安全なクルマ旅を提案するドッグライフプロデューサーとしても活動中。また、クルマのパッケージを寸法で比較するため、独自の計測ツールを開発。1台につき25項目以上を詳密計測。実用性の目安として、記事中で展開している。現在、自動車用純正ペット用アクセサリーの企画、開発も行う。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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