【打倒ハスラー】レゴみたい!? ダイハツ タフト、内装・カラーバリエーション初公開 新型軽SUVでイチオシの意外な装備とは

  • 筆者: 小鮒 康一
  • カメラマン:ダイハツ工業・MOTA編集部
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2020年6月、軽クロスオーバーSUVのニューモデル「ダイハツ タフト」がデビューする予定だが、正式発表を前にした4月20日、ダイハツから早くも主な車両の概要が先行公開された。デザインは東京モーターショー2019に出展され好評だったコンセプトカー「WakuWaku」から継承。明らかにスズキのヒット作「ハスラー」を意識したタフで力強い内外装や、独自の大型ガラスルーフなど、見どころは満載だ。

早くも話題騒然の新型タフトについて、徹底解説する。

>>あのライバルに…似てる? 似てない!? ダイハツ 新型タフト画像で見る

目次[開く][閉じる]
  1. 発売が待ち遠しい! 6月登場予定のダイハツ タフトってどんなクルマ?
  2. ちょっとレゴっぽい!? ワイルドさを打ち出したSUVらしいタフなデザイン
  3. これはウレシイ! 大きなガラスルーフ「スカイフィールトップ」を全車標準装備
  4. インテリアは軽快さと機能を両立させた「バックパックスタイル」
  5. ダイハツ 新型タフト、それ以外の気になるアレコレ

発売が待ち遠しい! 6月登場予定のダイハツ タフトってどんなクルマ?

2020年6月に発売が予定されているダイハツの新型軽クロスオーバーSUVである「TAFT(タフト)」。

ダイハツの軽SUVといえば、古くは「スズキ ジムニー」のライバルとして1998年に登場した「テリオスキッド」や今年の3月まで販売していた「キャスト アクティバ」が知られるところだが、タフトは現在一人勝ち状態の「スズキ ハスラー」に真っ向勝負を挑む新型車ということになる。

>>新しいダイハツ タフトってどんなクルマ!? 拡大画像で見てみる

タフトという名前を聞くと、往年のダイハツファンは1970年代に存在した小型のジープタイプの車両を思い浮かべるかもしれないが、現在販売中の「ロッキー」と同様に過去のモデルとの直接的なつながりはなく、”Tough & Almighty Fun Tool”の頭文字を取ったものとのことだ。

そんな新型タフトは、ダイハツの新世代の設計思想であるDNGA(Daihatsu New Global Architecture)を用いて作られており、軽自動車としては昨年7月に発売された4代目のタントに続く第2車種目となる。果たしてどんな車両になっているのか、現在までに判明している点をまとめてみたい。

ちょっとレゴっぽい!? ワイルドさを打ち出したSUVらしいタフなデザイン

ダイハツ タフトのデザインは東京モーターショー2019に出展された「WakuWaku」が源流となっており、一目でSUVということが分かるタフでワイルドなデザインが特徴だ。

丸目ライトを採用し可愛らしい印象があるハスラーに比べ、頼もしい顔つきやタフでスクエアーなボディなどは、登録車のSUVユーザーがダウンサイジングを検討する際にも受け入れられるデザインと言えるだろう。

ヘッドライトとテールレンズは高い位置に横基調のデザインのものを配することで、視覚的な車高の高さを演出し、SUVらしさをアピールする樹脂フェンダーもサイドから前後に回り込むデザインとしたことで、軽自動車の全幅内に収めつつも大きなオーバーフェンダーが備わっているかのように見えるのである。

これはウレシイ! 大きなガラスルーフ「スカイフィールトップ」を全車標準装備

また、ライバル車に備わらない大きなアドバンテージと言えるのが、運転視界を景色に変える大きなガラスルーフ「スカイフィールトップ」だろう。

フロントシート上部をほぼすべてカバーするほどの大型ガラスルーフは、ミニマムな印象になりがちな軽自動車の室内空間を開放的に彩ってくれる。もちろん、紫外線や赤外線を減らすスーパーUVカット&IRカット機能や、開閉式のシェードもついているので、いつでも快適なドライブを楽しむことができる。

ボディカラーには自然をイメージさせるアースカラーである「レイクブルーメタリック」、「フォレストカーキメタリック」、「サンドベージュメタリック」の新規開発3色を始め、道具感に拘ったアクティブさを表現する9色のカラーがラインナップされている。

その一方で最近のトレンドでもあるツートーンカラーは用意されていないのだが、大型ガラスルーフの「スカイフィールトップ」が全車標準装備されることで、視覚的にはブラックルーフに見えるという嬉しいオマケ付きなのだ。

>>他にも黄色や黒、白に赤も! ダイハツ タフトのカラーバリエーションを拡大画像で見てみる

インテリアは軽快さと機能を両立させた「バックパックスタイル」

よりアクティブに使うユーザーを想定し、タフトのインテリアはフロントシートを「クルースペース」、リアシート及び荷室を「フレキシブルスペース」とし、インテリアカラーも異なるものを採用している。つまり、フロントシートには乗員を、リアシート及び荷室はバックパックのように荷物をたくさん運べる機能を集約させているというわけだ。

そのため、リアシートを倒すとフルフラットなスペースが生まれ、ラゲッジボードやシートバックには汚れにくい素材が使われている。また、荷室に備わるフレキシブルボードを下段にすれば背の高いものを安定して載せることが可能となり、立てかけモードにすれば高さのある荷物を載せることができ、ボードに備わる2か所のフックを使用することもできるようになる。

もちろん、リアシートを起こしての使用も考慮されており、大人2人が快適に座れるようにも作られているので、レジャーで遊ぶことから日常で使うことまで、幅広いシーンをこれ1台でまかなうことができるのだ。

>>ダイハツ 新型タフトのインテリアを拡大画像でチェック!

ダイハツ 新型タフト、それ以外の気になるアレコレ

実は現段階では詳しいスペックや装備、グレード体系や価格などは明らかになっていないタフト。現状で判明しているのは、エンジンはターボとNAの2種類が用意され、ミッションはCVT、駆動方式も2WDと4WDが用意されるということくらい。

恐らくパワートレインは現行タントと共通となるだろうが、スライドドアを持たず、全高も低いタフトの方が車両重量や空気抵抗が小さくなることが想像できる。そのため、動力性能、燃費性能ともに向上していることは間違いないだろう。

また、オートホールド機能付電動パーキングブレーキがダイハツの軽自動車としては初めて採用されており、タントでは実現しなかった停止保持機能付きアダプティブクルーズコントロールの装着にも期待が持てる。もしこれが実走されれば、ライバル車に対する大きなアドバンテージとなるはずだ。

まだまだ伸びしろのありそうな軽のクロスオーバーSUVというジャンルに新たにリリースされるタフト。デビュー前から人気車種になる予感しかしないが、早く実車に触れてみたいものである。

[筆者:小鮒 康一/撮影:ダイハツ工業・MOTA編集部]

ダイハツ 新型タフト 主要スペック[予測]

車種名

タフト

グレード名

不明

価格(消費税込み)

ーー万円

全長×全幅×全高

3395mm×1475mm×1680mm

ホイールベース

2460mm

駆動方式

4WD(四輪駆動)/FF(前輪駆動)

乗車定員

4名

エンジン種類

直列 3気筒 DOHCターボ/ノンターボ

総排気量

658cc

エンジン最高出力

[ターボ]47kW(64PS)/6400rpm
[ノンターボ]38kW(52PS)/6900rpm

エンジン最大トルク

[ターボ]100Nm(10.2kg・m)/3600rpm
[ノンターボ]60Nm(6.1kg・m)/3600rpm

トランスミッション

CVT

使用燃料

レギュラー

燃料消費率(WLTCモード燃費)

22.2km/L

※記載のスペックは2020年4月現在のMOTA編集部予想数値であり実際とは異なる場合があります

ダイハツ/タフト
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新車価格:
132万円180.4万円
中古価格:
99.9万円620万円
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新車価格:
131.4万円173.8万円
中古価格:
23万円199万円

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小鮒 康一
筆者小鮒 康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後に急転直下でフリーランスライターへ。国産旧車に造詣が深いが、実は現行車に関してもアンテナを張り続けている。また、過去に中古車販売店に勤務していた経験を活かし、中古車系の媒体でも活動中。最近では「モテない自動車マニア」の称号も獲得。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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