ホンダ 新型ステップワゴン 燃費レポート|待ちに待ったハイブリッドモデルの実力を徹底評価!ガソリンとどう変わった!?(2/7)
- 筆者: 永田 恵一
STEPWGN SPADAハイブリッド実燃費レポート|街乗り・市街地編
ホンダ ステップワゴンスパーダハイブリッドの実燃費|市街地編 | ||
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市街地実燃費 | WLTCモード燃費 | |
ホンダ STEPWGN SPADA ハイブリッド | 19.2km/L | 18.8km/L |
トヨタ ヴォクシー ハイブリッド | 16.6km/L | ーー |
STEPWGN SPADAハイブリッド 市街地での実燃費:19.2km/L
5代目ステップワゴンのガソリンモデルは、やはり市街地での燃費の悪さがネックとなっており、ユーザーからも「燃費が悪い」との評判がもれ聞こえていた。しかし、ハイブリッドを搭載したことでネックであった街乗りでの燃費が大幅に改善されたのは間違いないようだ。
ステップワゴンハイブリッドの市街地での実燃費は19.2km/L、ガソリンモデルと比較すると+6.4km/L(約1.48倍)の改善がみられる。ライバルのヴォクシーと比べても+2.6km/Lだ。
これだけの燃費を記録した要因としては、エンジン効率の高さやEV走行領域の広さ、回生制動効率の高さが挙げられる。
ホンダの2モーターハイブリッドは、トヨタの2モーターハイブリッド以上に静かで、EV走行領域が広い電気自動車に近いハイブリッドカーなので、市街地での運転は非常に楽である。
また前述した回生制動に関しても、2017年6月にマイナーチェンジされたフィットのハイブリッドと同様にブレーキペダルを踏んだ際のタッチが良くなっており、ブレーキコントロールがし易くなっている。そのため、無駄のないブレーキ操作が可能になっていた。
なお、EV走行中の追い越しなどで発生する本格的な加速は、アクセルペダルを踏んでからのタイムラグが1秒に満たない程度生じる。筆者は特に不満はないが、人によっては気になると思うので、ディーラーでの試乗の際に確認して欲しい。
全速度域対応のACCは市街地の混雑でも十分使えるレベル
全速度域対応となったACCは市街地でも試してみた。難点としては、発進時の先行車に対する追従が遅れ気味なのと、車間を一番短く設定するとブレーキが多少遅い傾向が挙げられる。
しかしそれ以外特に不満は見つからず、加減速もスムースで、市街地でも十分使えるACCに仕上がっていた。
さらにステップワゴンスパーダハイブリッドは電動パーキングブレーキを採用したことにより、ブレーキホールド機能も備えているので、ブレーキホールド機能をオンにしておけば、自分で運転している際の停止中もブレーキホールド機能が働き、市街地での疲労軽減に貢献していた。
ステップワゴンは標準装備でも車中泊が意外に快適
ちなみに筆者は今回のテスト前、都合によりステップワゴンスパーダハイブリッドで仮眠していたのだが、2-3列目をフルフラット状態にするとなかなか快適に寝られたことを報告しておこう。
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