三菱自、改良で向上したはずの燃費が逆にダウン!燃費の再測定値公表で悪質な内容が明らかに(2/2)

三菱自、改良で向上したはずの燃費が逆にダウン!燃費の再測定値公表で悪質な内容が明らかに
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まだまだ隠している事実はある?

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今回公表されたデータで一番乖離の大きかったのは、前期型eKスペースの『G 4WD』。

カタログデータの24.6km/Lに対し、実力値は20.4km/Lとなり、16%以上上乗せしていた。これまた走行抵抗だけでは到底でない差である。

ちなみに三菱自動車は記者会見で「29km/Lまでは届くメドが付いていた。29.2km/Lには届かなかった」と答えていたけれど、これもウソでした。

初期型の燃費は前述の通り26.8km/Lと、開発スタート時の目標と同等。つまり5回に渡る燃費目標の向上は一度も実現出来ておらず、最初のままだったということである。5回の改良、エンジンから変速機に至るまで他分野も関連していたハズ。

まだまだ隠している事実はあると考えていい。

燃費不正の全貌が判明するまでは、もう少し時間かかりそうだ。

[Text:国沢光宏]

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国沢 光宏
筆者国沢 光宏

1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産 リーフやトヨタ MIRAIなど多数。趣味はラリーに出場すること。人気のない(本人談)Webサイトを運営中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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