F1のマクラーレンが造る市販スーパースポーツ「McLAREN 570S COUPE」 海外試乗レポート(1/4)

  • 筆者: 大谷 達也
  • カメラマン:マクラーレン・オートモーティブ
F1のマクラーレンが造る市販スーパースポーツ「McLAREN 570S COUPE」 海外試乗レポート
McLAREN 570S COUPE(マクラーレン 570S クーペ) 試乗レポート/大谷達也 McLAREN 570S COUPE(マクラーレン 570S クーペ) 試乗レポート/大谷達也 McLAREN 570S COUPE(マクラーレン 570S クーペ) 試乗レポート/大谷達也 McLAREN 570S COUPE(マクラーレン 570S クーペ) 試乗レポート/大谷達也 McLAREN 570S COUPE(マクラーレン 570S クーペ) 試乗レポート/大谷達也 McLAREN 570S COUPE(マクラーレン 570S クーペ) 試乗レポート/大谷達也 McLAREN 570S COUPE(マクラーレン 570S クーペ) 試乗レポート/大谷達也 McLAREN 570S COUPE(マクラーレン 570S クーペ) 試乗レポート/大谷達也 McLAREN 570S COUPE(マクラーレン 570S クーペ) 試乗レポート/大谷達也 McLAREN 570S COUPE(マクラーレン 570S クーペ) 試乗レポート/大谷達也 McLAREN 570S COUPE(マクラーレン 570S クーペ) 試乗レポート/大谷達也 画像ギャラリーはこちら

あのマクラーレンがF1マシン開発を想わせるスピード感で展開する市販スポーツカー群

McLAREN 570S COUPE(マクラーレン 570S クーペ) 試乗レポート/大谷達也McLAREN 570S COUPE(マクラーレン 570S クーペ) 試乗レポート/大谷達也

ご存じのとおり、マクラーレンといえば世界中で開催されるF1グランプリに挑むレーシングチーム。ただし、F1チームは自分たちでレーシングカーを開発・製造しているので、勝ち続けるためには、2週間に1回ほど開催されるレースのために続々とマシンを開発しなければいけない。極端にいえば、2週間に1度マイナーチェンジしている自動車メーカーみたいなもの。したがって、その開発スピードは普通の自動車メーカーとは比べものにならないくらい速い。

ところで、フェラーリやランボルギーニと並ぶスーパースポーツカーを開発・生産しているマクラーレン・オートモーティブは、いちおうF1チームとは別会社になっているもののマクラーレン・グループの一員で、本社社屋はF1チームと共有だし、人の行き来もあるらしい。

というわけで、そうした開発テンポの速さはマクラーレン・オートモーティブ(以下、マクラーレン)にも自然と受け継がれているみたいだ。

McLAREN 570S COUPE(マクラーレン 570S クーペ) 試乗レポート/大谷達也

その事実を端的に示しているのが、マクラーレンが掲げている「毎年ニューモデルを少なくとも1台は発表する」という公約。実際、彼らは新生マクラーレンとしての第一作目である「MP4/12C」を2011年にローンチして以来、「MP4/12Cスパイダー」、「650S」、「650Sスパイダー」、「P1」、「P1 GTR」などを続々と発表。

2015年に入ってからは「570S」、「540C」、「675LT」と3台もニューモデルを市場に投入する勢いを見せている。

「毎年最低でも1モデル以上の新型を発表する」と公言する歴代マクラーレン車をちょっと整理してみた

McLAREN 570S COUPE(マクラーレン 570S クーペ) 試乗レポート/大谷達也

でも、こんな数字とアルファベットの羅列ばかり見せられても、私たち日本人にはあまりピンとこない。

そこで各モデルの位置づけをもう少しわかりやすくするため(でもないのかもしれないけれど)、マクラーレンは3つのクラスを設定した。そのトップに位置するのはアルティメット・シリーズで、P1とP1 GTRという2台の限定モデルのみがここに含まれる。

続くスーパー・シリーズは現在のマクラーレンの中核を成すもので、すでに生産を終了している12C、もっとも売れ筋の650S、そして世界限定500台が発売とほぼ同時に完売となった675LTの3モデルはここに属する。

McLAREN 570S COUPE(マクラーレン 570S クーペ) 試乗レポート/大谷達也

そして価格的にもっとも手頃なのがスポーツ・シリーズで、誕生したばかりの570Sと540Cはここに名を連ねる。

「じゃあ、570Sはマクラーレンのなかでいちばん下のクラスなのね?」と言われると、返答に困ってしまう。なにしろ、それは半分当たっているけれど、半分は間違っているからだ。

[650Sと570S、その違いとは・・・次ページへ続く]

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大谷 達也
筆者大谷 達也

1961年、神奈川県生まれ。エンジニア職を経験後、1990年二玄社に就職し、CG編集部に配属となる。以来、20年間にわたり同誌の新車情報、モータースポーツに関する記事を企画・編集・執筆。2010年3月フリーランスとなる。現在もCGの編集・執筆業務に携わる傍ら、ENGINE、GENROQ、東京中日スポーツ新聞、レーシングオンなどにも寄稿。日本モータースポーツ記者会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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