スズキ ワゴンR 新型車徹底解説(6/6)
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軽自動車初の直噴+ターボで19.0km/リットルを達成
新ワゴンRに用意されるエンジンは、ワゴンR系が54馬力のツインカム自然吸気と、60馬力のツインカム低プレッシャーターボの2種。RR系は64馬力のツインカム高プレッシャーターボと、同じく64馬力のツインカム直噴ターボの2種。
なかでも注目なのは直噴+ターボのユニット。スズキは昨年7月に軽自動車用直噴エンジンを開発し実用化しているが、今回はその直噴エンジンにターボを組み合わせるという手法をとった。直噴エンジンはシリンダー内で圧縮された空気に直接燃料を噴射するため、高い圧縮比に設定することが可能で、効率のいいエンジンが設計できる。さらにターボを組み合わせることで全域での安定した燃焼が可能となり、リッターあたり19.0kmという10・15モード燃費を実現するとともに、「超-低排出ガス車」の認定も取得している。
サスペンションは従来どおり、フロントにストラット、リヤにトーションビーム方式を踏襲。しかし、フロントサスペンションは、従来のI型ロアアームからさらに剛性の高いL型ロアアームに変更。ロードホールディング性能を向上しつつ、乗り心地をアップしている。
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