トヨタ プリウスワゴン 試乗レポート/小沢コージ(3/4)
- 筆者: 小沢 コージ
- カメラマン:オートックワン編集部
メカニズムはプリウスと一緒だがどこか違う!
そして走りだが、基本的には現行プリウスと同じだ。パワートレインは99psの1.8リッターエンジンと82psのモーターを使った共通のハイブリッドユニットで、動力バッテリーも、新たにリチウムイオン電池を搭載するミニバン版にしても電気容量はプリウスと同じ。極端な性能の差はない。
ただし、ボディがデカくて重くなった分、ギア比やモーター制御は若干変えてあるそうで、短いコースで乗っただけだが、加速はノーマルとあまり遜色はなかった。
それより面白いのはボディが重くなったこともあるのだろうが、乗り心地は逆に良くなっている。聞けば遮音材の最適配置などで静粛性はノーマルより上がってるようで、やっぱりクルマは開発が進めば進むほど良くなる。
ステアリングフィールにしても、より滑らかになったようで、走りにおけるデメリットはちょい乗り程度では感じられなかった。
一方、リアシートにも乗ってみたが、3列目はともかく、2列目はシートポジションにもよるが余裕がある。特に頭回りの開放感はさすがだ。さらに一番前にした時も、1列目のシートバックの形状を変更し、ヒザが入れるようにえぐってあって非常に細かい。またチョイノリした時の乗り心地も悪くない。
そして3目だが、さすがに広くは無いし、床が高いわりにシート高が低めなので多少窮屈だが、乗れないというほどではない。中距離移動はできそうだ。
この記事にコメントする