【試乗】マツダ 新型アクセラ 鹿児島ロング試乗レポート/飯田裕子(3/5)
- 筆者: 飯田 裕子
- カメラマン:和田清志
ワインディングに入りコーナーを2つ、3つと曲がったところで、シャキッとしたボディとしなやかに動くサスペンションが素敵なドライビングリズムを作り出し、コーナーでもアンジュレーションのある路面でも四輪の接地感を“当たり前にように”感じながら走ることができるのです。
新型アクセラ 15S 6MTにおける“ドライバー”と“クルマ”との一体感は、重すぎず軽くもない適度なステアリングフィールとシートに伝わる挙動によって存分に味わえます。
ただしエンジントルクは並で、加速の伸びもソコソコ、ということも申し上げておきましょう。高速道路や上り坂のコーナリングでは、必要なトルクを自らのMT操作で引き出す必要があります。
ですが、エンジンの美味しいところをカッチリと節度感のあるシフトレバー操作で引き出して走ることこそマニュアルモデルの醍醐味!新型アクセラの完成度の高さたるや、世界のFF車のベンチマーク「フォルクスワーゲン ゴルフ」に最も近い国産モデルと言っても過言ではないでしょう。
ちなみに、ハッチバックモデルには1.5リッター/2リッターガソリンエンジンのほかに2.2リッターディーゼル搭載モデルもあり、すべてのエンジンで6ATと6MTを選ぶことが出来ます。
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